その4

 

 

 

 

「筆おろしの相手が、私みたな年上の人妻じゃ嫌かしら? 」

予想を遥かに上回る言葉に、友康は面喰らいながらも懸命に首を横に振る。

「いっ… いえ、そんな事は無いです。あの… 」

「そう、嬉しい… 」

もうテレビの画面の中の激しい全裸の男女の絡みも友康には気に成らない、

なにしろ彼の唇に柔らかな美女の唇が重なって来たのだ。奥手の若者にとっ

ては、実はこれがファーストキスであるから、その感慨も一入である。

(うわぁぁ… キスしているよ… マジ? マジなのか? )

彼女に躯を預けられていなければ、自分の頬を抓って夢では無いか確かめた

い友康であったが、万が一、夢であった時の事を思うと覚めるのが勿体無い

から、確かめる作業は瞬時に放棄する。

「うふふ… そんなに固くならないでよ。なにも取って食べちゃうわけじゃ

 、無いんだからさぁ。でも、こっちの方は固く成るなと言っても無理かし

 ら? 」

美しい人妻は大胆にも若者のズボンのジッパーを下げると、中からコチコチ

に成った肉棒を慣れた様子で引っ張り出す。

「まあ、もう先走りのイヤラシイお汁が滲んでいるわ」

彼女の手の中で自分の一物が弄ばれる心地よさに、友康は早くもグロッキー

寸前だ。

「それじゃ、初おしゃぶりを体験ね、タクくん… 」

「えっ? タクって? 」

名前を呼び間違えられた事で驚く若者に、美女は困った様な笑みを見せた。

「あっ… 御免なさいね、トモくんよね、うんうん、それじゃ、いただきま

 〜〜す」

何かを誤魔化す様に恵美は彼の肉棒の根元を握ったままで、亀頭に唇を被せ

て行く。人妻の息の気配を感じたかと思うと、次の瞬間に口の中の滑った粘

膜に肉棒を包まれてしまえば、もう彼女が名前を呼び間違えた件などは瞬時

に忘却の彼方に飛び去った。しかも、口に含んだかと思うやいなや、手慣れ

た美女の舌先が滲んだ先走りの汁を舐め取る様に亀頭を舐り回してくるでは

ないか! それまで自分の右手だけが恋人であった若者は、オナニーなどで

は絶対に味わう事の無い摩訶不思議な快美の前で小さく呻くばかりに追い込

まれて行く。

「くぅぅ… エミさん」

若者の苦境を上目使いでチラリと盗み見した美女は、嬉しそうに目を細めて

更にフェラチオに熱を込める。丹念に亀頭を舐った後に、そのままカリの周

囲を責めたかと思えば、一転して唇を離して竿の中程を横から舐め回すテク

ニックは、経験の浅い若者には余りにも刺激が強すぎる。なにしろこれ程の

美女が自分の股間の顔を埋めて積極的にフェラチオに及ぶ事態など、つい1

0分前までは想像すら出来ぬ事である。

だが、これが白日夢で無い限り、明らかに訪ねて来てくれた美貌の人妻は、

まるで駄々っ子をあやす様に強張った肉棒を慰撫して止まない。その熱心な

口での愛撫に翻弄されて、彼は呻く事も忘れてひたすらに歯を食いしばり崩

壊を堪えるのに精一杯だ。ほんの少しの油断が、この目くるめく様な甘美な

時間を終わらせてしまう事を、童貞ながらも若者はよく心得ていた。

しかし、そんな友康の努力を嘲笑う様に美しい人妻の愛撫は濃密さを増して

行く。一人暮らしを始めて以来、心行くまでアダルトビデオの鑑賞を楽しみ

、画面の中では何度となく見てきたフェラチオであるが、実際に自分が体験

してしまうと、その心地よさに魂までも痺れて行く。しかも、おしゃぶりし

てくれているのは、彼がAVビデオを貸りるのを躊躇ってしまう様な美貌の

人妻なのだ。彼はこの夢の様な時を少しでも長く楽しみたいと熱望したが、

躯はそれを許さない。

「あっ… あの、もう、ヤバイっす、エミさん、その… 」

「はふぅ… いいのよ、好きな時に出してちょうだい、呑んであげるから」

幾多のアダルトビデオを楽しんで来た彼だから精飲行為を知らぬわけでも無

い。しかし、はいそうですか、と、納得出来る事でも無かったから、友康は

何とか身を捩り彼女の口での愛撫から逃げようと試みる。しかし、そんな若

者の努力は無駄だった。不自然に身じろぎする友康をしっかりと捕まえた美

女はとどめとばかりに強烈な吸い上げを見せたのだ。初めてのフェラチオに

幻惑されていた友康にとっては、この吸引を堪えられるわけが無い。

「ふわぁぁぁぁぁ… 」

何とも情けない声を発しながら、若者は精通管を駆け抜ける子種汁を制する

事は出来なかった。まるで躯の芯の何かを引っこ抜かれる様な鮮烈で快美な

感触の中で、ついに友康は美女の口に中に不様に精を噴き出した。

「ふぅ… いっぱい出したね。溜まっていたのかしら? それにしても濃い

 わ。咽に引っ掛かってしまったもの」

何度か咽を鳴らして、宣言通りに放出された欲情汁を全部飲み干してしまっ

た美女は、唇の端に滴るザーメンの残滓を右手の甲で拭き取りながら、にっ

こりと微笑んで見せた。

「まだ、大丈夫でだよね? 若いから1度くらいでへこたれないもの」

射精の後にも隆々と天を向く肉棒から手を離した美貌の人妻は一つウインク

してから今度は自分の服を脱ぎ始める。ブラウスのボタンを全部外すと潔く

脱いでしまった恵美は、彼の前でくるりと後ろを振り返る。

「ねえ、ブラのホックを外してちょうだい。わかるでしょう? 」

「あっ… はい、あの、たぶん分かると… 」

余りにも積極的な美女の振るまいに圧倒されつつ、友康は両手を延ばして彼

女の胸元を包む下着のホックをどうにか外した。

「ふぅ… らくちんだわ。これ、少しキツめなのよね」

弛んだブラの中からこぼれた二つの豊かな胸の膨らみを見て、童貞少年の股

間はたちまち臨戦体制を整える。同じ大学に通う女の学生の中には化粧もば

っちりときめた子も少なくは無い。しかし、人妻らしい匂う様な色香は、ま

だ女子大生風情にはとうてい醸し出す事は難しい。真っ白な肌も露に成った

美貌の若妻を前にして、友康はどうした物かと思案にくれて、すっかりと固

まっている。

「さあ、いらっしゃい。筆降ろしよ、トモヤス」

その言葉に釣られてフラフラと頼り無く近付く若者の頭をむんずと捕まえた

人妻は、そのまま彼の顔を豊かな胸元に引き寄せる。

(うわぁぁぁ… これ、すごいぜ! 最高! )

弾力に富んだ双丘に顔を埋めて口元や鼻を塞がれた友康は束の間、幸福感に

酔い痴れた。物心ついてからは外から眺めるばかりで、こんなにも近くで異

性の乳房を眺めた事も接した事も無い若者は、まったく女に対する免疫が存

在していない。

顔がどこまでも埋まってしまいそうな錯覚の中で感じる息苦しさは、窒息す

るまでこのままでいたいと思い込む程だった。また鼻孔をくすぐる何とも悩

ましく香しい匂いも、経験の浅い若者を幻惑させるには十分だ。しかし、こ

こでようやくムクムクと彼の牡の本能が目を覚ます。最初は恵美に抱き締め

られる事で満足していた若者は、すこし顔をずらして目の脇にあったピンク

色の乳房に狙いを定める。

 

 

 

 


次に進む

 

目次に戻る


動画 アダルト動画 ライブチャット