その14

 

 

 

 

「ほら、何をぐずぐずしているんだ? さっさと服を脱いでしまえ」

義理とは言っても孫娘に対して、あんまりな台詞であったが、それでも美咲は

逆らう事もなく、老人の前で学校の制服を脱いで行く。何も知らなかった乙女

を陵辱した、憎むべき義理の祖父なのだが、あの日、両親のアブノーマルなセ

ックスを初めて見せつけられた時から、この老人は美咲にとって優しい祖父で

は無く、沸き立つマゾの血を宥めてくれる支配者に成っている。

だからこそ、命令された通りに少女は躊躇う事も無く、着衣の最後の一枚まで

も脱ぎ捨てていた。若さ溢れる染みひとつ見当たらない孫娘の柔肌を眺める老

人の目に、あの地下室の義父に通じる狂気の光が仄めけば、美咲は足が竦んで

動けない。

しかし、恐怖では無く膨れ上がっている興奮を持て余す美咲の顔には、本人も

自覚は無いが好色な笑みが浮かんでいる。そんな素直な孫娘の態度に満足した

老人は、傍らにある古い箪笥の一番下の段をあけると、中から年期の隠った風

情のある薄汚れた荒縄の束を取り出した。

「しばるの? 」

「あたりまえじゃろう? お前もそうして欲しいから、こんな爺の侘び住居を

 訪ねて来ておるんじゃないか」

心の奥底に密かに漂う被虐を好む気持ちを言い当てられて、美咲は頬を赤く染

めて俯いた。屋敷の外では自由奔放にふるまう美女だが、どんなに相手を変え

てセックスに及んでも、この屋敷の離れでの老人との行為に比べると、どれも

全部に物足りなさを感じている。

童貞を喰ってしまった美少年との学校という場所柄も弁えぬ桃色遊戯や、あの

怪し気なクラブで、名も知らぬ連中の肉便器に成る悪戯も、たしかに彼女を悦

ばせる代物なのだが、それでも飢えた淫心は完全には満たされる事は無く、結

局はこうして義理の祖父の待つ家に足を向けてしまうのだ。

「さあ、いつもの様に両手を上に挙げて、バンザイしなさい」

事がここに至れば、もう生意気で奔放な生徒会長の姿は微塵も無い。目に狂気

の光を見せる老人の言葉は、マゾの血が滾る美咲には天の声にも等しいのだ。

彼女の後ろに回った源蔵は、慣れた手付きで孫娘の胸元に荒縄を食い込ませた

「あっ… 」

豊かな胸の二つの膨らみの根元を絞り上げる様にめり込む縄の感触に、美咲は

目眩がするほどの快美を覚えて、なんとも艶っぽい声を漏らす。彼女は気付い

ていないのだが、その声は、あの母屋の地下室で母親が漏らす嬌声に酷似して

いる。

血は争えぬものと、ひとり得心する老人の手により、少女は見る間に縄掛けさ

れて行く。柔肌に食い込む荒縄の痛みは、どんなに優しく穏やかで情を込めた

愛撫よりも彼女の気持ちを盛り上げてくれる。処女を失った直後に、生まれて

初めて老人の手により縄を掛けられた時に感じた興奮は、いまでも美咲の脳裏

に鮮明に焼き付いて、けして離れる事は無い。

母親と同じくマゾ奴隷と化する悦びに溺れるのが嫌なばかりに、美咲は同じ年

頃の少女達に比べれば、かなり多くの男性経験を重ねて来た。しかし、どんな

男に身を任せて快楽を貪ってみても、結局最後には、こうして祖父の暮らす離

れに戻って来てしまうのだ。

一代で財を成した老人は、息子に事業を譲った後に道楽の限りを尽くして今日

に至っている。多い時には3人妾を同時期に囲った事もあった艶福家が辿り着

いた先は、被虐奴隷を責め苛む世界なのだ。近年、年相応に衰えを感じていた

源蔵にとって、息子が娶った陽子は垂涎のM女だった。だからこそ彼は、その

娘の美咲も被虐を悦ぶ血が流れていると確信した上で、まんまと乙女を罠には

めて毒牙に掛けてしまっていた。

「だいぶ縄化粧にも慣れて来たな。もう躯が嫌がる様な事もなくなったわい」

老人は屈託の無い笑顔を見せて、とんでもない台詞を口にする。そんなことを

言われても、どう答えて良いから分からない美咲は、縄から生まれる痛みを伴

う緊張感に苛まれて、頬を赤く染めたまま頷くばかりだ。ただ縛られただけな

のに、もう股間は潤み、すぐに愛液が内腿を伝い落ちる醜態を曝す事に成るだ

ろう。

(くぅぅ… 溺れているんじゃ無い、ただ、楽しんでいるだけ… そう、私は

 楽しんでいるのよ)

母親の様に見境なく快楽の飲み込まれる不様な姿を嫌う少女は、自尊心の悲鳴

をねじ伏せる為に必死に自分に言い聞かせる。そんな美咲の困惑を楽しむ様に

、老人の指が縛りあげられて歪になった孫娘の胸元に延ばされた。あろうこと

か、無礼極まりない老人は、桜色の勃起した乳首を爪弾きにして見せたのだ。

「きゃぁぁぁ… 」

敏感な乳首に対する狼藉に驚き、美咲を悲鳴を上げて身をよじる。

「可愛い声で泣いてくれるわ… くくくく… 」

含み笑いしながら老人は、今度は乳首を摘まみ上げて弄ぶ。抗おうにも両手は

背中で荒縄により縛り上げられているし、どうした具合なのか? 胸元を横に

振って玩弄から逃げようとすると、首に巻かれた縄が絞まって息が苦しくなる

仕組みに成っていた。

だから、美咲は義理の祖父が皺だらけの手で自分の乳房を弄ぶをの甘んじて受

け入れるしか手立てが無い。しかも悔しい事に、老人の愛撫は確実に彼女を追

い詰めている。この週末の乱行が単なる誤魔化しに過ぎず、こうして縄を打た

れる事こそ、真の美咲の願いであったと言う事実を否応無しに思い知らされて

いる。

「それにしても、美しい… この年で、こんなにも縄が似合う様に成るとはな

 。長生きはするもんじゃて」

少女が女に変わり、あでやかに花開く年頃の薫る様な色香に加えて、縄の悦び

までも知ってしまった美少女の、なんとも初々しく、そして妖しい魅力を目の

当たりにして、遊び慣れした源蔵もすっかりと魅入られていた。これまでに多

くの女を、金や権力を背景に手込めにして来たし、功なり名を遂げた後には、

花街あたりで浮き名を流し続けて来た源蔵だが、いまは義理の孫娘に夢中に成

っている。好色な老人は両手を使って少女の胸の二つの膨らみを執拗に弄くり

回して行く。

「くっ… はぁぁぁ… あっ… あうぅぅぅ… 」

「何も我慢などする事もあるまいに、この離れに来る様な者は屋敷にはおらん

 よ。なにしろ母屋では息子が嫁とのお楽しみの為に、邪魔な女中等はさっさ

 と帰してしまっておるからのう」

それでも美咲は唇を噛み締めて懸命に喘ぎ声を堪えている。こうして、声を抑

えて快楽を躯の中に押し込めて置くほど、これからの行為は深みを増すことを

、マゾ奴隷女の血脈が教えてくれるのだ。だが、縄を打たれた裸身には見る間

に汗が噴き出して来て、年期の隠った荒縄も美女の汗を吸い取りどす黒く色を

変えて行く。

どんなに愛おしく思う年下の愛人との性行為でも、また、己を投げ出して精液

便所として扱われる忌わしくも狂おしい輪姦劇でも、けして得られない官能の

昂りを、なんとか律してしまおうと試みる美咲ではあるが、既に老人の縄に慣

れてしまった躯は、彼女の思いを吹き飛ばす勢いでに暴走して行く。だから、

義理の祖父の手が、いよいよ股間に延ばされて、もう十分に潤っている女陰を

弄り始めると、たちまち追い詰められてしまうのだ。

 

 

 

 


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