「ねえ、これから、どうするの? 」 まだ面白半分な祐子の問いかけに、健太はだまって縛った彼女の胸元に手を伸 ばす。縄に締め付けられて歪に形をゆがめた乳房に手を置いた彼は、人さし指 と中指な間に乳首を挟み、少し力を込めてねじ上げる。 「あっ… あぁぁぁぁ… 」 荒縄で乳房を縛られた事で、こんなにも乳首が敏感に成っていた事に祐子は驚 き甘えた声を上げた。さっき、優しく愛撫された時とは比べ物に成らない、脳 天まで鋭い快美が走り抜けて彼女を狼狽させる。 しかも、様子を見ながら健太は、敏感に成っている乳首への玩弄をやめようと はしない。目眩がする様に峻烈な愛撫に曝されて、祐子は驚き身をよじる。し かし、荒縄で拘束されている美女は、健太の手から逃れられない。 「きゃぁぁ… あぁぁ、健兄ちゃん… ちょっと、待って、お願い、あぁぁぁ ぁ… 」 後ろ手に縛られた幼馴染みの声を無視して、健太は左手で乳首を嬲りながら、 右手は彼女の股間に差し伸べる。胸への刺激により再び潤う肉穴に、彼は迷う 事無く2本の指を沈め込む。 「ひぁぁぁぁぁ… あっ… だめ、そんなに、しないで… 待ってよ、ずるい … きゃぁぁぁぁぁ… 」 自由を奪われた上ですき放題に虐められる行為に直面して、祐子は驚き抗う声 を張り上げる。しかし、縛られている美女には、健太のツボを心得た愛撫から 逃れる術が無い。やがて、最初のセックスを終えて熾きとなっていた官能の炎 が見る間に大きく燃え上がり、彼女を泣かせ困惑させて行く。 「きゃぁぁ… だめぇ… そんなところ… あっ… あぁぁぁぁぁ… 離して 、摘んだらいや… ひぃぃぃぃぃぃ… 」 潤む肉穴を弄る指がクリトリスをまさぐり始めると、もう祐子の悲鳴は手放し だ。腰が震え出すのが止められない美女は、背中で縛られた両手の拳をしっか りと握り締めて、かろうじて己を保っている。背中で両手を拘束された窮屈な 姿勢で嬲られているから、両肩の間接は軋み悲鳴を上げているが、その鈍い痛 みすら今は快美にすり変わり、彼女を泣かせている。 「こんなにべっしょりと濡らして… けっこう縛られて悦んでいるんじゃ無い のか? なあ、祐子」 思いのほかに良い反応を示す幼馴染みの美女を、わざと辱める様な台詞を健太 が投げかける。 「馬鹿! そんな事、無いもん… まったく健兄ちゃんたら、エッチなんだか ら… 」 実は乳房に食い込む荒縄の刺激のせいで、より乳首が敏感に成っているのを自 覚する祐子は、そんな自分の意外な性癖に戸惑いながら、健太の言葉を否定す る。 (でも、ひょっとすると、これって結構、私に合っているのかしら? うふふ… ) 男の経験は今の彼氏ひとりしか無い祐子は、幼馴染みがドス黒い血を滾らせて いる事など見抜けない。彼女は、まだ気楽なSMごっこを楽しむつもりで柔肌 に縄をうたれて悶えて見せた。しっかりと縛り上げた獲物に向って、健太は冷 酷な目をしてのしかかる。その鋭い眼差しに射竦められて、一瞬、本能的な恐 怖を感じた祐子だが、再び力強く押し入って来た剛直に貫かれて、小さく胸を 反らしてうめき声を漏らす。 「あぁぁぁぁぁ… 」 明らかに、さっきのセックスに比べて快感が大きい。健太の躯に馴染んだせい もあるだろうが、縛られて自由が無いままの肉の交わりの刺激が、祐子をたち まち追い上げて行く。 膣の中には、幼馴染みのお兄ちゃんの肉棒が深々と沈む込み、肉の輪を力強く 押し広げている。彼氏とのセックスでは感じた事の無い鮮烈な快美が次々と生 まれて、背筋を掛け昇り脳髄を焦がす。凄まじい愉悦の奔流に煽られて、祐子 は縄をうたれた不自由な躯をうねらせる。 「やっぱり、縛られて犯られる方が感じるみたいだぜ。誰が不感症なんだよ? お前はかなり淫乱な女だぞ」 子宮を押し上げるくらいにしっかりと奥まで貫いた健太が、なんとも不埒な台 詞を耳もとで囁くが、目一杯に剛直を埋め込まれた祐子は、めくるめく様な快 美に翻弄されていて、言い返す事も否定する事も出来ずに喘ぎ続ける。 たしかに、さっきのセックスに比べても、明らかに今の快感の方が鋭く深い。 だが、縛られて犯されるアブノーマルなセックスに対する嫌悪感から、彼女は それを認めたくは無いのだ。だから、彼がキスを仕掛けてきたのを幸いに、自 らも熱心に舌を絡ませて気を紛らわせる。 「ほら、お前の方が尻を振っているのが分かるだろう? 」 健太の言葉に間違いは無い。たしかに熱烈なくちづけを交わしながら、淫らに 腰をうねらせているのは祐子の方だ。彼の言葉に恥じらい頬を赤く染めてみて も、初めて味わう肉の快美に翻弄された美女は、尻を蠢かせる事をやめられな い。 「ねえ、お願い… 健兄ちゃんも… お願いよ、焦らさないで、こんなの初め てなんだから… あっ… あぁぁぁぁ… 」 自分が不感症なのでは無いか? との懸念から、健太を誘惑してセックスに及 んだ祐子だが、これまでに経験の無い縛られた上での性行為に、すっかりと溺 れて淫らな台詞を口にしている。 「よし、いいだろう… それじゃ、俺も楽しませてもらうぜ」 白い肌に荒縄を食い込ませながら身悶える美女を組み伏す健太は、言葉の通り に荒々しい律動に取り掛かる。 「ひっ… ひぃぃぃ… ああ、凄い… 健兄ちゃん! あっ… あぁぁぁぁぁ… 」 躯全体を揺さぶられる様な激しい突き上げに曝されて、祐子の見開いた目から 焦点が消え失せる。虚ろに開いた瞳を空に彷徨わせる美女の口からは、生々し い喘ぎ声が尽きる事は無い。これがセックスと言う代物なのか? それでは、 これまで彼氏と肌を合わせて来たアレは何なんだ? そんな疑惑が浮かんでは 消えるなかで、祐子は己が果てる時が近い事を悟る。 「もう… だめぇぇぇぇ… あっ… あぁぁ… きゃぁぁぁ… 」 膣の中で縦横無尽に暴れまわる肉棒に威力に屈して、祐子はたちまち追い上げ られて行く。もしも両手が縛られていなければ、きっと健太にしがみつき、も っと淫らに尻をうねらせて快楽を貪ってしまった事だろう。だが、無惨に縛ら れ自由を奪われて犯される刺激的な行為の中で、祐子は意識が何度も寸断され る鮮烈な快美を体験する。 「だめ… あぁ… あたし… あぁぁ… あぁぁぁぁぁぁ… 」 最初の男である今の彼氏との行為からは、ついに味わう事の無かった眩い程の 絶頂に追い上げられて、祐子はあっさりと意識を失う。だが、彼女の乱れ姿を 目の当たりにして、邪な欲情を幼馴染みの美女にぶっける決意を固めた健太は 、2度目な事もあり昇りつめる祐子の膣の扇情的な蠢きと締め付けに耐え切っ ていた。
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