その7

 

 

 

 

「あっ… 」

胸への乱暴な愛撫で心を虚ろにしていた人妻は、防ぐ事も出来ぬまま下半身の

露出を強いられた。

「へえ… 意外と下の毛は濃いんだね、義姉さん」

「いや、そんな事を、おっしゃらないで」

夏の初めに手入れをしたきり放置されていた恥毛を、昼の陽光の下で露にされ

て美奈子は羞恥で頬を紅くする。考えてみればこんなにも女性器を明るい場所

でまじまじと見られるのは初めての体験だ。性的嗜好がノーマルな夫との性交

渉は、つねに夜の寝室で明かりを落して行われて来た。

「あぁぁ… いや、さわらないで… あっ… きゃぁぁぁぁぁ… 」

なんの遠慮もなく恥毛をかきわけて秘裂の表面に指を這わせる義弟の行いに、

彼女は悲鳴を張り上げる。

「おいおい、処女じゃないんだから、大袈裟な声を出す事も無いだろう? だ

 いたい、ここからはマユちゃんが出て来ているんじゃないか」

酷い台詞であるが、こうして腕力にものを言わせて迫ってくる義弟の牡の欲情

を間近に感じると、何故か美奈子の心の中に淫らな思いが膨らみ始める。考え

てみれば、こうして無理矢理に利雄に迫られる光景は、夜のベッドでひとり寂

しく眠りに付く前に何度と無く想像して来た状況だった。兄弟だけあって、ど

ことなく夫に面影の似た利雄から迫られる事で、彼女は大いに興奮している。

そんな美しい義理の姉の心持ちを見透かした様に、利雄は彼女の下腹部に両手

を延ばして行く。

「あっ… そんな、やめてください。恥ずかしい… いやぁぁぁ… 」

指での愛撫は夫からも受けるものだが、その弟はなんと顔を彼女の下腹部に近

付けて、指先を使って肉裂を左右に押し広げて蜜壷の中を覗き込んで来るのだ

。陽光の下で赤裸々に己を曝す行為を強いられて、美奈子は悲し気な声を漏ら

して身を捩る。しかし、腕力に勝る利雄の前では逃げ出すことは難しい。

「きれいなモンだな。来年は中学に上がる娘の母親とは思えないぜ。兄貴とは

 あまり犯っていないんだろう? まあ、肝心の旦那が年柄年中海の上だもん

 な」

とても子供を産んだ経験が有るをは思えない淡いピンク色を保っている秘裂を

眺めて、利雄はからかう様な言葉を投げかける。彼はそのまま義姉の秘所を指

で嬲りだす。

「だめぇぇ… だめよ、やめて、いじっちゃ… いやぁぁぁ… 」

夢の中では何度も経験して来た状況が現実のものと成り、美奈子は艶っぽい悲

鳴を漏らして咽び泣く。口では再三に渡り拒んで見せても、熟れた女体は正直

だ。

「もう濡れてきたぜ。そんなに気持ちがいいのかい、美奈子? 」

よりによって夫の弟に白日の下で女陰を見つめられながら嬲られる状況下で、

美奈子の牝の性が暴走を始める。久々に味わう愛撫の前で躯が蕩けて行き、貞

操観念も同時に崩れてしまう。

「なあ、いいんだろう? 気持ちいいんだろう? 正直に言えよ」

「ひどい人… こんなことをするなんて… あっ… あぁぁぁぁ… 」

あくまで強情な人妻を苛む様に、若者の右手の中指が蜜壷に沈み込む。彼の言

葉通りに、愛液で濡れた粘膜は、さしたる抵抗も見せずに義弟の指を迎え入れ

た。やがて、美奈子の抗う台詞が聞こえなく成り、部屋の中にはくちゅくちゅ

と淫媚極まりない音が響いて行く。その光景や物音を目の当たりにして真弓子

は生唾を何度も呑み込み興奮を抑えている。まさか彼女が覗いているとは思わ

ぬ二人は、少女の前で淫らな行為に没頭している。

「もう準備は良いよな? 美奈子? 」

すっかりと大人しく成った義姉から彼は一旦離れると、毟り取る様にズボンと

ブリーフを脱ぎ捨てる。ようやくに美しい義理の姉を自由に出来る事から、彼

の股間はすっかりといきり勃っている。

(うわぁ… あれが、ボッキしたオチン◯ンなんだ… )

学校の性教育の授業で習ったばかりの知識を裏付けする叔父の男根を見て、ド

アの外で覗く真弓子は驚きで目を見張る。生まれて初めて臨戦体勢を示す牡の

雄根を見て、少女は膝から力が抜けて、その場にしゃがみ込みそうに成る。そ

れは彼女の母親である美奈子も同じ事だ。

(おっ… おおきい、こんなに大きいなんて… )

これまで幾度と無く一人寝の寂しさから想像で義弟とも交わって来た人妻だが

、彼女の考えでは義弟の一物は夫のそれと同じサイズである。だが現実にむき

出しにされた利雄の男根は、夫のそれよりもひと回り大きく、なによりも亀頭

が異様に太く見えるのだ。

「なにを見つめているんだよ? こんなの、兄貴のを散々見ているだろう? 」

言葉を失い目を丸くする義姉の驚きが理解出来ない利雄は訝し気に問いかける。

「だって、こんなに大きいなんて… 」

混乱した人妻はつい本音を漏らすから、義弟は自信を膨らませる。

「そうかい? 兄貴のよりも俺の方がデカイのか? こいつは良いや、秀才の

 兄貴には何ひとつかなわないと思っていたけれど、そうかい、俺の方がデカ

 いのか? 」

迂闊な一言が陵辱者を増長させてしまったが、美奈子はそれどころでは無い。

長い間の夫の不在で熟れた女体を持て余していた人妻にとって、義弟の男根は

悪魔の誘いに等しい。毒と分かっていながらも、その芳醇な香りに幻惑されて

、つい口を付けてしまう不倫の甘い蜜を前にして、彼女は自分の秘穴が恥ずか

しいくらいに潤ってしまうのを感じている。

「さて、それじゃ、兄貴よりもデカいヤツを味わってもらおうか、いいな美奈

 子? 」

力無くイヤイヤと横に首を振る美しい義姉の拒否を無視して、利雄は腕力にも

のを言わせて彼女の両脚を左右に広げる。

(ああ… 入れられちゃう… あなた、許して、でも、あなたの弟なのよ、私

 を犯すのは… だから、ゆるしてちょうだい)

抵抗をすっかりと諦めた美奈子は、卑劣の表面に亀頭が押し付けられたのを感

じて、挿入に備えて歯を食いしばる。すくなくとも彼女にとっては未知の大き

さの雄根が、今まさに入って来ようとしているのだ。

「あぁぁぁぁぁぁぁ… だめ、そんなに… きゃぁぁ… おおきい、だめよ、

 やめて、無理だわ… あぁぁぁ… 」

やめろと言われてやめられる状況では無い利雄は、逃げようと身を捩る義姉の

細い腰を両手で捕まえると、そのまま人妻とは思えない狭い蜜壷に剛直を押し

入れて行く。

「だめぇぇぇ… きつい… きゃぁ… むりしないでぇぇ… あっ… あふぅ

 ぅぅ… 」

巨大に思えた亀頭を呑み込むと、あとは彼女自身が溢れさせた愛液の滑りのお

陰で、利雄の雄根は根元まで女穴に沈み込む。

「くぅぅ… 義姉さん、本当に子持ちなのかよ? この窮屈さは何なんだ? 」

兄から嫁に成る女だと紹介されて以来、胸の奥底で燻らせて来た邪な思いを、

いまこうして露にする快感に煽られて、利雄は美しい義姉の狭い蜜壷の感触を

堪能する。互いの恥毛が絡みあうくらいに腰を密着させた若い牡は、きゅっと

眉を顰めて苦し気に喘ぐ憧れの義姉の美貌を見つめている。

 

 

 

 

 


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