「あっ… あぁぁ… 」 首尾よく右の乳首に吸い付いた友康は、小癪にも前歯を使って柔らかな突起を 甘噛みしてみせた。同時に舌の先を使って乳首を舐ってやれば、彼の頭を抱え 込んでいた美貌の人妻の腕からも自然と力が抜けて来る。ここまで一方的に押 され捲っていた若者は、この乳首への攻撃に突破口を見い出し、さらに強く吸 い上げたり舌で舐め回す行為に没頭する。 「あふぅぅぅ… なに? まだオッパイが恋しいの? こんなに大きくなった のに、ヘンよね… うふふ… 」 口では余裕の台詞を吐く若妻だが、徐々に友康の執拗な乳房への愛撫に反応し て、時折なにかに追い詰められた様にビクっと躯を震わせる。 「あぁぁ… 御免ね、もう立っていられないわ」 艶かしい吐息の後に彼女が口にした台詞は、童貞青年を大いに喜ばせた。彼が 美女の乳房から離れると恵美は力無く部屋の壁際に鎮座したベッドに腰を降ろ してしまった。 「ねえ、下も脱がせてちょうだい。それからトモヤスも脱いで」 恵美の素晴らしい呼び掛けを断る理由などまるで無いので、彼は多少の苦労は あったが首尾よく美貌の若妻のスカートを脱がせる事に成功した。邪魔になる 不粋なパンストなど身に付けて来なかった人妻の配慮に気付く事も無く、彼は 最後に残された一枚の脇に両手の指を引っ掛ける。 ショーツを引き降ろす際にも恵美は心持ち腰を持ち上げて助けてくれたから、 奥手の童貞野郎は苦もなく彼女から全ての着衣を剥ぎ取ってしまった。目の前 に全裸の美女がベッドに横たわっているのだから、もう友康の興奮は沸点へ達 している。彼は慌てて自分の服を毟り取り、妖艶に微笑む美女へと挑み掛かる 。 「ほら、こんなに濡れているでしょう? いいわよ、もう入れても」 童貞青年に対する口での奉仕で十二分に昂っていた恵美は、笑いながら彼の股 間に手を延ばして、いきり立つ一物を捕まえると、そのまま自分の濡れた蜜壷 へと導いてやる。おかげで不馴れな若者も迷う事なく神秘の花園に雄物を沈め る事が出来た。 「あくぅぅぅぅ… はぁぁぁぁぁぁぁ… 」 彼女の言葉通りに肉壷はたっぷりと蜜が溢れていたから、亀頭はヌルリと美女 の中におさまってくれる。勢いにまかせて友康は、そのまま一気に彼女の中に 突き進む。 「きゃぁぁぁぁぁぁぁ… ああ、おおきい、おおきいよぉ… 」 若さ溢れる青年の強烈な突き上げを喰らって、それまで見せていた余裕を恵美 は瞬時に失った。慣れ親しんだ夫のそれとはひと味違い、大きく長い雄物の侵 入が彼女の牝の欲情に火を付ける。また、友康の方もオナニーなどとは比べ物 に成らない熱い蜜壷の感触に酔い痴れて、一度直前のフェラチオで放出を済ま せているのに、またまたあっさりと追い詰められてしまっていた。 少しでも油断をすれば2度目の噴射に曝される恐れを抱いた若者は、彼女の奥 深くにまで長大な一物を沈め込んだままで、しばらくは大人しく様子を見てい る。若者がいきなり我武者らな突き上げには及ばなかった事から、恵美は最後 の余裕を掻き集めてにっこりと微笑んだ。 「どう? これがオンナよ」 「すごく気持ちがいいです、エミさん」 陳腐ではあるが正直な若者の受け答えを聞いて恵美は自然と頬が弛んでいる。 「ねえ、うごいてよ… 焦らさないで」 美貌の若妻の一言が友康の理性を粉砕する。たとえ長く持たなくても、こんな 台詞を色っぽい吐息の合間に投げかけられてしまっては、もう脱童貞を果たし たばかりの若者の自制など吹き飛んで当たりまえだ。彼は組み伏した美女に促 されるままに腰を力強く振りたてる。 「はぁぁぁぁぁ… すごいよ、トモヤス、あなたのオチン◯ン… あっ… 奥 に当たるの、こんなの、知らない… きゃぁぁぁぁぁぁ… 」 自分の突き上げが若妻を喘ぎよがらせる事に有頂天に成った友康は、もう状況 を何も考える事なく本能の趣くままに腰を美女に打ち付けて行く。これまでは 己の右手だけが頼りであったオナニーと比べるのも馬鹿馬鹿しく成る様な甘美 な快感に酔いながら、若者は縦横無尽に腰を振り美貌の若妻を追い詰めて行く 。もうこう成ると彼を押しとどめる術など無くなっている。生まれて初めての 性行為に没頭して、額から汗を滴らせる若い牡の情熱は、その衰える事を知ら ぬ男根を通じて容易に美人妻にも伝わった。 「あっ… イク… もう、いきそうなの… あっ… あぁぁぁぁ… 」 それまでは若者の成すがままに任せて来た美貌の人妻は、ついに頂点が見えた ことから積極的に尻をうねらせ始めた。心持ち背筋を反らして彼の律動にあわ せて腰をバウンドさせる美女の反応に気を良くした友康は、もう引き返す事の 出来ぬ臨界点に己が陥った事を悟っている。それでもこの快美を1秒でも長く 味わいたいと願う若者だから、目の前に小さな閃光がチラチラと瞬く様に成る まで、懸命に奥歯を食いしばり射精を耐える。そして、彼の忍耐は間もなく報 われる事に成る。 「だめぇぇ… いっちゃう! タク! タクぅぅぅぅ… あひぃぃぃぃ… 」 ラストスパートに取りかかった友康の荒々しい責めの前に、ついには経験の豊 富なハズの人妻が先に陥落いてしまう。子宮を突き上げ続けられた美人妻は相 手の名前を間違えながら、汗の浮き出た裸身をぶるぶると震わせて絶頂に駆け 昇る。 (たっ… タクって誰だよ? 旦那さんの名前なのか? ちくしょう! ) 名前を呼び間違えられて多少傷付きはしたが、それでも友康は我慢の限界を迎 えて、彼女の中に思う様に精を噴いてしまった。
「はぁ… すごかった、トモくん。ねえ、本当に君は初めてだったの? 」 絶頂の余韻から覚めた美女は、相変わらずに妖艶な笑みを浮かべて友康の胸板 を手で撫でている。幅の狭いシングルベッドであるから、性行為を終えても二 人はピタリと躯を寄せ合ったままだ。しかし、興奮する状況にあっても友康は 浮かぬ顔をしている。 「あの、恵美さん。タクって誰の事ですか? 」 再三に渡り彼女の口から出た謎の人物の名前が気掛かりな若者は、あまり深く 考える事も無く美貌の若妻に問いかける。すると、驚いた様な顔を見せた恵美 は、やがて目を閉じて小ちいさく溜め息を漏らす。 「やっぱり口ばしっちゃったのね? 御免なさい。不愉快だったでしょう? 」 「えっ? いや、あの… 不愉快だなんて事は無いんですけれど、ちょっと気 に成っただけですから。えっと、もしも話たく無いなら、別に… 」 彼女が沈んだ顔をした事から、慌てて友康は問いかけを翻す。 「いいのよ、あなたには聞く権利があるもの。タクくんの名前は卓郎なの、私 の2つ違いの弟よ」 若者の胸板に顔を寄せたままで恵美は遠い目をして呟いた。
|