その11

 

 

 

 

一旦はたまり場であるマンションに戻り、先に帰って来ていた連中に冷やかさ

れながらもシャワーを浴びて、躯の汚れを落とした後に身支度を整えた美咲が

自宅に戻ったのは、まだ日が残る夕刻の事だ。高級住宅地の中でもひときわ目

立つ大豪邸の門をくぐった美咲は、なぜか屋根付きの車寄せが設えられた玄関

では無く、脇にある勝手口から邸宅の中へと足を踏み入れた。

美咲は実の父親の顔を憶えてはいない、彼女が2才の時に父親は事故で他界し

ている。十八で嫁ぎ二十歳で美咲を生み二十二歳で未亡人と成った母親は途方

に暮れたが、若すぎる結婚に反対していた周囲の親族からは援助は期待できな

かった。

だから美咲は小学校の三年生までは家賃の安い狭い市営住宅で暮らしていたも

のだ。それでも、愛情溢れる母親に育てられた彼女は、父親のいない寂しさを

母に悟られない様に気を使う事のできる優しい子に育っている。だが、そんな

生活が一変したのが、母親の再婚であった。

どう言う馴れ初めなのか? くわしくは知らないが、この地方でも有数の資産

家である義父に見初められた母親は彼の熱心な求愛に絆されて、こうして美咲

をつれてこの家に嫁いで来た。それまでは台所と二間しか無い狭い市営住宅暮

らしだった美咲母子は、呆れる位の部屋数を誇る大邸宅に越して来て、しばら

くの間は落ち着かぬ日々を過ごしたものだ。

多くの使用人にかしずかれる生活にも、最近ではようやく慣れたが、冗談では

なくトイレに行くのに迷うほどの邸宅での暮らしは、美咲に大きな影響を与え

ている。義理の父親は彼女にもとても優しく接してくれているし、望むものは

何でも買い与えてくれる物わかりの良い男であった。

母の連れ子である美咲に対しても愛情を持って接する義父に対して、彼女は何

のわだかまりも持ってはいない。少なくとも数ヶ月前までは、よき義父であっ

たのだ。だが、今の美咲にとって義理の父親の印象は大きく変わっている。

週末には通いの家政婦等が昼には引き上げる事で、人気の途絶えた大きな屋敷

の中を足音をひそめて歩く少女は、静かに居間を覗き、そこに両親の姿が無い

事を確かめると、性悪猫の様な魅惑的な笑みを浮かべる。

彼女は一旦、与えられている2階の自室に戻ると普段着に着替えて、再び階段

を静かに地下まで降りて来る。三つ並んだドアの真ん中に歩み寄り、扉に耳を

押し当てて室内の気配を探った美女は、そこでもそっとほくそ笑み、やがて音

を立てない様に気をつけながら、隣の一番階段寄りの部屋のドアを開ける。

不要品類が雑然と重ねられた室内に足を踏み入れた。慣れた様子で隣の部屋と

を隔てる壁際に歩み寄った美咲は、壁に掛けられていた絵画を額縁ごと静かに

外す。すると、小さな穴から隣室の光がこぼれてくるではないか。彼女はなん

の迷いも無く壁の節穴に目を押し当てた。

「ああ、もうお許しください、旦那様」

拒絶する母の声色には牝の媚びが混じっている事を、同性である美咲は強く感

じて苦笑いを浮かべる。節穴から見えるのは、彼女に大きな影響を与えた光景

だった。表向きには常識人であり慈善活動にも積極的に参加する義父であった

が、ひと皮めくれば強烈なサディストであり、そして美咲の母親である陽子は

加虐癖のある再婚相手に完全に教育されてしまい、どこに出しても恥ずかしく

ないマゾ奴隷に堕ちていた。

今日も今日とて、娘の不在を良い事に、まだ日のある内からこうして邸宅の地

下に特別に設えた責め部屋にて、二人は特殊な夫婦生活を満喫している。まさ

か、実の娘に見られているとは思いもしない陽子は、産婦人科の診察台を思わ

せる淫らな機材に大股開きの姿勢で縛り付けられていた。

恥毛に下でキラキラと愛液を光らせる女陰を露にされている母は、美咲の目か

らみても魅惑的だ。もちろん、義父にとってもたまらない光景なのであろう。

彼は愛する妻のもとに歩み寄ると、その内股を撫で回す。

「まったく、このオマ◯コは、幾つに成っても私を惑わす魔性の穴だな。ここ

 から美咲をひり出したくせに、色艶を失ってはいないし、形も崩れてはいな

 い。どうして、こんなにも私の心を掻き乱すのだろうか? 」

内腿を撫でていた手がソロリと股間に延ばされたから、陽子は小さく悲鳴を漏

 らす。

「ひぃぃ… 」

「それに、こんな風に縛られているのに、ちゃんとマ◯コを濡らしてくれる。

 とても高校生の娘がいる様にも見えないぞ」

恥ずかしさで頬や目もとを赤く染めてイヤイヤと首を振る母を、尚も執拗に義

父が責めて行く。彼は興奮の余りに小さく勃起した愛奴隷のクリトリスを摘む

と軽く捻って見せたり、濡れた肉穴に中指を埋めて、わざと乱暴に掻き混ぜた

りして、その都度、陽子を泣かせている。

「ねっとりと搦んでくる肉襞がたまらないね。縛られた上でこんなに濡らすな

 んて、お前は本当に根っからのマゾ女だよ」

「ああ… おっしゃらないで、恥ずかしいです、御主人さま… 」

夫から罵られているのに、なぜか陽子は嬉しそうだ。そんな母親の媚びた姿を

見ていると、美咲は何かわけのわからない衝動に駆られて、己を律っするのに

苦労する。

「まったく、節操の無い穴だ。これならば、何を突っ込まれても、ヒィヒィと

 よがり無きするんだろうな。きょうもしっかりと懲らしめてやるさ」

いつの間にか義父の手には男性器を象ったいやらしい淫具が握られている。覗

き穴から美咲が見つめる目の前で、義父は日頃の紳士然とした仮面を脱ぎ捨て

て、欲情をむき出しにして妻の股間にバイブをねじ込んで行く。

「はぁぁぁぁぁぁぁぁ… 」

産婦人科の診療台の様な奇妙な器具に全裸で縛り付けられて、大股開きを強い

られている陽子は、まるで責める夫に媚びる様に艶かしくも甘い悲鳴を地下室

にまき散らす。

そんな妻の媚態に煽られたのか? 義父は蜜壷に押し込んだバイブをグリグリ

と捻り残酷に責め続ける。奇妙な器具に縛り付けられているから、母はなんと

もしようが無いのであろう。

父親の無情な責めから、すこしでも逃れようとして腰を左右にずらしてはいる

が、かえって白い尻がうねって淫らな光景と繰り広げている。ぱっくりと淫具

を呑み込んだ女陰は、バイブと肉襞の隙間から呆れるほどの量の愛液を噴き零

して滴らせている。しかも、義父が手にしたバイブを操ると、次から次へと淫

らな汁が溢れてくるではないか。

「どうだい? こうされると堪らんだろう? この好きモノめ」

貪欲にバイブを呑み込み、淫具を操る義父の手までも愛液で濡らす母の姿に、

いつもながら美咲は感動を覚えてやまない。

「どんなものでも、突っ込まれれば、だらしなく汁を漏らすマン◯だよ。一年

 中発情しているメス犬だな、陽子は… 」

「ひっ… ひどい、そんな事ありません。私は… あっ… あぁぁ… だめ、

 おねがい、もう虐めないで… そんなに… そんなに、されたら、あっ… 

 あひぃぃぃ… 」

義父の言葉責めに対して何ごとか抗弁しようと試みた母であるが、彼が手にし

たバイブで女陰をほじられてしまうと、抗う言葉は霧散して熱っぽい吐息が取

って変わる事に成る。たちまちの内に偏執的な狂乱の渦に巻き込まれる妻の顔

を、義父は何とも嬉しそうに覗き込み、そのままゆっくりとバイブを抜いてゆ

く。

「はぁぁぁぁぁぁぁ… 」

女陰を押し広げていた異物が抜き去られた事で、陽子は奇妙な責め台の上で束

の間安堵のため息を漏らす。だが、根っからのサディストである義父は、妻に

些かも安息を与えるつもりは無い。彼は再び一寸刻みに疑似男根を陽子の肉壷

に押し込んで行く。

 

 

 


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