その6

 

 

 

 

「あぁぁぁぁ… もう、だめよ… お願い、許して… 」

クールに見える外見には似合わぬ、生々しい身悶え姿を見せる須磨子だから、も

う才女としても矜持は跡形も無く吹き飛ばされている。赤裸々な悲鳴を上げて尻

をうねらせる彼女は、貪欲に快楽を貪り喰らう事しか、もう頭に無いようだ。

「こんどは最後までイカせてあげますから、安心して下さいね、須磨子さん」

延々と続いたバイブによる責めの後だったから、語りかけられた須磨子は思わず

何度も頷いてしまう。それほどまでに彼女の躯はバイブによる責めに狂い焦れて

いた。

精神の均衡が崩れる寸前を見計ら切り上げる良太の手管は、如何に鬼畜な兄の薫

陶を受けたと言っても、とても高校生とは思えない。だが、最後の詰めに入った

ところでの闇雲な突き上げを見れば、彼が犯りたい盛りの少年であることが頷け

る。

「きゃぁぁぁ… あっ… あぁぁ… だめぇぇ、だめ、だめ、だめなのぉぉ…

 きぃぃぃ… いっぃぃぃぃ… 」

達磨転がしの苦しい姿勢のままで、須磨子は何度も躯を激しく震わせる。すでに

一度は少年の精を膣で受け入れた挙げ句に、バイブ責めで蕩けている躯は、良太

の年相応の激しい突き上げの前に、脆くも爛れ崩れている。

「ひぃぃ… イク… いくぅぅぅぅぅぅぅ! 」

生々しい悲鳴を上げた須磨子は、ひときわ大きな痙攣に襲われた後に、がっくり

と首を折り悶絶に至る。絶頂に達した才女の膣は射精を誘う様に妖しい蠢動を繰

り返すが、すでに一度放出を済ましていた良太は、誘惑に屈する事も無く、この

甘美なうねりをやり過ごす。

(ああ… これだわ、これが欲しかった… この充実感… 最高… )

焦らし抜かれた挙げ句に辿り着いた桃源郷で魂を遊ばせながら、須磨子はどっぷ

りと邪悪な肉交に浸っている。被虐に慣れた彼女は久々の心の安息を得ていた。

そんな美しい年上の女性を前にして、良太は天使を思わせる様な笑顔を浮かべて

いる。だが、彼の本性は明らかに兄と同じ種類の獣だった。

「まだ、満足していないですね、須磨子さん。ボクにはちゃんと分かっています

 よ」

快楽の余韻に酔い痴れた美女の掲げられたまま尻に、良太は笑顔を絶やす事なく

指を這わせる。

「あっ… だめ、やめて、そこは… おねがい、触らないで」

肛門に受けた刺激により、いきなり快楽の余韻が吹き飛んだから、須磨子は達磨

縛りの苦しい姿勢のままで身をよじる。

「だって、ほら、こっちも物欲しげにピクピクしているじゃありませんか。嘘は

 いけませんね、須磨子さん」

排泄器官を弄られる事に逆上して、須磨子は縛られているのも忘れて逃げようと

もがくが、彼女の無駄な抵抗は少年の手であっさりと粉砕される。

「いや… やめて、そんな… お尻はいやなの… お願い、やめて」

達磨転がしのままで肛門まで犯される惨めさを思い、須磨子はもがき続けるが、

そんな美女の悲鳴を無視して、良太は彼女の排泄器官に肉棒をジワジワと捻り込

んで行く。本来ならば性交に使われる事の無い肉穴が拡張される違和感と痛みに

彼女はたまらず咽び泣く。

「ううん… やめて、お尻はいや! おねがい、ふつうに犯って! いやぁぁぁ

 ぁぁ… 」

鈍い痛みが須磨子に肛姦の記憶を掘り起こさせる。2人3人に同時に犯される時

には、とても女陰だけでは間に合わず、彼女はサディストである健一から、恥知

らずな肛門性交までも仕込まれてしまっている。そして、みとめたく無い事実で

あるが、須磨子はアブノーマルな肛虐にすら、妖しい快美を見い出していた。

「ゆるして… ああ、あさましい、お尻の穴で、するなんて… 人でなし! あ

 っ… きゃぁぁぁぁぁぁぁ… 」

直腸壁を擦り上げる様に侵入を果たした肉棒に内臓を圧迫されて、須磨子は久々

の肛門での交わりに幻惑されて行く。

「とっても、具合の良いお尻ですね、須磨子さん」

鬼畜な兄と同じ血を引く良太の台詞に、なにか一言反発してやりたいと思う才女

だが、アヌスを犯す事に慣れた少年の手管の前に、ただ苦し気に喘ぐ事しか出来

ない状態に陥ってしまう。

しっかりと根元まで剛直を菊座へと納め切った美少年は、余裕の笑みを浮かべな

がらゆっくりと律動に取り掛かる。本来ならば男根など受け入れる場所では無い

アヌスが一杯に押し広げられて、そこに剛直が出入りを繰り返す光景は、サドの

血を色濃く引き継ぐ良太をいたく満足させている。あまり思いやりの無い突き上

げだが、すでに兄の進一の手により、すっかりと肛虐に慣れた美女の尻は、その

狼藉に屈する事も無く、受け入れた肉棒を果敢に締め上げて来る。

(ああ、とうとうお尻まで… この子、いったい何なのよ? )

すでに尻奴隷としての奉仕も体験してきた須磨子にとって、美少年の責めは官能

の炎を掻き立てる材料と成り、あのつかみ所の無い異様な快美が徐々に膨れ上が

っている。縛り上げられた挙げ句に、年下の美しい少年の手に掛かり肛門を犯さ

れる辱めの中で、須磨子の被虐の血は確実に泡立ち荒れ狂い始めていた。

「おねがい、ゆるして… お尻が、ああ、あつい… 焼けるぅぅぅ… 」

躯に広がる言葉にするのが難しい妖しい疼きに耐えかねて、須磨子は甘えた声で

悲鳴をあげる。そんな彼女の変化を見逃す事なく、良太は次の取り掛かる。彼の

手は美女の股間に伸ばされて、見捨てられた淫裂に指が差し伸べられると、そこ

は予想を裏切る事はなく、もはや洪水と言っても差し障りのない状態を示してい

る。

「おや? いやがっているワリに、ここは何なんですか? こんなに濡らしてい

 るのに、よくもオシリの穴は嫌いなんて言えますね? 」

恥ずかしい指摘を受けて、須磨子は興奮を隠し切れない情けなさに打ちのめされ

て顔を伏せて咽び泣く。しかし、どんなに恥じ入って見せたところで、肛門性交

から生み出される甘い官能の疼きが彼女の牝の本能を暴走させている。

すでに鬼畜な兄の手で肛姦の悦びを魂にまで刻み込まれてしまった才女は、膨れ

上がる劣情の前では無力な事を思い知らされている。こうして年下の少年に菊座

を貫かれてしまえば、蕩けてしまいそうな感触に溺れて、意識を保っている事も

難しい。

(ああ… お尻なのよ、こんなに可愛い子にお尻の穴を犯されて濡れるなんて…

 恥ずかしい… )

ハッと息を呑む様な美少年から受ける肛虐の悦びの中で、やがて官能のうねりは

大きさを増して行き、須磨子は己の浅ましさを更に強く思い知る羽目に成る。

「あうぅぅ… おしりが… もう… だめ… おねがい、許して… きゃぁぁぁ

 ぁぁ… 」

妖しい陶酔に包まれて、須磨子は目の前が暗く成る。すでにしっかりと肛門性交

による快感を己のものとしている美女は、恥を忘れて咽び泣く。異形と言える肉

の交わりにより得られる快美は、通常のセックスとは明らかに違っているから、

須磨子は愉悦の奔流に押し流されて、我を忘れて泣き狂う。

「ひぃぃ… だめ… いく… もう… だめぇぇぇ… 許して、お願い… あひ

 ぃぃぃ… 」

前に続いて後ろの肉穴も美少年に捧げた須磨子は、信じられない程の大きな快美

に包まれて、そのまま絶頂に駆け上がる。昇りつめた瞬間の才女の括約筋の締め

付けを心地よく感じながら、良太も存分に精をほとばしらせていた。

 

 

 

 


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