その16

 

 

 

真夜中の職員室で真弓を縛り上げてSMプレイに興じていただけでも、教育者として

は如何なものかと思うのに、真弓ばかりか保健担当の節子にまで手を付けて、しかも

マゾ奴隷として仕込んでいた事実は少年を大いに驚かせている。そんな信也の戸惑い

を他所に、節子は嬉しそうに少年の巨根に舌を這わせて唾液を擦り付けて行く。右手

で巨大な竿の根元を捉まえた美人保健教諭は、相手が自分の勤める学校の生徒である

事をすっかりと失念した様に亀頭から裏筋へと舌先を這わせている。

 

「ふぅ… 美味しい」

最初の戸惑いから立ち直った節子は、この巨根に貫かれる瞬間を夢に見て、ますます

口での愛撫に熱中する。真弓の言う通り、新たなる脅迫者に慈悲を乞う為に、前もっ

て女陰には媚薬クリームがたっぷりと塗り込まれてしまっていた。真弓の話が全部本

当だとは思ってはいないが、口に含んだ巨根の固さを思えば、些末な事はどうでも良

いと思えて成らない。

 

今の節子は煮え滾る蜜壷の焦燥感を埋めてくれる雄根の事しか考えられないし、考え

たくも無かった。上目つかいで潤んだ瞳を少年に向ける節子は大きく唇を開くと、野

太く固い巨根を無理して根元まで呑み込んで見せた。

(ああ、くるしい… 息が、できない。こんなに大きいなんて… もう、我慢できな

いわ)

少年の雄根を口にしながら節子は己の下腹部に手を延ばし、ついショーツの中に指を

もぐり込ませた。顎が外れそうに成りながらも、彼女は媚薬のせいで疼き灼ける女陰

に指を添わせると、そのまま上下に摩り始めた。

 

「まあ、節子さんたら… 自分の学校の教え子のチン◯ンをしゃぶりながら、オナニ

 ーするなんて。本当に淫乱なマゾ女なのね? 」

真弓の嘲る台詞が耳に痛いが、だからと言って媚薬に狂った劣情を抑える事が出来ぬ

節子は、己を慰める指使いを止められない。

「御主人さまのお許しもいただかないで、勝手にオナニーする淫売にはお仕置きが必

 要だわ」

少年の前に跪き、彼の股間に顔を埋める美貌の保健教諭の後ろに回り込んだ真弓は、

節子のショーツを引き降ろす。次に脇のテーブルに手を延ばした彼女は、そこに転が

っていた男性器を象った淫具を掴み持ち上げる。

 

「さあ、覚悟しなさい」

手にしたバイブを同僚の女陰に押し付けた真弓は、残酷な笑みを浮かべて右手に力を

込めて行く。

「あっ… きゃぁぁぁぁぁぁぁ… 」

媚薬で疼く女陰に血肉は通っていないが、肉棒とは異なる硬度を誇るバイブを突っ込

まれて節子は少年の一物を吐き出すと、悲鳴を上げながら仰け反った。

「駄目じゃない! 御主人様を蔑ろにして自分だけ楽しむなんて! マゾ奴隷女の恥

よ、この淫売」

白桃を思わせる柔らかな尻に、真っ赤な手形が残るほど強く平手打ちをかました真弓

の剣幕に気押されて、美人保健教諭は慌ててフェラチオを再開する。そんな節子の負

けっぷりが嬉しいのか? 彼女を責める真弓の顔には満面の笑みが浮かんでいた。

 

「私が下衆校長に処女を奪われた夜、あの時のワインに入っていた睡眠薬はあなたが

 用意したそうね。しかも、何に使うのか、あなたに教えて、一緒に嘲笑ったって、

 糞親父は教えてくれたわよ」

冷たい笑みを浮かべたまま、真弓は恨み言を口にする。

「処女だと暴れて厄介だから眠らせる為の睡眠薬を用意しろって、下衆野郎に言われ

て、アナタは手渡したんだろう? 」

真弓の糾弾は少年を唖然とさせた。

 

「ひぃぃ… ご、ごめんなさい、でも、逆らえなかったの。あなたには気の毒な… 

 あっ… あぁぁ、まって、おねがい、ひっ! ひぃぃぃぃぃぃ… 」

弁解を述べようと少年の男根を吐き出した美人保健教諭の蜜壷を、真弓がバイブをつ

かって抉り捏ね回す。

「ええ、わかっているわ。あの下衆野郎には逆らえなかったもの。でも、分かってい

 ても、やっぱりアンタには腹を立てているのよ! 」

卑劣な校長の蛮行の被害者でもあり、共犯者でもあった節子の牝穴を、憎しみを込め

て真弓が責め嘖む。

 

「ゆっ… ゆるして、あっ… だめよ、そんなにかき回したら、あっ… あっ… あ

 ひぃぃぃぃぃぃ… 」

同性なればこそ弱味も知り尽くしているので、真弓のバイブ責めは容赦なく節子を追

い詰めて行く。彼女の計略にはまり、前もって媚薬をたっぷりと塗り込まれていた女

陰からは尽きる事なく愛液が溢れて美人保健教諭の太股をぐっしょりと濡らしている。

 

「ふん、アンタ、本当に淫乱ね。下衆校長のチン◯ンじゃ無くて、こんな玩具で嬲ら

 れてもヒイヒイとよがり泣くんだもの」

真弓の言葉に何か言い返したい節子だが、媚薬に狂った女体は短時間で呆気無く燃え

上がり、理性は刻一刻と削ぎ落とされて行く。自分を見失う事を恐れた彼女は、縋る

思いで再び少年の巨根を口に含むと、美しい顔を前後に激しく揺すり始めた。そんな

節子の混乱を薄笑み浮かべて眺めている真弓は、今度は空いている左手を延ばすと先

輩奴隷女の豊かな胸の膨らみを鷲掴みにした。

 

「むぐぅぅぅぅ… 」

信也の雄根を口に含んでいるせいで、真弓の嬌声は不明瞭なうなり声にしか成らない。

「この淫売め! お前のせいで私は、あの下衆校長に犯されて、むりやりに奴隷扱い

 されたんだ! 思い知れ! 」

恨みを込めた真弓のバイブ責めを喰らい胸元まで玩弄され。しかも口には少年の巨根

を含んだ美人保健教諭は媚薬のせいで暴走する欲情に身を焦がし、ついに意識は朦朧

と成って行く。二人の女の諍いを見せつけられた信也は、呆気に取られて成り行きを

見つめる。驚きを隠せぬ少年にウインクしてから、真弓は本格的に節子を追い詰めて

行く。

 

「あぁぁぁ… もう、だめ! 」

信也の巨根を吐き出すと、哀れな保健教諭は首を激しく振り黒髪を乱した。

「ほら、本性を現した、この売女め! 」

蔑む真弓の台詞も、もう彼女には届いていまい。媚薬のせいで極度に敏感になった女

陰にえぐり込まれるバイブから生まれた快感に屈した節子は、目の前に立っている少

年にしがみつき、彼の太股に頬を押し付けて咽び泣く。

「ひぃ… ひぃぃ、だめ、もうやめて、おかしくなるぅぅぅ… たすけて、やめてぇ

ぇぇぇぇぇ… 」

執拗な真弓のバイブでの責めの前に、もう節子は陥落寸前に追い込まれている。半開

きの唇から漏れる生々しい嬌声は信也の興奮を否応なく高めて行く。

 

「ほら、いっちゃいなさい。御主人さまのオチン◯ンじゃ無くて、こんな玩具でいっ

 ちゃいな! アンタには相応しいアクメだよ」

真弓の操るバイブの前に抗う術を持たぬ美人保健教諭は、ついに絶頂への階段を掛け

昇る。

「だっ… だめ、もう、いくぅぅぅぅぅぅ… 」

しがみつかれた信也が驚くほどに何度も痙攣を繰り返した節子は、めくるめく快美の

 奔流に巻き込まれて、やがて桃源郷に辿り着いた。

「ふん、不様ね」

同性を、これ以上は無いほど残酷に責め嬲った真弓は、痙攣の後に床に崩れ落ちた節

子を冷ややかに見下していた。

 

 

 

巡った因果 2 END

 

 

 

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