その8

 

 

 

「なんだよ? 」

案の定、瞳に剣呑な光を浮かべた美女が厳しい口調で詰問する。

「あの、ちょっと待ってください、咲和子さん」

若者の不作法を咎める美女を他所に、加藤はリビングのソファに腰掛けると、そ

のまま仰向けに横たわった。

「僕の顔を跨いで、それでしゃぶって下さい」

「ふ〜ん、69か、良い度胸だな、カトウ」

厳しい口調とは裏腹に艶然と笑みを浮かべた美女は、若者のリクエストに応じて

若者の横たわるソファに歩み寄った。

 

ほつれて垂れた髪を掻き上げながら咲和子は腰を折って彼の股間に唇を寄せた。

その姿勢からゆっくりと裸身を回転させた美女は器用にソファに膝を付くと、期

待に瞳を輝かせる若者の顔を跨ぎ、ゆっくりと尻を落として行く。自分の狂態を

記録したDVDの映像を目の当たりにした直後であり、しかも跪き剛直を含み喉

咽性交の最中だった事もあり、案の定、咲和子の股間は愛液が溢れてびしょ濡れ

だ。

 

目の前に迫った肉の裂け目から漂う猛烈な淫臭いに軽い目眩を感じつつ、加藤は

首を盛り上げて鼻先を女陰に押し付けた。そのまま顔を強引に左右に振り、同時

に舌を目一杯に延ばしてにれた女裂を舐りまわすと、美女はフェラチオの手を緩

めて小さく何度か痙攣する。

 

「あふぅ、まったく、セックスばっかりは上手な奴。ああ、すごく気持ちいい… 」

堪え切れない愉悦のせいで汗に塗れた裸身を何度も震わせた美女は、仕返しとば

かりに手にした雄物を口に含むと舌を絡めて応戦して来た。だが… 

「あっ、そんなにしたら、きゃぁぁぁ、すけべ! カトウのくせに… あっ、あひ

 ぃぃぃぃぃ… 」

先週末の初戦とは異なり十二分に学習した末の再戦だから、加藤も一方的に攻めら

れてばかりはいない。柔らかで温かい口の中で絡み付く舌にいきり立つ剛直を苛ま

れながらも、若者はぐっと奥歯を噛み締めて射精感を押し戻す。そして、迫りくる

崩壊の時を少しでも先延ばしにする目的で、雑念を捨てて目の前の美女の女陰を舐

り回した。暫くの間、部屋の中には淫に惑う男と女がお互いの性器を貪り合う淫ら

音だけが鳴り響いた。

 

(くう… やばい、もう… )

精一杯の反撃に出た若者だが、経験値が圧倒的に高い美女の口での愛撫の前では、

所詮は蟷螂之斧を振るただけだ。慣れぬ舌さばきで愛液溢れる女陰を執拗に舐り回

しはしたものの、その刺激は咲和子に小さなアクメを断続的に齎したに過ぎない。

その都度、汗の滴る裸身を震わせて快楽を貪った美女は、長く滞る事なく若者の剛

直に唇での愛撫を続行するのだ。勝ち目の乏しい愉悦合戦であるから勝敗はおのず

と決まっている。

「くぅ、駄目です、もう、限界です、咲和子さん」

鼻面を美女の股間から引き剥がした若者は、情けない声で敗北を認める。

「いいよ、一回出しておきな、その方が落ち着くんだろう? 」

上を取り主導権を握った美女は、哀れな悲鳴を漏らす若者に濡れた女陰を押し付け

ながら、さらに熱心に口での愛撫を続けた。

 

「うわぁ、ごめんなさいぃぃぃ… 」

情けない悲鳴を漏らすと、若者の欲情の防波堤は木っ端微塵に決壊した。咲和子は

多少眉をしかめながら、けして吐き出すような不作法も無く若い部下の精液を咽を

鳴らして飲み干して行った。

「ぷは〜」

唇の端から滲み出た若者の子種汁の残滓を右手の甲でぬぐい去り、どんな男であっ

ても下半身を直撃される様な淫蕩な笑みを浮かべて咲和子が立ち上がる。

 

「ねえ、ベッドに行きましょうよ。夜はまだ長いわよ」

魂まで引っこ抜かれる様な快美な射精感の余韻を楽しむ間も無く、加藤は彼女の言

葉に操られるまま、全裸の女上司と一緒にベッドルームに足を踏み入れた。窮屈な

シングルベッドに先に乗り込んだ美女は、仰向けに横たわると恥じらいも無く股を

開く。

「きて、はやく… 」

日頃、尊敬の念を込めて仕事の指導を受けて来た美貌の女上司に、こんな台詞を吐

かれたら、もう加藤は止まらない。びっくりする程に細い彼女の腰を両手で捕まえ

た若者は、拒む事なく大きく開かれた美女の股間に身をゆっくりと割り込ませた。

興奮で頬を紅く染めて、艶かしい笑みを浮かべる咲和子の股間に雄根の先端を押し

当てた若者は、泥濘化した淫壷に雄根を力を込めて沈めて行った。

 

「あぁぁぁぁぁ… 」

両手でしっかりとシーツを握り締めた咲和子は背中を大きく仰け反らせて若者の侵

入を迎え撃つ。信じられない快楽を押し付けてくる剛直の突進をブロックする様に

、粘液で濡れた肉襞が幾重にも絡み付くが、若さ溢れる男根の勢いは、女陰の襞の

邪魔などモノともせず、秘孔の最深部にまで乱入を果たした。

 

「ひぃぃぃ… いい、いいの、これ、大好き、あっ、もっと… あひぃ… 」

耳に心地よい美女の嬌声に煽られて、加藤の腰使いも荒々しさを増すばかりだ。前

もって一度、彼女に口で処理してもらっていなければ、挿入直後に甘美な締め付け

に耐えられず、あっと言う間に噴いてしまった事だろう。愛液が溢れてぬめった粘

膜の甘く厳しい締め付けは、彼に一刻も早い射精を強いて来る。

 

(ぐぅぅ、だめだめ、まだだ、まだ… )

彼の律動に合わせて、下から腰を突き上げてくる美女の貪欲さに呆れつつ、加藤も

またピットを上げて快楽を貪って行く。男慣れした咲和子の女体の味わいは格別で

あり、経験不足な若者は徐々に深みにはまるばかりだ。また、若い部下の馬力ある

突き上げを喰らい、咲和子の方も深まる脳乱に当惑している。

 

一方的に責められるのを快く思わぬ美女はなけなしのプライドを掻き集めて正気を

保とうと努力するが、どんなに頑張ってみても、噛み締めた奥歯の隙間から、牝の

発情した嬌声が漏れ出て行くのを止められない。調子に乗った若者の雄根が根元ま

で押し入れられて、淫壷の最深部まで抉られると、背筋を電撃にも似た快感が何度

も尽きる事なく走り抜けて、女上司の矜持を踏みにじって行くのだ。

 

「カトウ… あたし、もう、だめぇぇ… 」

先にイカされる屈辱感に苛まれながら、ついに咲和子が絶頂への階段を駆け上がり

始める。目の前の景色が歪み、やがてモノの輪郭がボヤけで全体が白く滲み始める

と咲和子の悲鳴は手放しだ。

「だめぇ、ヘンになるぅぅ… あひぃ、もう、狂っちゃうわぁぁぁ… カトウ、ア

 タシ、きゃぁぁぁぁぁぁぁぁ… 」

「おっ、俺も、もう… サワコさん! ぐぅぅ」

絶頂に達した美女の女陰の甘美な収縮に抗い切れず、若者はこの日2度目の射精に

及んだ。 

 

 

 

「みんな帰ったみたいね」

自分以外はみんな帰宅したと思っていた夜のオフィスで、いきなり後ろから声を掛

けられた事から若者は驚いた。

「かっ… 課長」

彼に孤独な残業を強いた張本人の登場に加藤は落ち着きを失う。男と女の関係には

成ったけれども、オフィスではけして馴れ馴れしい振るまいに及ばぬ様に、目の前

の美女からキツく申し渡されていた。しかし、今の咲和子は仕事モードでは無く何

故かプライベートの夜に愛しい男に見せる淫媚な笑みを浮かべている。

 

「えっと、資料については全体の2割程度はまとめました。それから… 」

年上の美女のくだけた雰囲気を不可思議に思いながら、それでも加藤は会社モード

で生真面目に残業仕事の進捗状況を報告し出した。

「あっ、そんな資料、いいのよ、別に急いでいないから」

「へっ? でも、明日の朝一番に提出しろって課長が… 」

場合によっては完徹覚悟で参考資料のまとめを行っていた若者は、目を丸くして美

貌の女上司を見つめた。

 

「アレはウソ。だって、残業を命令しておけば、今夜は営業部の誰かと一杯飲みに

 行く事は無いでしょう。それに、アナタがこうやって手間取っている間に私は家

 に戻って着替えて来れるもの。若いOLの子たちや、私に気がある中年の管理職

 の連中はけっこう目ざといのよ。明日も今日と同じスーツで出勤したら、何を噂

 されるかわからないんだから」

立て板に水が流れる様に状況を説明する咲和子だが、若者はイマイチ納得出来てい

ない。

 

「えっと、同じ服じゃ不味いって… ? 」

「だって、あなたの部屋に、私の着替えはまだ持ち込んでいないでしょ。まあ、そ

 のうち少しずつ運んで置けば、この先にそんな心配の必要は無くなるわ」

あたりまえの話だとばかりに余裕の笑みを浮かべる美女の言葉が若者をより混乱さ

せる。

 

「えっと、今日は水曜日で、その… 課長とのお約束は、週末のハズでは? 」

「あら、若いのに淡白な子ね。性欲処理が週に一回でいいの? そんなことじゃダ

 メよ。あんなに何度も子種汁を噴き上げる種馬男が、毎週土曜の夜だけで我慢で

 きるわけないでしょ」

年上の美女の赤裸々な台詞に、加藤は呆れてモノが言えない。

「それとも… 私に隠れて、まさか他に何処かで、その腐れチ◯ポを使うつもりな

 の? 」

「いえ、そんなことは考えてもいません! 信じて下さい」

見る間に表情が険しく成り瞳に険悪な光を宿した美女の詰問に怯えて、若者は慌て

て否定の言葉を口にした。

 

「そう、それならばいいけれど… もしも、この先、ひと雫でも精液を他の女の中

 にぶちまけたら、タダじゃおかないから覚悟しなさい。もっとも… 」

瞳から剣呑な気配を消した美女の形の良い唇の端がキュっと持ち上がる。

「もっとも、他の女に手をだせないくらいに、思いっきり搾り取ってあげるわ。こ

 れからは週末だけでは無くて、週の真ん中へんで1〜2度、種馬男の性欲処理を

 してあげる」

美貌の女課長は戸惑う部下に向かって宣言すると、これ以上は無い程に色香を漂わ

せながら妖然と微笑んだ。

 

 

 

お酒って、恐い! END

 

 

 

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