「オマン◯は、ボクの精液でヌラヌラですから、これならばゼリーもいりま せんね」 少年の手に男性器を象ったグロテスクな張形が握られているのを見て、須磨 子は絶望で心と躯を震わせる。 「やめて… おねがい、そんなモノで辱めないで… いやよ、いやなの、ほ んとうに、嫌なのよぉぉぉ… 」 何の抵抗も見せずに縛り上げられながら、このごに及んで拒絶の台詞を吐く 須磨子は、すでに被虐奴隷に堕ちる悦びに胸を高鳴らせていた。進一から3 週間も放り出されていた最中に、彼等からの輪姦の記憶を頼りにひとり自室 でオナニーに耽ってみても、あの過激で峻烈な快美はけして味わう事が出来 無い。 いくら想像力を働かせたところで、この肌に食い込む荒縄の感触はひとりで 再現する事は不可能に思える。いやがる須磨子とは対照的に達磨転がしを喰 らって露出された女陰は、既に注がれてしまった良太のザーメンに加えて新 たな愛液を溢れ滴らせてさせている。美少年とのノーマルなセックスを前技 の代わりにして疼く女陰は、彼の手に握られたバイブを欲して濡れ光ってい る。 「いいですね、いつも慎みや恥じらいを忘れないあたりも、兄の好みです。 もちろん、ボクも大好きですよ」 良太は嬉しそうに微笑みながら、ベッドの上で拘束されて転がる須磨子の元 に歩み寄り、手にしたバイブをいきなりズブズブと蜜壷へと沈ませて行く。 「いやぁぁぁぁぁ… やめて、抜いて! こんな玩具で、嬲らないでぇぇぇ ぇぇ… ひどい、酷い人… あぁぁぁ… 」 ついに膣に大人の玩具に埋められてしまい、須磨子は情けなくて泣き喚く。 だが、抗う彼女の気持ちとは裏腹に、新たな刺激を受けた肉穴は、侵入して 来た無機質な疑似男根に肉襞を絡ませて歓迎の意を示している。 「ほら、こんなに濡らして… 兄さんの言った通りで、本当にバイブ責め好 きなんですね、須磨子さんは」 2人、あるいは3人掛かりの輪姦の後で、気息奄々と横たわる須磨子に取り 付く進一は、そのままバイブを使って彼女を徹底的にイカせ捲るのだ。意識 を失った後にも、まだ延々と苛むサディストの苛烈な責めの前に、須磨子は 肉の奴隷として奉仕する悦びを骨の髄まで刻み込まれていた。 だからこそ、こうして真の御主人様の弟である美少年からいたぶられてしま うと、須磨子はあっさりと官能の渦に巻き込まれて、明敏な理性も断固たる 決意も崩れ去る。 「あぁぁぁぁぁ… だめぇぇ、おねがい、抜いて、抜いてちょうだい! こ んなの嫌なの… ひぁぁぁ… あっ… だめぇぇぇぇ… 」 人の道に外れて見えるアブノーマルな肉交に抗う心を裏切る様に、荒波と化 した悦楽が沸き上がり、須磨子を悩ませ泣かせている。縛り上げられた躯は 自由が利かず、少年のバイブによる責めから逃れる術は無い。 しかし、仮に逃げ出す事が出来たとしても、おそらく、もう須磨子はこのま ま良太の手で虐められる事を選んでしまうだろう。3週間も放り出された被 虐慣れした女体の暴走は、もう彼女ではどうにも成らない所まで突っ走って いる。 「兄さんほどでは無いにしろ、ボクも中々上手くバイブを扱うでしょう? 須磨子さん」 緩急自在に張形を操る美少年の前に、窮屈な姿勢で拘束されたまま嬲られ続 けた須磨子は、もう言葉を返す事が難しいくらいにいたぶられてしまう。い きなり激しく出し入れを繰り返して、絶頂に達する少し手前まで年上の美女 を追い上げた少年は、タイミングを合わせて不自由な姿勢で尻を振る須磨子 の中から、突然にあっさりとバイブを引き抜いてしまうのだ。 (なっ… なんで? いや、やめないで! はぁぁぁ… ) なけなしのプライドを振り絞り、かろうじて声に出すことは免れているが、 追い上げるだけ追い上げておいて、急に責めを止めてしまう少年に彼女は恨 みを募らせる。やがて、興奮が少し引き潮と成ったころ合いを見計らい、こ の美少年は最初からやり直しに取り掛かるのだ。 (たすけて… だれか… このままじゃ、頭がヘンに成るわ… あっ、また … あぁぁぁぁぁぁ… ) まるで猫が狩ったネズミをいたぶる様に、バイブを操る少年の手腕の前に、 もう須磨子は半狂乱の状態に陥ってしまう。彼との最初のセックスで燃え上 がった欲情は、もう手が負えないくらいに膨れ上がり爆発の時を待っている のだが、色の拷問で生殺しにされる女体は震えて、目の前は何度も白く霞ん で見えている。 今度こそはと期待を込めてバイブの律動に合わせて懸命に尻をうねらせてみ ても、残酷な支配者は彼女の懊悩を嘲笑う様に、またもや醜悪なオモチャを 無情に引き抜いて見せる始末だ。 「はぁぁぁ… ひどい、なんて酷い人なの? やっぱり、あの獣の弟だわ、 このろくでなし! 」 焦らし抜かれた挙げ句に、再び肉壷からバイブを引き出されてしまった捕わ れの美女は、彼を苛む良太に、ついに怒りをぶつけ始める。こもままイカせ て欲しいと思う気持ちは、何があっても口には出来ない。 なのに、この年下の美少年は、それを知りながら、こうも長い間に渡って自 分を責め苛み続けているのだ。縛り上げられた末の玩弄だから、官能のコン トロールもままに成らぬ美女の精神的な均衡は明らかに破れつつあった。 「可愛いですね、須磨子さん。兄さんにも、そうやって罵って虐めてもらっ たんですか? 」 奴隷女が最後に踏ん張り見せる反骨心こそ、サディストにとっては絶妙の媚 薬と成るから、良太は陶然とした顔で微笑み、縛り上げた美しい年上の女性 を泣かせ続ける。 「あんまり可愛いから、そろそろ楽にして上げますね」 達磨転がしの窮屈な姿勢を強いた美しい牝奴隷から抜き去ったバイブを傍ら に置いた良太は立ち上がると、淫に狂い刺激を求めて腰をうねらせる美女の 尻を捕まえる。 (ああ、ようやく犯ってもらえる、これでイケる… ) もう自分が縛り上げられた上に辱められる状況も忘れて、須磨子は期待に胸 を高鳴らせている。彼女の望み通りにゆっくりとではあるが力強く良太の肉 棒が押し入って来てくれた。 「あっ… あぁぁぁぁぁぁぁ… 」 バイブが去った空虚感を補って余りある、血肉の通った熱い肉棒の侵入を受 けて、須磨子の悲鳴も手放しだ。軽いアクメに達した美しい性交奴隷にむか って、良太は最初はゆっくりと腰をゆすり、バイブ責めのせいで爛れた肉壷 の感触を堪能する。 「あひぃぃ… あっ… いいの… あぁぁぁぁ… 」 徐々にペースを早めながら、こね回す様な運動も加えて責めてくる年下の少 年の技巧に曝されて、須磨子の悲鳴も艶っぽさを増して行く。これだけの美 女を縛り上げた上で犯しているのに、良太は興奮で己を見失う事も無く、縄 うたれた彼女をじっくりと追い上げている。
|