その8

 

 

 

 

『さて、一通り済んだから、いよいよ中出し解禁だぜ。それじゃ、楽しませても

 らいますよ』

いくら犯っても犯り足りない年代の若者達だから、ほかの3人が楽しんでいる間

にすっかりと勢いを取り戻していた徳倉は、股間の勃起をしごきながら再び覆面

で顔を隠した芳美におおい被さって行く。

『ふぐぅぅ… むはぁぁ… 』

既に4人の男達からの輪姦を受けた芳美は、もう精魂尽き果てた様に見えていて

、徳倉の肉棒の侵入にも、小さく呻き僅かに身を震わせるだけだ。

『ひゅ〜! これだけ犯っても、まだマン◯はぐいぐいと締め付けてきやがるぜ

 。まったく具合の良い道具さ。いったい、どんな淫乱女なんだろうな? 顔が

 見えないのは残念だけれど、胸もでかいし腰はきゅっと窄まっているし、マ◯

 コは抜群だし、最高だぜ! 』

亭主が目の前でビデオカメラを操作している事も知らずに、徳倉は有頂天に成っ

て覆面姿の芳美を嘲笑いながら犯して行く。4人が一回りした事から、5度目の

陵辱を受ける事に成る姉の裸身は汗に塗れていて、玉に成った雫がポタポタと床

に滴り落ちている。

破廉恥な器具に拘束されて股を閉じる事も許されていない芳美が、己の意志を無

視されて射精の為の肉の道具に貶められている光景が、ついに加奈子の理性を焼

き切った。

彼女は姉が無惨に犯されて身悶える状況を記録したビデオテープの再生を止める

為に差し出した人さし指を引っ込めると、そのままスカートを捲り上げて、ショ

ーツの中に指を差し伸べる。

実の姉の乱れる姿の毒に当てられた美女は誰もいないのを良い事に、義兄と姉の

暮らす家の居間で自慰に耽り始める。自分でも驚く程に濡れた秘裂に指を押し当

てただけで、背筋に電撃の様な快感が走り抜けて、彼女は目眩を感じて仰け反っ

た。

「あぁぁぁ… 」

これまで自室で深夜に密かに行っていたオナニーとは比べ物に成らぬ妖しい快感

に接して、加奈子は驚き狼狽する。テレビ画面の中では、姉の芳美がマスクで顔

を隠されて、正体を偽りながら、夫の目の前で若い男達の慰み者に成り犯されて

いる。

いったい姉がどんな気持ちで、こんなにもふしだらな行為に身を投じているのか

は分からない。しかし、破廉恥な器具に固定されていると言っても、芳美の腰は

不自由ながらも若い牡の陵辱者達の突き上げに合わせて淫らにうねくっているの

だ。

夫である常男の間の前だと言うのに、次々と違う獣の男根を受け入れる姉の常軌

を逸した性行為が、加奈子を当惑させ、そして言葉に出来ぬ程に興奮させている

。画面に映し出される姉の痴態を見つめながら、彼女は一人で淫らな行為に及ぶ

が、これまでの人生の中で、こんなにも鮮烈な感触は経験が無い。甘い興奮が心

を痺れさせて、膨れ上がった欲情が処女である加奈子を混乱させる。

「あふぅ… あっ… はぁぁ… 」

テレビに映る姉と同じ様に、しゃがみ込んだ腰を心もち浮かせた美女は、己の濡

れた女陰に中指を軽く沈ませて、そのまま上下に擦って行く。耳には、覆面とボ

ールギックのせいでくぐもる姉の嬌声が響いている。

もしも、前もって正体を明かされていなければ、肉親である加奈子にすら、その

声が姉の芳美であるとは分かるまい。否、声だけでは無く、覆面で正体を隠した

、この哀れな精液便所女が姉だとは、絶対に気付く事は無かったであろう。

だが、この獣達を部屋に呼び寄せる前に、義兄から器具の縛られて覆面を付けた

芳美の姿を、彼女は間違えなく見ている。その姉には輪姦2回り目の3番手がス

パートを掛けて、やがて奇妙な器具に縛られたれた哀れな奴隷女の中に、精液を

噴き出している。

『ふぅ… まったく、最高ですね。よく、こんなに中だしさせてくれる奴隷女を

 見つけてきましたね、先輩。前の2人分のザーメンが効いているから、滑りも

 バッチリだし、マ◯コの絞まりも絶妙ですよ』

輪姦パーティに招いてもらった事から、幾許かは追従もあると思うが、それでも

射精を終えて姉から離れた若い獣の顔には満面の笑みが浮かんでいる。

『おい、つまらん事をしゃべっていないで、終わったら、さっさと交代してくれ

 よ。もう、待ち切れないぞ』

最後に残った者が、追従男を押し退けて姉に迫って行く。

『ちょっと、待ってくれよ』

義兄の制止する声に、最後の男が情けなさそうな顔で振り向いた。

『そんな顔をするなよ、なにも犯らせないって言っているワケじゃないんだから

 さ。えっと… これを… 』

いきなりテレビ画面が揺れた事で、固定されていたビデオカメラが動かされた事

が分かる。しばらくは不安定な画像がぶれていたが、いきなり熟し爛れた女性器

がアップにされたので、加奈子はオナニーの手を止めてテレビを凝視する。

野獣の様な男達に立て続けに陵辱された蜜壷は、太股の内側や蟻の戸渡りを愛液

でべっしょりと濡らし光っている。あの奇妙な器具のせいで閉じる事が出来ないか

ら、芳美の最も恥ずかしく、けして人目に曝したくはない女の部分は、あからさま

に丸見えだ。

自分が見られているわけでも無いのに、加奈子は姉の痴態を目の当たりにして、思

わずオナニーの手を休めて、誰もいない部屋で静かに股を閉じてしまう。だが、そ

んな彼女の羞恥心を逆撫でする様に、テレビの画面は執拗に、踏み荒らされた姉の

女性器を捉え続ける。

「ああ… お姉ちゃん… 可哀想に… 」

こうまで赤裸々に恥部を見られる姉の心の痛みを感じながらも、加奈子は心の中で

膨らむ欲情に押し流されて、ふたたび両脚をゆっくりと開くと、自慰を再開してし

まう。

『よ〜し、いいぞ。このまま入れてやってくれ。ほら、どうした? 今さら恥ずか

 しがる事も無いだろう? それとも、もう止めておくか? 』

義兄の台詞に若者は気色ばむ。

『じょ、冗談じゃ無いッスよ、俺だけ中出しNGは、カンベンして下さい』

若者は勇んで芳美に取り付くと、待たされた間に若干萎えた一物を元気付ける様に

2〜3度しごきあげる。

「この人のも… 太い… 」

処女故に、どの男性器を見てもおぞましく、恐怖に駆られる加奈子だから、4人目

の男の一物が爛れきった芳美の女陰を割り裂き納まって行く光景に、血の気が引く

思いだ。しかし、画面の中の姉の濡れた秘裂は驚く程にあっさりと、若者の大きな

一物を呑み込んでしまう。

「あんなに、大きいのに… 入っちゃうんだぁ… 」

中指一本でも窮屈に思える己の女陰と比べる処女は、生唾を呑み込みながら姉の痴

態を凝視する。あの醜悪で巨大な肉棒が、姉の噴き出す愛液に濡れながら出入りを

繰り返す光景を見せつけられて、加奈子は息を詰まらせながらオナニーに没頭する

。夫の目の前で自ら望んで縛られて、見ず知らずの若者達に輪姦されるアブノーマ

ルな性行為に溺れて、自由を奪われた裸身をうねらせる淫らな姉の行為に感化され

て、何時しか加奈子も我を忘れてオナニーに没頭してしまった。

 

 

 

惚れた理由、前編 END

 

 

来週に続きます。

 

 

 

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