生徒会長 前編 
その5

 

 

 

 

深夜に自室のベッドで言い知れぬ後ろ暗い罪悪感に苛まれながら浸る自慰など

とは比べ物に成らない快感に包まれて、少年は目眩すら感じて情けないうなり

声を漏らすばかりだ。口に含まれた肉棒の亀頭だけでは無く、茎の裏筋た側面

、さらに指を絡めた根元近くまでにも、軟体動物を思わせる舌が這いずり回る

愛撫の前で、彼は夢見る様な恍惚の表情を浮かべている。だが、そんな天国も

長くは続かない。余りにも巧みな美女の口での行為は、圧倒的に経験の不足し

ている少年には過ぎたる代物である。

「くぅぅぅ… 先輩! ぼく… もう… だから、離れて、おねがい… だめ

 ですぅぅぅぅぅ… 」

少年がどんな状況に追いやられているのか正確に洞察した上で、美咲は彼の腰

にしがみつき、濃密なフェラチオを続けて行く。逡巡のまったく見えない口で

の愛撫で責められて、弘人はいよいよ崖っ縁へと追い詰められた。しかし、な

にがあっても、女神の口を汚すことなど許されないと堅く信じる少年は、最後

の理性を総動員して、なんとか美咲の愛撫から逃れようともがいて見せる。

「センパイ… お願いです、もう、出ちゃいそうなんです… このままじゃ…

 あっ… だめ、そんなにきつく吸ったから… くふぅぅぅぅぅぅ… 」

彼の悲鳴を面白がる様に、さらにしっかりとしがみつき、口にした肉棒を強く

吸い上げてくる美女の悪戯に屈して、いよいよ少年は射精衝動を抑えきれなく

なっている。股間の筋がつる程に我慢を重ねた弘人であったが、童貞少年の頑

張りなどは所詮はたかが知れている。

「駄目… だめだぁぁぁぁぁぁ… 」

なんとかもがいて最悪の事態を回避しようと試みた少年であったが、ふとした

心の緩みから、ついに精通管に男汁が溢れ出す。

「はぁぁぁぁぁぁぁぁ… 」

崇拝してやまない女神の様な美貌の生徒会長の口を汚す、万死に値する暴虐行

為に及んでしまった少年は、申し訳なさに消え入りたい気持ちと共に、射精に

伴う凄まじい快感に打ちのめされている。だが、そんな少年の慚愧の念などお

構い無しに、美咲は満足げに咽を鳴らして少年の子種汁を嚥下して行く。最後

の一雫まで逃すまいと強い吸い上げを見せた美女は、鈴口をしっかりと舐め回

した後に、ようやく名残惜し気に肉棒から唇を離して行く。

「うふふ… 濃いわね、昨日の夜にはオナニーしなかったの? 」

若さ溢れる肉棒は、一度噴いたくらいでは勢いを失う様な事は無いから、美咲

は茎に部分に指を絡めたまま、前後に擦って微笑んだ。絶対的な存在と成った

美女の問い掛けに、弘人は素直に頷き肯定の意を示す。

「いいこと、これから弘人はオナニー禁止よ。あなたのザーメンは一滴残らず

 全部私のモノなんだからね。もちろん、他の女とのセックスは論外! わか

 ったかしら? 」

「はっ… はい、センパイ! 」

躯の芯を引っこ抜かれる様な素晴らしい快感を伴う射精の直後の弛緩の中で、

少年はガクガクと頷き美咲の命令に従う事を誓っている。

「素直で良い返事ね。それならば、御褒美をあげるわ」

邪魔に成るワープロを隅に押し退けてから、美咲は再び机の上に腰を下ろすと

、こんどは仰向けにねそべって見せる。

「さあ、犯って、ヒロトの好きにしていいのよ」

もう夢でも妄想でも何でも構わない! 少年は意を決して憧れの美女の元に歩

み寄る。直前に一度噴いてしまっているが、弘人くらいの年齢であれば萎える

事などは考えられない。むしろ落ち着きを取り戻すのには丁度良い案配であろ

う。

「ここよ、分かるでしょう? 」

フェラチオの前に行われた性教育のお陰でまごつく事も無く、少年は勃起した

肉棒を女神の濡れた花唇に押し当てる。想像だにしていなかった僥倖に、弘人

の感激は計り知れない。ここが普段は生徒会のメンバーが集い業務に取り組む

部屋である事も忘れて、彼は欲望が詰まり固くそそり立つ雄物を、憧れの美女

の中へと沈めて行く。

「はぁぁぁぁぁぁぁぁ… 」

なんと艶かしい声なのであろうか!これまで耳にして来たどんな旋律よりも感

動を呼ぶ美咲の嬌声が、少年の心を鷲掴みにして強烈に揺さぶって来る。童貞

な弘人であったが、熱く濡れた女陰は、まるで吸い込む様に彼の肉棒をスムー

ズに呑み込んでくれた。

「あうぅ… センパイ… 」

フェラチオとは趣の異なる気持ち良さの前で、弘人は幸福感を噛み締める。憧

れの美女の中は思っていたよりもずっと熱く、そして絡み付く肉襞の蠢動には

驚かされた。テクニックも何も無い少年だから闇雲に根元まで突っ込むと、そ

のまま生まれて初めて味わう蜜壷の感触に溺れて、早くも二度目の射精を予感

する。

「焦らないで、ヒロト… 」

熱を帯びた美咲の台詞に、ようやく少年は我に返って、ひとつ深呼吸をする。

しっかりと呑み込まれた肉棒を嬲る様に、濡れた媚肉は峻烈な締め付けを見せ

るから、弘人は己を取り戻すのに苦労する。だが、立て続けに二度も、しかも

余りに早く噴いてしまって、彼女に軽蔑されるのは御免だったから、童貞を卒

業しつつある少年は、ここが我慢のしどころだと自分に言い聞かせて奥歯を噛

み締める。

美女の巧みな導きのお陰で、なんら迷う事もなく初体験に至った弘人は、世の

中にこんなにも甘美な代物があった事を思い知らされて感動に震えている。こ

こまで来たら、毒を喰らわば皿までだ! と、覚悟を決めた少年は、それでも

恐る恐る美咲にキスを仕掛けて行く。

生意気だ! との叱責を覚悟した上ででの決死の心構えの行為ではあったが、

少年の杞憂を嘲笑う様に唇を合わせた途端に、美咲の方から再び濃密なディー

プキスを仕掛けて来る。今度は一方的に舐られるばかりでは無く、自分の方か

らも積極的に舌を絡めてみせた弘人は、牡の本能に従ってゆっくりと律動に取

り掛かって行く。

すると、彼の行為に触発された美女は、形の良い両脚を持ち上げて、しっかり

と少年の腰にフックさせて尻をうねらせて来るではないか。余りにも淫らな美

咲の振るまいに刺激されて、彼は我を忘れて力を込めた突き上げを繰り返して

行く。

「あっ… あっ… すてきよ、ヒロト… きもちいい… 」

「ボクもです、センパイ… くぅぅ… 」

後はもう無我夢中と成り、弘人は思うが侭に腰を振り、憧れの美女を犯す行為

に没頭する。最初にフェラチオで噴いていなければ、あっと言う間に射精に及

んでしまった事であろう。しかし、こうして美咲を組伏して貫き突き上げる行

為に及んだ少年は、再び堪え様に無い昂りに襲われて、もう腰の動きを止めら

れない。

「あうぅぅ… もう、駄目です、センパイ。御免なさい! 」

「いいのよ、今日は中で平気だから、思いっきり出してちょうだい」

望外の許しを得た少年は、我を忘れて突き上げ続けた。初めて味わう女の膣の

鮮烈な感触に翻弄されて、彼は再び怒濤の快美に押し流された。

 

 

 

 


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