その5

 

 

 

 

(えっ! なに? なんなのよ… ああ、あんなにビクビクと、勢い良くザー

 メンが噴くなんて… イヤラシイ… 最低! )

心中で罵倒しながらも、やはり真弓子は覗きを止める気配を見せない。再び規

男の名誉の為に断るならば、彼は『疲れ勃ち』に加えて、オナニーが出来なか

った事から欲求不満に陥っていて、それがこうして年甲斐も無い夢精に繋がっ

ている。夢の中で自分が造り出したゲームキャラの2次元の女の子等と戯れた

オタク野郎の男根はピクピクと断続的に痙攣を繰り返し、その都度先端からは

大量のザーメンが間欠泉の様に溢れ出ていた。

飛び散った精液の残滓が下腹部やTシャツの裾を汚すが、それでも草臥れ果て

ていたゲーム・プログラマーは目を覚ます事は無かった。射精がおさまったの

を見計らい、ようやく真弓子は疚しい出歯亀行為に終止符を打つ。窓際から離

れてフラフラと部屋の入り口の扉に歩み寄った彼女は、その場で振り返ると、

扉に背中を押し付けたままでズルズルと尻餅を付いてしまう。

元のようにカーテンが降ろされた窓を見つめた真弓子の目には、妖しい光りが

仄めいている。部屋着のスカートの裾をたくしあげた真弓子は、そのまま指先

をショーツの中に差し伸べて、既に潤いを見せている肉裂に這わせて始める。

「あっ… あふぅ… 」

最初は淫らな行為に対する自責から閉じられ気味だった両脚も、妖しい自慰の

快感から徐々にだらしなく開かれて行く。指先を濡らす大量の愛液に呆れなが

らも、彼女はカーテンを睨み付けて、その向こう側の光景を思い浮かべていた

。網膜に焼き付いて離れないのは、青筋の浮き出たグロテスクな巨根が誰の力

を借りる事も無く、空しく宙にザーメンを振り捲いた姿だった。偶然に覗き見

る事になった猥雑極まりないシーンに、彼女はすっかりと心を奪われてしまっ

ている。それは、遠い過去に封印した古の記憶を掘り起こしたのだ。

 

 

彼女がまだ小学校に通っている頃の、ある冬の日に、インフルエンザの大流行

から、急に学級閉鎖が決まり、ランドセルを背負った真弓子は予定よりも遥か

に早い時間に家に戻った事がある。比較的に裕福な家庭で育った彼女の自宅は

一軒家であり、母は当時から専業主婦なのだ。

(あれ? おじさんの車だ… おじさん、来ているのかな? )

庭に止められた濃紺の外車を見て彼女は微笑んだ。いつもケーキやお菓子を手

土産に訪れる、父親の弟にあたる叔父だから、真弓子は嬉しくなって家に戻る

(そうだ、今日、こんなに早く帰ってくるなんて、ママも思っていないだろう

 から、叔父さんとママを驚かしちゃおう! )

実に子供らしい動機であるが、結果的に真弓子の悪戯心が彼女の家庭の崩壊を

未然に防ぐ結果と成っていた。玄関の三和土に叔父の靴を確認した彼女は、そ

っと足音を忍ばせて我が家の廊下を奥に進む。応接間の前に辿り着いた真弓子

は、中から聞こえる切羽詰まった声を耳にして、思わずその場に立ち竦む。

「やめて、手を離して、利雄さん」

「うるさいよ、義姉さん。このチャンスを、俺はずっと待っていたんだ」

がたがたと派手な物音の後に、布きれを引き裂く様な音が応接間の中で響くか

ら、悪戯心から2人を驚かす為に忍び足で近付いた少女はその場に立ちすくむ

。母親の声からは危機に瀕した慌て振りが窺い知れるし、常に少女には優しい

叔父の声は、いつもとまるで違っている。

「いつもきわどい格好をして、俺を誘惑していたんだろう? なあ、義姉さん

 ? そうなんだろう? 」

「ちがいます、そんなこと… ありません。だから、やめて、手を離して下さ

 い利雄さん」

来年からは中学に上がるおマセな少女は、扉の向こう側で行われている行為の

意味を瞬時に悟る。まるでテレビドラマで見る様な展開が目の前で実際に繰り

広げられている事に真弓子は胸を高鳴らせた。

(おじさんが、ママを襲っているだ… どうしよう? )

ここで何気なく扉を開けば母親を助ける事に成ると分かってはいるが、何故か

真弓子の手はドアノブに掛かったままで動かない。やがて少女はそっとノブを

回して少しだけ扉を開き中の様子を覗き見る。少女の目に、いつも近所の本屋

でソッと立ち読みするレディスコミックで描かれた情景さながらの様子が飛び

込んで来た。ボロ切れと化した白いシャツを母から毟り取る叔父の手は、つい

にブラジャーの肩紐にまで伸びている。

「じたばたするなよ。殴られて顔に青痣でも作ったら、いったいマユちゃんに

 何んて言い訳するつもりなんだい、義姉さん? 」

これまで長年に渡って抑えてきた獣欲の発散の機会を得て、利雄は凶暴な本性

を露にしている。しかし、それにしても真弓子の目には、母親の態度がいまい

ち理解出来ない。たしかに叔父の利雄は極めて乱暴に迫っているのだが、肝心

の母親はソファに腰掛けたまま、軽く身をよじるだけで、けして懸命に逃げ出

そうとはしていない。一応は抗う姿勢は示しているが、真剣に貞操の危機を守

る為に抵抗している様には見えないのだ。もちろん、真弓子にも分かるくらい

だから、憧れの義理の姉の態度は、欲情を露にした強姦者を増長させている。

「やめて下さい、夫に言いますよ、利雄さん」

「ああ、言い付けてくれても結構さ。兄貴に詰られたら、義姉さんから誘惑さ

 れたって正直に言ってやるよ! それに、どうやって言い付けるつもりなん

 だ? 兄貴は今頃インド洋沖だろうが」

一等航海士である真弓子の父親は、弟の言う通り今頃はインド洋の沖合いを中

東に向かうタンカーの上で仕事についている。やがて利雄は義姉のブラジャー

をも剥ぎ取った。むき出しと成った豊満な胸の膨らみが揺れる様を、彼は血走

った目で見つめている。

「やっぱりデカいおっぱいだよな。兄貴が嫁にするって言って家に連れてきた

 ときから、俺はずっと狙っていたんだぜ。ゆめの中で、なんどあんたを犯し

 たか、数え切れないくらいさ」

成熟した胸の膨らみの片方を鷲掴みにして乱暴に揉みしだきながら、利雄は心

の底に淀み積もった情念を吐露する。手にした柔らかな乳房を弄ぶと、彼の興

奮ま増々ふくれあがるばかりだ。

「いや、やめて、いけないわ、こんな事、だめよ、利雄さん。冷静に成ってち

 ょうだい、私はあなたの義理の姉なのよ」

「ああ、そうさ。あんたは兄貴の嫁だよ。俺とは血の繋がりも何も無い男と女

 さ。それに、俺は留守の間のあんた等の事をくれぐれも兄貴から頼まれてい

 るんだぜ。もっとも、どんな風に面倒を見るのかは、俺の勝手だけれどな」

仕事上、長期間家を空ける事になる兄からの頼みを逆手にとった利雄は、兄嫁

が口先ばかりで大して抵抗して来ないのを良い事に、右手で掴んだ豊満膨らみ

を捏ね回す。やがて彼は義姉のスカートに手を掛けると、そのまま一気に捲り

あげる。

 

 

 

 


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