その15

 

 

 

 

「もっ… もう、いい、十分に唾を付けたじゃないか? いつまでしゃぶって

 いるつもりだよ? 」

咽を犯される悦びに、つい己を見失いフェラチオにのめり込んでしまった真弓

子は、オタク野郎の指摘に慌てて、睫を震わせながら真っ赤に成って顔を伏せ

た。

「ほら、寝転がって股を開けよ」

男の傲慢な物言いにプライドを傷つけられた美女は、厳しい目で強姦者を睨み

付ける。しかし、彼を突き飛ばして部屋を出て行くには真弓子は興奮し過ぎて

いた。

「勝手な男ね。好きにすればいいのよ! 」

相手の横暴さを詰りながらも、彼女は再びベッドに横たわり規男の注文に従い

膝を立てて股を開く。

「そうそう、女は素直が一番さ」

これだけの美女が何故か自分の命令に従ってくれるから、小太りのオタク野郎

は有頂天だ。真弓子が抵抗しないのを良い事に、陵辱者はぐっしょりと濡れた

女陰に己の剛直を沈めて行く。

「あぁぁぁぁぁぁぁぁ… 」

これだけ潤っていても、巨大な亀頭をめり込ませるには多少手間取るが、口で

は生意気なことを言い募っていた美女は、心持ち腰をもたげて彼の挿入に角度

を合わせてくる始末だ。何とか苦労して巨根を半分程まで埋めて規男は、ふと

悪戯心を出してそこで一旦侵入を止める。だらりと躯の横に投げ出されていた

美女の両手を掴んだオタク野郎は、腕力にモノを言わせてグッと彼女を引き起

こす。

「あぁぁ… いやぁぁぁぁ… あっ… なにを… あふぅぅ… 何をするの? 」

股間に灼熱の楔を打ち込まれてしまった真弓子は、最初は彼の行動の意味が分

からずに困惑する。

「ほら、顔をあげろよ。あんたのマ◯コが俺の魔羅をしっかりとくわえ込んで

 いる所を自分の目で見るんだよ」

膣壁を無理に押し開き目一杯に広げられたことで生まれる快美から、すっかり

と理性が麻痺した美女は、男の言葉に従って顔をあげると己の股間に目を移す

。恥毛の影に成ってはいるが、あきらかに己の秘所がぱっくりと大口を開いて

巨大な剛直を呑み込んでいる事が分かった。今までに、こんな有り様を見せつ

けられた事は無かったから、真弓子は爆発的な興奮に襲われて、もう生意気な

口をきく事も出来ないで喘ぐばかりだ。

まだ随分と根元を余らせているのに、この驚異的な圧迫感は何なのであろうか

? ろくに知らぬ隣人を前にして股を開き、彼の巨根を受け入れる恥知らずな

行為には抵抗があるが、そんなささやかな憤りなどは、鋼の硬さを誇る剛直の

前では大した障害では無い。しかも、こうして巨大な一物が自分の恥唇をこじ

開けて刺さっている場面まで見せつけられてしまっては、真弓子は破廉恥な光

景に打ちのめされて朦朧となっている。

痴呆の様な顔で喘ぐ美女の負けっぷりが気に入ったオタク野郎は、支えていた

手を静かに延ばして彼女を再びベッドに横たえた。こんなに酷い仕打ちを受け

ながら、もう反抗する気力が萎えた美女の腰を、改めて規男はしっかりと捕ま

える。

「面白かったか? どうだ? 自分のマ◯コが濡れ濡れなのがわかっただろう? 」

男の下卑た揶揄に対して腹が立たぬことは無いが、反論しようにも彼の言葉が

事実なのが情けない。それでも、辛らつな台詞の一つも浴びせてやろうと、惚

けた頭で文言を探す真弓子に、更に強烈な一撃が襲い掛かる。濡れて滑った膣

壁を抉る様に、いきなり規男が腰を突き出して巨根を叩き込んで来たのだ。

「ひっ… ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ… 」

不覚にも、その瞬間に彼女はあっさりと高みに追いやられる。前回に続いてま

たしても真弓子は巨根による最初の痛撃でイカされてしまったのだ。背筋を跳

ね上げて彼の両手にしがみつき、断末魔を思わせる悲鳴や痙攣を繰り返す美女

の姿に、かえって強姦者たる規男の方が圧倒されている。

「ひぃぃ… ひぃぃぃぃぃ… 」

ビクンビクンと彼を振払うくらいに大きな痙攣を繰り広げた真弓子は、やがて

満足げな溜め息を漏らすと大人しく成る。恋人との逢瀬で肌を合わせる時では

絶対に味わう事の無い峻烈な快美を満喫した美女は、全身の力を抜いてぐった

りとベッドに横たわりアクメの余韻に浸っている。

「なんだよ? ひとりで勝手に盛り上がりやがって、俺を置き去りにする事は

 ないだろう? 」

ただの一撃でまいってしまった美女に対して不満顔で抗議した規男は、陶酔し

て柔らかな微笑みを浮かべたままの美女をゆっくりと突き上げ始める。

「あぁぁ… まって、まだ… あっ… だめ、だめぇぇぇ… うごかないでぇ

 ぇぇ」

一度いかされた直後の敏感な躯は巨根の律動にともない押し寄せる快美の荒波

にたちまちのうちに呑み込まれて行く。最初は様子を見る為にゆっくりと腰を

動かしてくれているオタク野郎の気遣いも空しく、こみあげてくる快感は圧倒

的だった。

情けない声を聞かれるのが恥ずかしくて、懸命に奥歯を噛み縛って堪えてみて

も、脳天まで突き通す電撃にも似た快美が美女を妖しく喘がせる。こんな快感

はけして今の見てくれの良い恋人とのセックスで味わう事は無い。オタク野郎

のゆっくりとした律動により子宮を小突かれる度に、聞く者全てを奮い立たせ

る様な艶っぽい悲鳴は漏れてしまう。

「あっ… あっ… ゆるして… だめ… こんなに、凄いなんて… あぁぁぁ

 ぁぁぁぁぁ… 」

「へへへ、可愛い事を言ってくれるじゃないか? アンタのマ◯コも絶品だぜ! 」

すっかりと素直に成った美女を組み伏す喜びから、規男の腰使いも大胆さを増

して行く。彼は真弓子のくびれた細腰を捕まえると、強引に手前に引き付けて

巨根を蜜壷の奥深くに沈めて見せた。

「ひぃぃぃぃぃ… ふかい、だめよ、深すぎだわ… そんなところまで犯さな

 いでぇぇぇ… あぁぁぁぁぁ… 」

余りにも深い結合を喰らって、真弓子はプライドを捨てて泣き喚く。下腹部を

経験の無い深さまで抉られて捏ね回されると、目の前が何度も暗く成りかかる

。しかし、心地よい失神に至る寸前に次の突き上げを喰らい、その都度信じら

れない快美の衝撃を受けてしまうと、真弓子は気絶することすら許されない。

社会的な地位や仕事の処理能力であれば、いま付き合っている男の方が明らか

に上であろう。それにみてくれもバリっとしていて、何処に連れ歩いても押し

出しは良い。

だが、こうして牝の本能を満足させるオタク野郎に抱かれてしまうと、日頃は

大切だと信じている事柄が、実はどうでも良い些細な物である様な気がして成

らない。余りに巨大な故に、乱暴に扱われたならば女陰が壊れてしまうかも知

れないと怯えていたが、どっこい彼女は自分の膣が、あの巨根に馴染んでいる

事に驚いてしまう。

あの夜に… たまたま隣の家で寝ていたオタク野郎の夢精を見ていなければ、

彼女は己の心の奥底にひっそりと燻っていた邪悪な思念に気付く事は無かった

であろう。見た目の良く双方に釣り合いの取れた男の恋人として平和な日々を

過ごして行ったかも知れない。しかしながら、真弓子はけして後悔はしていな

い。

そもそも強姦するスキを見せて執拗に挑発した結果が今夜の襲撃である。時折

耐え切れぬ爆発的な快感が全身を駆け抜けるから、彼女は虚ろな視線を宙に彷

徨わせながら、腰を跳ね上げて震えてしまう。

 

 

 

 

 


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