両手足を縛られて珍妙で淫媚な器具に固定された全裸の姉が、拘束具を引きち ぎらんばかりに身をよじり、肛門での性交を欲する姿に、テレビの前の加奈子 は圧倒されている。処女である妹は、普通の性行為であっても、未知の悲しさ から抵抗をぬぐい去れない。 それなのに、幼い頃から仲良く暮らして来た姉が、輪姦された上に、夫に自ら アブノーマルな肛門性交を懇願する光景は、もう加奈子にはまったく理解出来 なかった。そんな乙女の目の前の画面の中で、ついに義兄の肉棒が、姉の裏門 に押し沈められて行く。 『ひっ… ひぃぃぃぃぃぃぃ… 』 これまで若い獣達に蹂躙されてきた女陰では無く、手も触れられる事が無かっ た菊門への侵入を感じて、芳美は生々しい声を張り上げる。ろくに愛撫も無く 、潤滑油代わりのクリーム等の使用の形跡も見られ無い肛門への狼藉は、姉と 義兄が如何にこのアブノーマルなセックスに慣れているかを物語っている。 (裂けてしまわないのかな? でも、お姉ちゃん、ちっとも辛そうには見えな いわ… どうなっているのかしら? ) さっきまで何本もの男根を迎え入れていた、濡れた肉の花弁が歪に形をゆがめ る下で、目一杯に大きく広げられた肛門で、夫の肉棒を呑み込んでいる芳美は 、虚ろな瞳を見開いたままで、力無く左右に首を捻っている。 『ああ… すてき… お尻に、いっぽい… きゃぁぁぁぁぁ… 』 身を引き裂かれる様な痛みを想像して竦み上がる妹の前で、画面の中の奴隷女 は明らかに肛門での性行為から快感を覚えて艶っぽい声を漏らしているではな いか! 知識としては知っていても、いざ目の前で、しかも身近な身内の姉が アブノーマルなセックスに溺れる姿は、やっぱり加奈子にはショックが大きい 。そんな妹の驚きを他所に、律動に取り掛かった夫の下で、芳美はあられもな い悲鳴を張り上げながら、拘束されて不自由な裸身を揺すっている。 『ひぃぃ… すてき… ああ、御主人さま、もっと、つよく… あひぃ… こ れ、忘れられない… ああ、最高… ひぃ… ひぃ… ひぃぃぃ… 』 義兄の荒々しい突き上げのせいで、見捨てられた女陰が捩れて、肉襞の中心か ら最前に散々中出しされた若い牡のザーメンが逆流して溢れ出ている。白濁し た子種汁が歪に形を変える肉襞の狭間から漏れて滴る光景は、処女である加奈 子にとっては想像すらした事の無い淫媚で猥雑な眺めであった。 (お姉ちゃん… お尻に入れられているのに、あんなに気持ち良さそうな声を 出して… まるで変態じゃない? ) 加奈子の考察に間違いは無い、どこからどう見ても姉は悦んでいる。覆面を付 けて正体を隠したまま、夫の知り合いから輪姦されてよがり泣いたかと思えば 、今度はビデオ録画されている事も気にする様子も見せずに、こうして夫に排 泄器官を貫かれてヒイヒイと艶っぽい泣き声を張り上げている。 これが、あの気丈で理知的な姉なのか? 姉に良く似た別の女なのでは無いか ? と、加奈子はさっきから何度も目を凝らして画面を見つめてみるが、そこ に映し出された淫女は、まごう事無く姉の芳美なのだ。 『なんだ? オマ○コから、散々に注がれたザーメンが溢れて出て来てしまっ ているぞ。せっかくの便器女が台無しじゃないか? ほら、しっかりと閉め て漏らすんじゃ無い! 』 常男の手が、見捨てられた姉の肉裂に差し伸べられて、中指と人さし指が濡れ た秘裂の表面をなぞると、確かに義兄の言葉通りに、そこからは愛液に混じっ て白濁した子種汁が溢れて泡立っている。 『ああ、オマ○コまで虐めるのですね? お尻の穴で御奉仕しているのに、オ ○ンコまで虐めるなんて、酷い人… でも、あっ… あぁぁぁぁぁ… 』 思わず詰る姉の態度に腹を立てたのか? 画面の中の常男は妻のアヌスを貫い たままで、荒々しく女陰をかき混ぜる暴挙に及ぶ。散々に輪姦された挙げ句に 後始末すら許されていない芳美だったから、この刺激はたまらないのだろう。 猥雑な器具に大股開きで拘束されたままで、姉は何度も汗塗れの裸身を痙攣さ せた。たちまち自分を見失い、あられもない悲鳴をまき散らす様に成った妻の 狂態を冷やかに見下ろしながら、常男はさらに指を深く女陰に沈めて、恥知ら ずな音を立ててかき回して行く。 『ひぃぃ… だめぇぇぇ… そんなに、乱暴にされたら、あっ… また… イ ク… いっちゃうぅぅぅぅぅ… 』 四肢を皮のベルトで固定されている美しい姉は、我を忘れて叫び声を張り上げ ると、不自由ながらも精一杯に腰をもたげて、夫の指嬲りに合わせて蠢かせる 。指先どころか常男の手の甲までもベッショリと濡らす姉の淫汁のてかりを見 て加奈子もたまらず、自慰にも力が入って行く。 処女である加奈子は、まだ経験の無いセックスに対する淡い憧れを、姉と義兄 の痴態を見せつけられて、ものの見事にぶち砕かれてしまった。しかし、漠然 とした妄想を蹴散らす、この生々しい肉の交わりを目の当たりにして、いつし か彼女は、破廉恥な器具に縛り付けられた姉と自分の立場を入れ替えて、常男 に責められる空想に溺れている。 『ひぃぃ… ひぃ… ひぃ… ひぎぃぃぃぃぃぃ… 』 アナルを義兄の剛直で貫かれた上で、濡れた蜜壷を指で玩弄される姉の狂った 様なよがり泣きに感化されて、ジュータンの上にペタリと座り込み、シューツ の中をまさぐる加奈子の気持ちも大いに昂って行く。 やがて、画面の中では、しゃくりあげるように何度も短い悲鳴を漏らした芳美 が非道な夫の手で絶頂へと駆け上がる。淫猥な器具に固定されたままで、裸身 を何度も激しく痙攣させた芳美が、耳を覆う様な恥知らずな牝の嬌声を張り上 げて悶絶に至る中で、処女である妹の加奈子もまた、テレビの前で軽いアクメ に達してしまっていた。
(まったく、あれは事は私達の事じゃありません… なんて顔をして平気でい るんだもの、どういう神経をしているのかしら? 信じられないわよ) 駅に隣接するデパートの地下の食料品街から買い求めて来た、高級な惣菜を皿 に移し代えてイソイソとテーブルに運び、その傍らで何くれとなく常男の世話 を焼く姉を見て、加奈子が赤面しているのはワインの酔いばかりが原因では無 い。 あのビデオの中で卑猥な器具に縛り付けられた上で、お尻の穴までも使ってセ ックスに及んだ姉と、目の前でテキパキと家事をこなす芳美のイメージが、ど うしても上手く重ならないのだ。それに、義兄も義兄である。欲望を丸出しに して、嫁である芳美の媚態をビデオで記録に残している獣は、そんな素振りの 欠片も見せる事は無く、常日頃と変わらぬ態度で快活に笑いかけてくる。 考えて見れば、2人な加奈子が好奇心に負けて、ラックの中に仕舞われていた 秘密のビデオを見た事を知らないのだから、いつもと態度が変わらないのは当 然なのだが、それでも夫婦の赤裸々な性行為、しかも、過分にアブノーマルな テイストの漂う輪姦&アナルセックスのビデオを盗み見した加奈子には、やは り2人を色眼鏡で見ないわけには行かない。 「あれ? どうしたんだい、カナちゃん。あんまりグラスの中身が減っていな いけれど… このワインは口に合わなかったかな? 」
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