その8

 

 

 

 

「あっ… あくぅぅ… もう、ダメです、だから、離れて、陽子さん… 出ち

 ゃう! 」

揺れる皺袋の裏側の付け根辺りが引き攣り、その時が近い事を教えてくれるの

で、少年は慌てて陽子から離れようと身をよじるが、当の人妻は、そんな事は

百も承知した上で、熱の隠った口での愛撫を続行している。

「だめぇぇぇ… 出ちゃう、もう、ほんとに、出ちゃうんですぅぅぅ… 」

憧れの美貌の主婦の口を汚す事を恐れて、智博は最後の力を振り絞り射精に至

るのを堪えてみるが、陽子の方は更に大胆な舌使いを見せて少年の努力を嘲笑

う。

「離れて… もう、あぁぁぁぁぁぁぁぁ… 」

どんなに頑張って見たところで、精力絶倫な卓三との愛欲に塗れた日々を過ご

す男慣れした人妻の技巧の前には、智博の辛抱など水を被った砂糖菓子と同じ

くらいに脆く儚い。ついに堰を切ったザーメンが睾丸から溢れ出て精通管にな

だれ込み、そのまま美女の口に中に注ぎ込まれて行く。

「ふわぁぁぁぁぁぁぁ… 」

頑張ってはみたものの、ついには憧れの隣家の主婦の口を汚す事になった少年

は、魂までも引っこ抜かれる様な錯覚の中で、凄まじい快感が伴う射精に痺れ

ている。少年の精液に咽を灼かれた陽子は、唇を男根から離すどころか、ます

ます熱心に頬を窄めたまま咽を鳴らしてザーメンを嚥下して見せた。

「うんぐ… んぐ… んぐ… 」

少しだけ眉を顰めて瞳を閉じた美しい年上の人妻が、自分の精液を飲み干す姿

を見て、智博は感動の余りに裸身を震わせる。まるで甘露な飲み物を惜しむ様

に最後のひと雫まで搾り取った美人妻は、唇の端からひとすじ垂れたザーメン

を右手の甲ですくい取り、なんとも言えない淫猥な笑みを浮かべている。童貞

を捨て去る前に、はやくもフェラチオを体験してしまった智博は、オナニーと

は比べ物にならない強烈な快感の余韻に浸りきり、ただその場に立ち竦むばか

りだ。

「どう? 少しは落ち着いたかしら? ねえ、すぐに大丈夫ならば、ベッドに

 行きましょうよ、トモくん」

もちろん、美しい人妻の誘いを断る理由など何も無いから、智博は促られるが

ままに、ラブホテルの大きなダブルベットに向かって歩き出す。だが、いざベ

ッドに並んで横に成ってみても、童貞の悲しさから何をどうすれば良いのか分

からない。ただモジモジするばかりの少年の手首を捕まえた陽子は、微笑んだ

まま股間へと導いてくれた。

「やさしく触ってね」

ようやく成すべき道を悟った智博は、柔らかな恥毛をかき分けて濡れた肉の割

目に指先を忍ばせる。ヌルヌルとした愛液の感触に驚きながらも、けして手を

引っ込める様な事も無く、少年の指先が人妻の熟した女性器の中に浅く沈み込

む。

「あっ… 」

彼の手を股間に誘った後で、改めて陽子は少年に抱き着くと、彼の愛撫の邪魔

に成らぬ様に気を付けながらも、しっかりと智博にしがみついている。牡の本

能に従い濡れた肉穴を指先でかき回す様に愛撫すれば、陽子はせつない吐息で

応えてくれるから、ますます少年は良い気に成って執拗に指嬲りを繰り返して

いる。

最初は指先を少し湿らせる程度であった愛液が、愛撫を重ねるにつれて溢れだ

して、いまでは手首までもを濡らす様に成って来たことも、智博を大いに勇気

付けてくれていた。自分の拙い愛撫で憧れの美人妻が身悶えする様は、童貞の

少年を有頂天にさせるには十分な材料であろう。

(よし、つぎは… )

隣家の美人妻の股間を弄りながら、少年は彼女の豊かな胸元に顔を寄せると、

フェラチオのお返しとばかりにむしゃぶり付く。おそらくは赤ん坊の頃の加奈

子も吸い付いたであろう乳首を含み、彼はそのまま懸命に舐り回す。

「あっ… あふぅ… 気持ちいいわ。上手いのね、トモくん」

一昨日までは、たんなる隣家の可愛い坊やだった少年の頭を、思わず陽子がか

き抱くから、豊かで柔らかな胸の膨らみに鼻や口を塞がれた智博は息が詰まり

目を白黒させている。

(やわらかいよなぁ… すごく言い匂いだし、気持ちがいい。カナちゃんも、

 あと何年かしたら、こんな風に成るのかなぁ? )

最近急激に胸元が膨らみを増している幼馴染みであるが、どう見ても、まだま

だ母親の域には達してはいない。数年後の加奈子の裸身を想像しながら、彼は

懸命に陽子の胸を舐り続ける。すると、彼女の手がスッと少年の股間に延ばさ

れて来た。

「コッチも準備はOKよね、さあ、もう入れてちょうだい」

「はっ… はい」

いよいよ童貞卒業であり、しかも相手が憧れの隣家の美人妻であると思うと、

直前に彼女のフェラチオで一度噴いているのに、智博の気持ちの昂りは増すば

かりだ。陽子の希望を叶える為に彼女におおい被さると、肉棒は年上の美しい

人妻の手で濡れた秘裂へと導かれて行く。

「きて… そのまま、あっ… あぁぁぁぁぁぁ… 」

親切丁寧な誘導のおかげで、彼の男根は迷うもともなく美女の泥濘と化した淫

穴へ沈み込んで行く。すると亀頭を包み締め付けてくる肉襞の感触が、智博を

大いに驚かせている。生まれて初めて体験する異性の肉穴を味わうように、彼

はゆっくりと腰を前に押し進めた。

「あぁぁ… いいわ、トモくん、大きくて、立派よ。あふぅぅ… 」

まだヨチヨチ歩きだった子供の頃から顔見知りの隣家の少年を迎え入れてしま

ったインモラルな行為が、陽子を妙に興奮させている。なにしろ、かなりの雄

根の持ち主であると言っても、相手は自分の娘よりも年下の少年なのだ。何も

知らない童貞をラブホテルに誘い込み、そのままベッドインするふしだらな行

いが、陽子の中にある悪女の血を沸騰させている。

小金持である事を何かと鼻に掛けて自分勝手なふるまいの目立つ隣の家の主婦

から、夫だけでは無く息子までもを奪い去り喰らってしまった奇妙な優越感を

胸に抱きながら、陽子は思うがままに少年の巨根を堪能する。また、ようやく

童貞喪失の瞬間を迎えた智博の方も、生まれて初めて味わう女陰の中の感覚に

痺れて、しばらくはそのまま動けない。

じんわりと締め付けてくる熱く艶かしい感触が、彼を有頂天にしている。この

一年間、卓三により蹂躙され続けてきた蜜壷は、父親を上回るスケールを持つ

少年の巨根を受け入れて妖しい蠢動を繰り返す。入れたばかりなのに、しかも

直前のフェラチオで一度抜いているにも関わらず、智博は早くも射精の予感に

苛まれて背筋を震わせる。そんな少年の苦境を知ってか? 陽子の方も彼を急

かす事も無く、しばらくは少年を慈しむ様に見つめていた。

「ねえ、大丈夫ならば、ちょっと動いてみない? 」

聖母を思わせる笑みを浮かべた隣家の人妻の言葉に、ちいさく頷いてから智博

はゆっくりと律動に取りかかる。すこしでも気を抜くと暴発の恐れがあるので

、彼は奥歯を噛み締めながら腰を前後に揺さぶって行く。

「あふぅぅぅ… やっぱり、おおきいわ。奥に当たっているもの… あぅぅぅ

 … 」

愛人である卓三に抱かれ慣れているから、ある程度の巨根であれば許容範囲内

の人妻であるが、まだ幼顔の残る智博と、受け入れている雄根のイメージのギ

ャップすら、インモラルな肉交に絶妙なアクセントを与えてくれると感じてい

る。

自分の娘のボーイフレンド、しかも、まだ幼稚園に通っている頃から知ってい

る智博に、こうして躯を開いていると思うだけで、陽子の腰は自然と淫らにゆ

ねって行く。また、少し彼女に慣れたのであろうか? 少年の方も、まだ多少

ぎこちなさは残るが、それでも律動はリズミカルに成っている。まるで駄々っ

子の様に真剣な眼差しを見せる隣家の少年に抱かれる人妻は、これまでに感じ

た事の無い不思議な昂りに襲われて、自分でも驚く程に簡単に崩れてしまう。

「あっ… あふぅぅぅ… いいわ、もう、なんだか… はぁぁぁぁ… イッち

 ゃいそうよ、あっ… あっ… きゃぁぁぁぁぁ… 」

男の子に恵まれなかった陽子にとって、隣家の可愛い少年は息子の様な存在で

あったから、擬似的な近親相姦から湧き出る邪な快感が、彼女をあっさりと追

い詰めている。何時の間にかたくましい牡に成っていた智博の変化に感激しな

がら、陽子はついに引き返せない所にまで押し上げられて行く。

「だめぇぇぇ… もう、ほんとうに… イッちゃうぅぅぅぅ… ひぃぃぃ… 」

呆気無い陽子の陥落に勇気付けられた少年も、腰を振る事が止められない。こ

のまま律動を続ければ、あっさりと二度目の噴射に至るのは分かるが、それで

も腰は勝手に前後に激しくうねっている。

「くわぁぁ… ヨウコさん、ボク、もう… 」

「いいわよ、イッて、そのまま出して… 大丈夫だから、あっ… すてき…

 あぁぁぁぁぁぁぁ… 」

先に頂点に達した人妻がブルブルと裸身を震わせると、それを合図にした様に

智博も彼女の中に精を噴いてしまった。フェラチオで口に放出した時よりも大

きな感激に包まれた少年は、ついに一滴残らずザーメンを憧れの人妻の中に注

ぎ込んだ。

「はぁぁぁぁぁぁぁ… 」

しっかりと少年に抱き着いたままで、陽子も艶かしい吐息を漏らし、味わった

快楽の深さを噛み締めていた。

 

 

 

母と娘 前編 END   来週に続きます。

 

 

 

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