その5

 

 

 

 

「大丈夫か? 祐子? 辛く無いか? 」

余計な男の問いかけに、彼女は首を横に振る。

「へっ… 平気… あぁぁ… 入っているよ、健兄ちゃんのが… あふぅぅぅ

 ぅぅ… 」

不感症と言うわりには、十分に濡れて蠢く膣の動きを訝りながら、健太はゆっ

くりと彼女の中に肉棒を押し沈めて行く。幼馴染みの温かく滑った淫穴の気持

ちよさは別格であり、彼も目を閉じて感触を楽しんでいる。

(いかんぞ、自分だけ楽しんだら! 俺の役割を思い出せよ)

油断をすればあっさりと噴いてしまいそうな程に心地よい膣の居心地を堪能し

ながらも、健太は本来の責務を思い出して、いったん根元まで肉棒を押し込ん

で、そのまま様子を見る事にする。

「あふぅぅ… 気持ちいい… 健兄ちゃん… はぁぁぁぁぁ… 」

入れた途端に彼女の都合など考える事も無く、性急に出し入れを繰り返し、そ

のまま放出に至る今の彼氏との世話しない行為に比べて、ゆとりと余裕を持ち

肉穴を貫く健太に、思わず祐子はしがみつき生々しい喘ぎ声を漏らす。

(くぅ… 具合が良いなんてモンじゃ無いぜ。なにしろ、あの祐子と犯ってい

 るんだものなぁ… これは、相当に覚悟を決めて掛からないと、敢え無く討

 ち死にしてしまいそうだ)

熱く爛れた膣の感触に溺れそうに成った健太は、奥歯を食いしばり懸命に劣情

の暴走を堪えている。濡れた膣壁は微妙に甘美な締め付けを繰り返し、まるで

彼を挑発するように蠢く事すらあるのだ。すっかりと美しく成長した幼馴染み

の中にのさばり、健太は幸せを実感する。

「なあ、大丈夫みたいだから、動くぜ… 辛かったら、そう言ってくれよ」

彼の優しい言葉に、祐子は目を閉じたままで小さく頷く。もっとも、彼女には

健太の気遣いなど、もう余計なお世話にすら思えていた。丁寧で長い愛撫の後

で、ゆっくりとした挿入を受けた女体は、自分でもどうにも成らないくらいに

燃え上がり、今は彼の律動が待ち遠しい。

自分勝手な彼氏の行為のせいでセックスを誤解していた祐子は、健太の手によ

り、ようやく女の悦びに目覚め始めている。だから、健太が腰を使い始めると

、たちまち彼女も乱れ姿を曝す様に成っている。

「あっ… あぁぁぁ… いい、もっと… きゃぁぁぁぁ… 」

幼い頃におままごとの相手を務めた可憐な少女の甘えた喘ぎ声に触発されて、

健太の腰の動きにも熱が隠って行く。

(祐子… 良い、女に成ったな。でも、これで、本当に不感症なのか? 今の

 ところは嫌がっている様には見えないし、この乱れ様も演技じゃ無いみたい

 だしなぁ… )

ゆっくりとだが力強く腰を前後に揺すりながら、健太は組伏した美女のよがり

泣きを、しみじみと眺めている。事の起りは祐子の不感症疑惑だったはずだが

、今の彼女は不感症どころか、しっかりと健太の両手を掴み、妖艶に身悶えて

啜り泣きすら漏らしている。

(少なくとも、不感症って事は無いよな。うん… 間違い無い)

素晴らしい吸い付きや締め付けを見せる膣の感触を堪能しながら、健太はなん

とか冷静さを保ちつつ、幼馴染みの美女を責めて行く。彼の手管に翻弄されて

、祐子は虚ろな瞳を宙に彷徨わせつつ、半開きの唇から涎まで滴らせる始末だ

やがて、受け身だった美女が、おずおずと彼に合わせて尻をうねらせ始める。

今の彼氏とのセックスでは、とうてい考えられない反応であろう。自分勝手な

彼氏の行為が早く終わる事だけを願って股を開いて来た祐子だったので、まさ

か自分が相手に合わせて腰を振る行為に及ぶとは思った事も無かった。

(あぁ… 恥ずかしい… でも、お尻が、動いちゃうよぉ… こんなの、知ら

 ない… あぁぁ… )

押し寄せる快美の奔流に流されて、祐子は経験の無い悦楽に溺れて淫らな反応

を示している。健太にとっては当たり前の事だが、幼馴染みの美女は経験の無

い愉悦に戸惑い、理性は脆くも崩壊する。ボーイフレンドよりも格段に場数を

踏んだ健太のテクニックに加えて、幼い頃から抱いていた仄かな慕情も手伝い

、信じられない程の昂りに襲われた祐子は、いつしか恥知らずに腰をうねらせ

て健太の律動の応えている。

「もう… だめ… あぁぁ… だめよ、これ… きゃぁ… あぁぁぁぁぁぁぁ

 ぁぁ… 」

付き合っている彼氏とのセックスでは一度も到達し得なかった無限の高みに押

し上げられて、祐子は裸身を派手に震わせ甘い声を張り上げた。

「くぅ… 祐子… 俺も! はぁぁぁぁ… 」

絶頂に達した瞬間の峻烈な締め付けに耐え切れず、健太も彼女の中に白濁した

男汁を存分に噴いてしまった。

 

 

(はぁ… びっくりした、これがセックスなの? じゃあ、彼奴とのアレはな

 に? )

しばらくは無我の境地を彷徨った祐子は、ようやく意識を取り戻すと自問する。

「少なくとも、祐子は不感症なんかじゃ無いぜ。それは、俺が保証してやるよ。

 まあ、問題は彼氏の方にあるんじゃないか? 」

まるで、祐子の思考をトレースした様に。健太が優しく微笑みながら呟いた。

「イッちまって、そのままノビてしまう不感症女なんて、聞いた事が無いから

 な」

彼の言葉に祐子は耳たぶから首筋までも真っ赤に染めて俯いた。照れ隠しに彼

の胸に顔を埋める幼馴染みの美女の仕種を見て、健太の心の中で理性の鎖がぶ

っ千切れた。

(もう、辛抱たまらん! ここからは、俺の時間だ! ゆるせよ、祐子! )

彼は恥じらいに頬を赤くする幼馴染みの美女を胸元から引き剥がすと、じっと

彼女を見つめる。

「なっ… なによ、健兄? 」

照れた祐子に向って、彼は冷静な顔で、とんでもない事を言い放つ。

「なあ、祐子。これで、お前の願いは叶えてやったんだから、今度は俺の頼み

を聞いてくれよ」

真剣な眼差しの健太に気押されて、彼女は思わず頷いた。

「うん、いいけれど… でも、何をするの? 」

祐子の返事を聞いて、彼はベッドサイドの棚から荒縄を取り出す。

「縛らせてくれ、頼む、祐子」

余りに唐突な申し出を受けて、彼女は印象的な目を大きく見開く。

「それって、SM? 健兄ちゃんて、そんな趣味があったの? クスクス… 」

耳年増で生意気な幼馴染みのからかう声が、健太のドス黒い情念を刺激する。

「縛るからな! 大人しくしていろ! いいな、祐子! 」

言うが早いか、まだ全裸の美女を裏返しにした彼は、背中で彼女の両手を拘束

して行く。

「あん、乱暴ね。でも、いいよ。正直に言って、少し興味もあるから… でも

 、健兄ちゃんがねぇ… クスクス… SMが好きだなんて、あはは… おか

 しい」

この先に自分は迎える修羅場を知らずに、祐子はまだ余裕を持って彼に縛られ

て行く。世間知らずな美女には分からないが、健太は巧みに彼女に縄をうち、

ついには完全に自由を奪い去る。素肌に食い込む荒縄の感触を面白がる祐子を

他所に、彼は暗い情念を込めて祐子を縛り上げてしまった。

 

 

 

 

 


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