「あっ、あの夕子さん… 俺、そろそろ… もう… 」 これが日常のセックスであれば、夕子の薫陶を受けた若者はもう少し踏ん張り が利くところであるのだが、流石に砂漠の航空団の基地で2月近くに及ぶ禁欲 生活を強いられた後な事もあり、徹は早々にネを上げた。 前もって警告された夕子だが、濃密なフェラチオを止める気配は見えない。む しろ、徹の限界を嘲笑う様に、更に唇をきつく窄めて顔を前後に激しく揺さぶ る。勿論、その間にも舌は軟体動物の様に彼の肉棒にまとわりつき、淫らな刺 激を与え続けて行く。夕子ほどの美女に、ここまで責められては、禁欲生活の 長かった若者は、もう耐える事が出来ない。やがて、彼はブルっとひとつ躯を 震わせると、ついに余りにも甘美な崩壊の時を迎えてしまった。 「くぅ… 夕子さん! 」 いつもながら、美しい上司の口を汚す恐れ多さと嬉しさが複雑のからみ合う感 情の中で、彼はそのまま射精に至る。 「ん… んんん… 」 タイミングを計り、目一杯に咽の奥まで呑み込んだ瞬間に目論み通りに精通に 至った事に満足しながら、夕子は目を閉じて幾分眉を顰めながら、それでも噎 せたりせずに易々と愛人の精を飲み下して行く。 躯の芯をひっこ抜かれる様な快感を堪能する若者の股間から口を離す事も無く 、夕子は満足げに濃い男汁を啜り上げる。最初の奔流が納まり射精の勢いが衰 えたと見るや、彼女は唇を巧みに使って精通管に残る最後の一滴までをも求め て絞り取る。咽を何度も鳴らしながら、結局夕子は心行くまで愛人のザーメン を貪り喰らった。 「ふぅぅ… 随分と溜まっていたわね。あんまり濃いんで、何度も咽に引っ掛 かったくらいだわ」 唇の端から滴る精液の残滓を手の甲で拭いながら、挑発的な視線で彼女は愛人 を見つめる。当然、一度ぐらいの射精で萎える事は無い若さ溢れる徹は、こん どは自分の出番だとばかりに、そのまま夕子をベッドに押し倒す。 何度と無くベッドを共にして来た彼女だったから、もう心地よく感じる場所は わかり切っていた。最初は首筋に吸い付き、そのまま舌を使って耳たぶの後ろ まで舐め上げて行けば、すでにフェラチオを行った事で昂っている夕子は、彼 にしがみつき甘い吐息を漏らして身悶えする。十分なボリュームと弾力を兼ね 備えた乳房を鷲掴みにして、少々手荒に愛撫しながら執拗に耳たぶや、その裏 側を舐り回せば、潤んだ蜜壷からは愛液が滲み出て、まるでとっくに準備はO Kだと訴えている様だ。 「あぁぁ… ねえ、徹。もう、頂戴! 焦らさないで、早く! 」 性急に事を進めたがる夕子に比べて、最初に彼女の口に一度射精を済ませてい る徹には余裕がある。美しい女捜査官が焦れているのを知りながら、彼は敢え て挿入には至らず、さらに夕子を混乱の坩堝へと追いやる。ぐったりと力を抜 いて横たわる美女から離れた若者は、肉棒の侵入を期待してしどけなく開かれ た股に、こんどはフェラチオのお返しとばかりに顔を埋めて見せる。これから の行為を予感して、既に十分な潤いを見せる肉裂に顔を近付けた徹は、予告も なしにいきなり恥毛をかきわけ鼻面を押し付けるから、夕子は堪らない。 「きゃぁぁぁぁぁぁぁ… あっ… あぁぁぁ… 」 驚いて、反射的に太股を閉じようともがく夕子だが、興奮した若者の腕力は彼 女の股を力を物ともせず、逆にぐいぐいと押し広げながら、淫汁に塗れた肉裂 の中に舌を差し伸べて行く。 「あっ… あぁぁぁ… 徹、これ… あふぅぅぅ… だめよ、そんなに舐めた ら… あっ… はぁぁぁぁぁ… 」 恥ずかしさに顔を赤らめる夕子を無視して、若者はわざと音を立てて秘密の花 園を舐り回す。新鮮な刺激に耐えかねて、何度も股を閉じて逃れようと足掻く 美女を嘲笑う様に、徹はしっかりと押さえ込んだまま、ついにはクリトリスに まで舌先で狼藉を加えて来る。 「そこ… だめぇぇぇぇぇ… ああ、徹、もう… だめなの! きゃぁぁ… ああ、噛んじゃ、だめぇぇぇぇぇ… ひぃぃぃぃぃぃ… 」 舌先で舐るだけでは飽き足らず、前歯で甘噛までされてしまい、夕子は凄まじ い快美の波動に押し流されて、あっさりと最初のアクメに達してしまった。息 を荒げて細波の様に寄せては返す快美の波に浸る美女を、改めて徹は愛おしく 思い、しっかりと抱き締める。 「ああ… 酷いひとね… 入れないでイカせるなんて、憎らしい… 」 憎まれ口を叩いたあとで、自ら身を起して彼にキスをねだる夕子の右手は、勢 いを保ったままの徹の剛直にしっかりと巻き付き、そのまま上下にゆるゆると しごき続ける。淫らな挑発を続ける美女の誘いに、今度は徹の素直に従う。彼 はゆっくりと身を起すと、そのまま夕子にのしかかる。 「ちょうだい… 徹、はやく、もう、待てない… 」 もちろん徹も待つ気などはさらさら無く、目一杯に勃起した一物の先端を、彼 女の濡れた肉裂に押し当てると、そのままじわりと沈めて行く。 「あっ… あぁぁ… 」 いきり立つ肉棒の固い感触を味わった夕子は、呆気無く2度目のアクメに到達 した。 (まいったなぁ… やっぱり、トオルだと、違うわ… これ、最高! ) 任務を終えた後にニースで勝手に休暇を楽しみ、その際に現地の若者をあれこ れとつまみ食いして来た夕子であったが、改めてこうして徹に抱かれると、躯 の相性の良さに心まで痺れてしまう。何故にこうも易々と絶頂に追い上げられ てしまうのかと訝りながら、彼女は快楽の荒波に巻き込まれて思考がぼやけて 行く。 また、徹の方も久しぶりに接する夕子の女体に溺れている。窮屈に思える程の 絞まりと、甘美な感触を合わせ持つ恋人の蜜壷への出入りを繰り返せば、さっ き彼女の口に放出したばかりだと言うのに、徹の興奮は大きく膨れ上がってい る。熱く爛れた粘膜の素晴らしい感触に追い上げられて、若者の律動も徐々に 勢いを増している。 「あっ… きゃぁぁ… だめ、そんなに、いきなり… っはぁぁ… あぁぁぁ ぁぁぁぁ…」 若くたくましい愛人から容赦の無い突き上げを喰らって、夕子も甘美な愉悦に 溺れてしまう。彼の律動にあわせて淫らに腰がうねくるのを止められないし、 止めたいとも思わない。南フランスの保養地でのアバンチュールでのセックス も、悪くは無かったが、行きずりの男とでは得られぬ快感が、やり手の女捜査 官をただの牝に変えている。彼の剛直のひと突き毎に、劣情が刺激されて膨れ 上がり、やがては夕子の手に負えなく成るのだ。 「あふぅぅぅ… いいわ… 素敵よ、徹… あっ… あぁぁぁ… 」 何度と無く肌を合わせて来ているから、いい加減に慣れても良いのに、彼の腕 の中で夕子はつねに鮮烈な快美に目覚めて随喜の涙を流す羽目に陥っている。 強烈な歓喜の渦に彼女を巻き込む力強い律動の前では、もう何も取り繕う事な ど出来はしない。 「だめぇぇぇ… だめ… イクわ! もう… ひぃぃぃぃぃぃぃ… 」 久々に愛する男の腕に抱かれた夕子は、呆気無いほど簡単に3度目の絶頂に達 してしまう。 「ああ… ひどい、私ばっかり、こんなにするなんて… 」 エクスタシーを極めた夕子に対して、若者は責める手を休まない。ゆっくりと したペースを保ちながら、脱力した美女を貪る様に剛直を出入りを繰り返して いる。甘い余韻に浸る間に、新たな欲情の火種をばら撒かれてしまうから、夕 子は目を虚ろに見開き、何度も小さな痙攣を繰り返す。
多少中途半端な所ですが、とりあえず1話を終わります。
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