生徒会長 前編 
その6

 

 

 

 

「せっ… センパイ… はぁぁぁぁぁぁ… 」

若さ溢れる元気なほとばしりを感じて、美咲は大きく仰け反り裸身を痙攣させ

ていた。こうして弘人の童貞は崇拝する女神に捧げられたのだ。

 

 

以来、二人は事ある毎に、こうして一般の生徒や教師からは隔絶された生徒会

館の地下にある秘密の部屋で愛欲に塗れた関係を保っている。美咲によりオナ

ニーを禁止されてしまった少年であったが、彼が劣情に苛まれて懊悩する羽目

に陥る事は無い。なぜならば。積極的な美女は3日と開けずに彼と関係を持つ

事を望んでくれている。だから、今日もこうして放課後に居残り、弘人は胸を

ときめかせて美貌の女神を待っていた。

「ねえ、今日は後ろから犯って… 」

甘えの隠った美咲の願いに、少年はひとつ頷き承諾する。肌を合わせる様に成

り、もう二月は過ぎているのだが、今もって二人の間の主導権は美咲が握った

ままだった。弘人はねだられるままに、四つん這いに成った美女の尻に取り付

いて行く。

「なんて綺麗なお尻なんだ… これが全部ボクのモノだなんて… 」

勝手な思い込みに酔い痴れる少年は、興奮で鼻息を荒くしながら肉棒を濡れた

女陰の先端に押し当てると、慣れた様子でズブズブと埋めて行く。

「あふぅ… ああ、いいわ… 気持ちいい… 」

四つん這いのまま、なだらかな背筋を反らして嬌声をあげる美女のヒップが淫

らに踊り始める。いまだに鮮烈さを失わぬ蜜壷の締め付けを堪能して、しばら

くは動きを止めていた弘人だったが、年上の彼女の積極的な動きに引き摺られ

て、やがてゆっくりと律動に取り掛かる。こうして今日も、忠実な生徒会の役

員の仮面を被った二人の淫獣は、己の欲望を満たす為の桃色遊戯に耽って行っ

た。

 

 

 

 

可愛い少年との行為に余韻に躯を火照らせる美咲が辿り着いたのは、繁華街に

近いワンルームマンションの一室だった。学校での美少年とのふしだらな肉の

交わりを堪能したかに見えた彼女であるが、あれは美咲にとっては単なる前菜

に過ぎない。

名字も知らぬ友人が借りているこの部屋には、たえず数人の若い女性が屯して

いる、言う成れば『溜まり場』なのだ。中には風俗で働く子もいるが、大半は

美咲と同じく、どこかの女子高に在籍する少女である。なんとなく顔を出す様

に成り、今では重宝もしているが、それでも美咲は誰がこの部屋の借り主なの

か? 正確には知らない。

「あら、ミー、今日は随分とゆっくりしゃない? 」

市内でも有数の落ちこぼれが通う高校でサボリまくり、遂には留年した雅美が

美咲の到来を歓迎して笑いかけた。ここに集まる少女は互いの本名も、生活に

ついても詮索する事は無い。渾名がそのまま通り名であり、仕事も本人は言わ

ない限り、学生なのか? 風俗嬢なのか? 家出娘のプー太郎なのか? 分か

らないのだ。

「うん、可愛い子と一発済ましてきたからね」

ミーと渾名で呼ばれた美咲は、隠す事もなく真実を語る。

「キャハハハハハ… ミ−は好きだからね、男が」

しもネタには敏感な真紀子が、相棒のガングロ雅美を押し退けて会話に加わる

「それで、今日は何処に行くの? Fクレア? サテンドール? それとも 

 リトル・スイング? 」

この繁華街で名の知れたライブハウスやクラブの名を列ねて問い質す真紀子に

向って、美咲は微笑みんだ。

「さあ… たぶん、ライン・ラントかな? 」

「えっ! あそこゲキヤバよ。ほら、ヤッちゃん絡みで、ヤクも売っているじ

 ゃん。それに、一昨日は喧嘩で大騒ぎに成ってマッポも来たって話だよ。そ

 んなヤバイい所はやめて、F・クレアにしようよ、今日はレンディ・クレデ

 ィが演るって聞いているよ。ボーカルのミッくん、可愛いじゃん! 」

この街でも指折りの危険なクラブをやめて、ライブハウスに誘う真紀子を振り

切って、さっさと着替えをすませた美咲は、慣れた様子で化粧を整えて行く。

「ねえ、マジでライン・ラントなの? あそこは悪い噂しか聞かないよ。そり

 ゃあ、ミーはしっかりしているから、大丈夫だろうけれど、裏のトイレに連

 れ込まれて輪姦された子の噂もあるんだからね」

繁華街の中でも怪し気なで、非合法な薬を売る事で知られる危険な店に出かけ

ようとする美女に向って、今度は雅美が親身になって忠告する。

「ウソよ、ウソウソ… 今日はどこか別の店で、可愛い男の子を探す事にする

 わ」

「あははは… やっぱり逆ナンが目当てなんじゃん、ミーのスケベ」

友人と言うよりは知人のレベルなのだが、それでもミーこと美咲が危険なクラ

ブへの遠征を冗談にした事で、部屋に残っる雅美と真紀子は安堵する。

「アタシも後で繰り出すから、何処かで一緒に成ったら3Pしようね」

脳天着な真紀子の台詞に送り出されて、制服を脱ぎ捨てた美咲は、ようやくネ

オンの光りは瞬き出した夜の繁華街に出陣する。学校ではわざと野暮ったく一

つにまとめた翠の黒髪を解き放ち、茶色のコンタクトを入れた上に銀縁の伊達

眼鏡を掛けた美咲だから、どぎつい位に濃い化粧と相まって、真面目な生徒会

長の面影は、どこから眺めても見出せない。

おそらく夜の街で知人とすれ違っても、まったく印象の変わった美咲の正体を

見破るのは、派手なネオンの輝く下では無理な相談である。御気楽な夜遊び友

達等の忠告など、はなから無視した美女は、この繁華街の中でもまともな連中

が寄り付かぬ一角へと、恐れることもなく突き進んで行く。

異国から流れてきた夜の蝶も見あたらない路地を抜けると、ライン・ラントの

存在を示すネオンが輝いている。築20年を過ぎた雑居ビルの地下に店を構え

るライン・ラントは、近隣でも名の知れた危ういクラブである。客の多くも一

癖も二癖もある連中が多い。間違って紛れ込んだ客は、慌てて回れ右をして足

早に逃げ出す様な危険な雰囲気のクラブであるが、美咲は何ら臆する様子も見

せずに店に通じる階段を駆け降りる。

門番よろしく立っているガードの大男に投げキスを飛ばした美女は、彼に開け

てもらった扉に向こうに気負う事も無く足を踏み入れる。耳を聾する強烈な音

楽の洪水に巻き込まれて、美咲の顔に満面の笑みが浮かぶ。消防法など糞喰ら

えとばかりの薄暗いフロアで、強烈なビートに身を任せて扇情的なダンスに興

じる連中の合間に、美咲は何の違和感も無く瞬時に溶け込む。

たしかに音楽に身を委ねて踊る事によるトランス状態もあるが、それだけでは

無い異様な興奮状態が支配するフロアで、美咲も充満する妖面な熱気に毒され

て行く。差程広くも無いフロアは噎せ返る様なひといきれに満たされている、

美咲は狂気の熱情にあてられて、何も考える事も無く躯をうねらせ汗を迸らせ

ている。立て続けに2〜3曲をこなした美女は、ひといきつく為に人の渦から

離れるとカウンターで飲み物を求める。

 

 

 

 

 


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