自分でも気付かずに過ごして来た被虐を好む血が、沸々と泡立つ感触を訝りな がら、加奈子は姉と義兄の寸劇を見守っている。 「よし、奴隷の分際が分かったならば、またカナちゃんを、慰めてやれ。今度 はシックスナインで楽しませろよ」 「はい、御主人さま… 」 本当ならば、いつまでも夫の男根に寄り添って、フェラチオに興じていたい芳 美だが、マゾとして仕込まれた愛奴隷は、素直に主人の命令に従い、ふたたび ベッドに横たわる妹の元に歩み寄る。成す術も無くシーツの上に転がされた加 奈子と、頭の向きを逆にして四つん這いに成った牝奴隷は、主人の命令に従い 、またもや近親相姦レズ行為に取り掛かる。 ふたたび責めの鉾先が自分に向いた事から、加奈子は狼狽して声を張り上げる。 「いや、お姉ちゃん! やめて、いやよぉ、あっ… だめぇぇ… 」 まだ男を知らぬスレンダーな肢体に絡み付くのは、夫の手により開発が進み、 十二分に熟れた人妻なのだ。しかも、マゾの血を滾らせる芳美は、あいてが肉 親である事もかまわずに、まだ汚れを知らぬ恥部に舌を差し伸べて熱心に舐っ ている。両手両足を縛り上げられた加奈子だから、姉の執拗で熟達した舌での 責めから逃れる術は無い。 「うふふ… こんなにビッショリと濡らして、カナちゃんたら、本当にいやら しい子ね。処女のくせに、そんなに殿方は欲しいの? 」 「ちがうわ! あっ… やめて、そんなところ、舐めたら、汚いぃぃ… きゃ ぁぁぁ… 」 自由を奪われた上に媚薬まで使われた加奈子は、自分の劣情の暴走に心底驚い ている。たしかに敬愛する姉が義兄の前で跪き、フェラチオに及ぶ光景は極め て刺激的ではあった。 だが、どんなに淫媚な光景を見せつけられたにしろ、こんなにも股間は疼き、 姉の責めの前に愛液を溢れさせてしまう事に、加奈子は困惑を深めている。も ちろん、媚薬とはいったい何なのか? 媚薬そのものの存在すら知らぬ乙女で あるから、まさか己の躯にそんな邪な薬を使われているとは夢にも思わない。 (あぁぁぁ… なんで? こんな酷い事をされているのに、何でこんなに気持 ちがいいの? あっ… だめぇぇ… おかしくなるぅぅぅぅ… ) 頭の向きを前後逆にしてのしかかる芳美だから、妹の目の前には爛熟した姉の 秘裂がアップになっている。肉の襞が石榴の様に花開き、しっとりと潤い艶や かに充血する姉の秘穴のグロテスクさに、加奈子は怯えて目眩すら感じている 。 形よく整えられた恥毛の下で、まるで別の生き物の様に醜く歪み形を変える淫 裂を目の当たりにして、処女の加奈子はどうして良いのか分からない。これほ どに間近で同性の秘所、しかも発情した牝の媚裂を見た事など、加奈子には無 かった。実の姉の手で責められながら、その歪む肉穴のを見せつけられては、 乙女は狼狽するばかりだった。 縛られてはいたものの、最初は力の限りに股を閉じようと努めていた加奈子だ が、気付けば、すっかりと両脚からは力が抜けてしまい、姉の舌での愛撫に酔 い痴れている始末だ。もちろん処女の加奈子にとって、淫裂を舐められるなど 初めての体験なのだが、媚薬のせいで不自然に燃え上がった躯は、姉の愛撫を 拒み切れない。 オナニーで得られる快感が子供の遊びに思える様な峻烈な快美に毒されて、彼 女はアブノーマルな同性愛の世界に徐々に馴染んで行く。また、芳美も愛する 夫であり、閨の床では冷淡な支配者と変わる御主人様の命令に素直に従い、全 裸で自由を無理に奪われている実の妹の上に四つん這いと成り、ひたすら加奈 子の媚裂を舐り苛んだ。 これまでの結婚生活で仕込まれたものなのであろうか? 芳美の口での愛撫は 素人離れした技量を見せている。ただでさえ媚薬に蕩かされた女体に対する、 ねっとりと濃密な口での愛撫なものだから、加奈子は何時しか抗う台詞も忘れ て、初々しく喘ぐばかりな状態に陥ってしまう。 「すっかりと大人しくなったわね、カナちゃん。それにしても、いくら舐め取 っても、次々といやらしいお汁が溢れて来るから、これでは切りが無いわよ」 姉の恥知らずな行為の前に屈した加奈子は、もう頬を赤らめて弱々しく首を横 に振るばかりだ。確かに濃密な愛撫に曝された躯は、もう引っ込みのつかない 所まで暴走している。妹の負けっぷりに気を良くした美貌の姉は、舌先を筒状 に丸めて、ヌラヌラと愛液の光る恥唇をつっ突きながら、まだ誰の手も玩弄に 及んだ事の無かった加奈子の乳房に指を食い込ませる。 「だめぇぇぇぇぇぇぇ… 」 自らの経験から女の弱味を知り尽した芳美の巧みな愛撫の前に、哀れな妹は縛 られた不自由な肢体を震わせて、軽いアクメに到達した。 「あら? もうイッちゃったの? 処女のくせに、ちょっとオマ○コを舐めら れただけで、簡単にイクなんて… ほんとうにいやらしい子ね、カナちゃん たら」 シックスナインの体勢のままで中指を使い、泥濘と化した妹の女陰を残酷に嬲 る芳美の台詞には、嫉妬の気持ちが見隠れしている。愛しい御主人様を発情さ せる、カマトトな処女に対するやっかみは、少なくとも、この寝室の中では姉 妹に対する愛情を大きく上回っていた。 そんな妻の憤りまでも見透かした常男は、妹に取り付き責め苛む妻の傍らに歩 み寄る。彼は意識が朦朧となった加奈子の側に立つと腰を屈めて、生まれて初 めての狼藉に、すっかりと心を虚ろにした美しい義妹の頬を軽く2〜3度叩い て、加奈子を甘い夢の世界から陰惨な現実へと引き戻す。 「ほら、カナちゃん。眠っていたら、これからの事を見逃すよ。さあ、目をさ ますんだ」 頬に対する刺激から、加奈子は桃源郷から無理に連れ戻された。目をあければ 、相変わらず彼女の頭の上に跨がる姉の濡れた秘裂が蠢き、その傍らには誠実 な仮面を脱ぎ捨てた常男が、残忍な笑みを浮かべて彼女の事を覗き込んでいる 。 「ああ… お義兄さん、もう、いや、こんなの、いやです。離して、やめて下 さい」 「ははは… これくらいの事でネを上げるようでは、これから先が思いやられ るね。でも夜は長いのだから、もう少し気楽にした方がいいよ」 常男は獣の血を剥き出しにして身を起すと、妹の上で頭の向きを逆にして四つ ん這いの姿勢を保つ妻へと顔を向ける。 「そのまま、もう少し尻をもちあげるんだ。ここで犯ってやるぞ、芳美」 「えっ! このままですか? 御主人さま? 」 いかに被虐慣れした牝奴隷であっても、さすがに妹の顔の上で媚裂を貫かれる 行為には逡巡する。だが、マゾの血を暴かれて滾らされた美人妻は、可愛い妹 の目の前で犯される行為に心が痺れているのも事実だ。数十センチしか離れて いないところで、妹の視線を感じながら、愛する御主人様に貫かれる興奮を思 うと、もう、芳美は羞恥をかなぐり捨てている。 「はい、御主人さま。どうか、御主人さまの大きなチ○ポで、芳美を犯って下 さいませ。芳美はどんな時に、どんな所でも御主人さまのオチ○ポに御奉仕 するのが大好きな、いやらしい牝奴隷でございます」
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