その7

 

 

 

 

「それに、山岡の魔羅の竿の上の方には真珠玉が埋め込まれていて、あいつが

 ピストンする度にクリトリスにグリグリ当たって、それがまた、たまらない

 のよねぇ… しかも、彼奴、最初の日は徹夜で私を犯したんだから。テルく

 んを家から追い出した後に、掛け値なく夜中から翌日の昼過ぎまで犯され捲

 って、しかも、夕方まで寝たと思ったら、目が覚めた時には、また突っ込ま

 れていたの。ねえ、信じられる? 」

さすがに己の魔羅で女を釘付けにして、あまつさえ売春まで強要させるヤクザ

のジゴロのセックスなのだから、そんな事もあるのかと、妙に良隆は納得して

いる。

「自分が女であり、そして実は牝でもあったって、あの夜、いえ、あの2日間

 で私は思い知らされちゃった。はじめは恐くて、それに嫌々抱かれていたけ

 れど、2日目には、もう彼奴の言い付けに従ってフェラチオの練習までして

 いたわ。あの時まではオチンチンを口にくわえるなんて、考えてもみなかっ

 たもの。べつにテルくんからも頼まれた事も無かったからね。でも、あれだ

 け無茶苦茶に犯られた後で、頭がボンヤリしていたせいで、山岡に仕込まれ

 ても、別に嫌じゃなかったな… 」

ヤクザの脅されて犯された陰惨なはずの過去であるが、何故か修子の口調から

は、辛さや悲しみは一切伝わって来ない。それを不思議に思いながら、良隆は

彼女の話に聞き入っている。

「最初は一晩て言う話だったけれど、結局は一週間も山岡の家に居続けたもの

 よ。もちろん、テルくんには電話させられたし、テルくんからも何度も電話

 を受けたけれど、ほら、借金のことが役所にバレたら面倒な事に成るから、

 テルくんも余り強くは言えなかったみたいなの。それでズルズルと一週間も

 拉致っていうか、引き止められちゃったのね」

真っ赤なルージュで彩られた上唇をピンク色の下でチョロっと舐めてから、修

子は話を続けて行く。

「ほんとうならば自分の借金のカタくらい、しかも博打で拵えた借金だもの、

 自分で処理するのが当たり前なのに、泣いて女房に尻拭いを頼むから少し頭

 に来ていたのよね。それに、2日間の凄いセックスに幻惑されて、あの時は

 もう少し山岡の元に居たいって思ってしまったの。あとで思うと、多分デリ

 ヘル辺りで私を使うつもりで仕込んでくれたんだと思うわ。毎日、へんな薬

 を使った挙げ句に、もうオマ◯コがガタガタに成って、女を廃業するんじゃ

 無いかと思うくらいまで、彼奴は私を犯し抜いたわ」

そこで彼女は最初に手渡したアルバムを指差す。

「ほら、1ページ目を開いてみて、うふふ… 」

促されるままに表紙を捲った良隆の目に、とんでも無い写真の光景飛び込んで

来る。そこには全裸のまま尻餅を付いた修子が顔だけを横に向けて、傍らに立

つ男のチンポを口に含んでいる姿が記録されているのだ。毛深い太股の具合か

ら、男が輝夫では無いことが容易に見て取れる。

幾分前屈みに成り、カメラ目線で男根をしゃぶる彼女の表情は妙に明るく、そ

こからはヤクザ者の一物を無理に口に含まされている哀しみなど、微塵も汲み

取れない。しかも、さらに驚くべき事に、尻餅を付き大股開きの彼女の秘穴に

は、グロテスクなバイブレーターが根元まで深々と刺さっているではないか。

淫具を蜜壷に納めながら、恥知らずにフェラチオに興じている修子の過去を見

せられて、良隆の動揺は激しい。

「凄いでしょう? これは、3日目か4日目に、しかも真っ昼間に撮られたん

 だよ。この前に、続けて3度もイカされた後だから、山岡の魔羅も半分勃ち

 なんだぁ… ほら、ヨシくん程じゃ無いけれども、中々に立派なチ◯ポだと

 思わない? ほらほら、これがさっき言った真珠玉、これでクリちゃんをグ

 リグリされたら、もう堪らないんだから」

まるで楽しかった過去の旅行のスナップ写真でも披露する様な朗らかさで、口

からはみだしているヤクザの男根の竿の中程の人工的な突起を説明する修子に

対して、何故か良隆は猛烈な欲情を覚えて困惑している。

「ほら、次のページは、はめ撮りばっかり… あのデカい魔羅を入れられて、

 凄く感じさせられたところをポラロイド写真で何枚も撮られちゃった」

確かに2ページ目は正常位で繋がった彼女を、おそらくヤクザ者が上から撮っ

たと思われるカットが、何枚も何枚も、これでもかと言わんばかりに続いてい

る。別に手錠や縄などで自由を奪われているわけでも無い、しかし、人妻であ

るハズの修子は何ら抗う様子も見せずに、むしろ嬉々として夫以外の男との性

行為を記録されているのだ。いかにも素人が撮影した手ぶれの酷いカットも多

いが、それがかえって臨場感を高めている様にも思えて、良隆は暫しの間、そ

のページに見入っている。

「ほれ、これ、見てよ。たぶんイッた瞬間よね、情けない顔をしているわ」

彼女が笑いながら指さした写真の生々しさに、良隆は掌に汗をかきながら思わ

ず息を呑む。髪を乱し白目を剥き仰け反った写真の中の修子からは、盛りの付

いた牝の匂いすら感じさせられる迫真のワンショットなのだ。

「それこそ、一晩で10回以上もイカされて、躯はクタクタなんだけれど、あ

 のヤクザが使ったへんな薬を塗られると、とたんに男が欲しくてたまらなく

 なるの。それで、フェラチオして、突っ込んでもらって、またイッて… あ

 いつがバテたら、こんどはバイブレーターでイカされて、何時の間にか気絶

 して、それで目が覚めると、今度は私の方からあのヤクザにのしかかって行

 ったり… 夢のような一週間だったわね。ほら、次のページは、もっと面白

 いのよ」

彼女の言葉にそそのかされて、良隆は慌ててページを開く。そこには更に扇情

的なカットが待ち構えていた。なんと背面座位で後ろから貫かれた大股開きの

修子が、自ら両手で恥毛をかき分けて、グサリと男根が刺さった秘部をあから

さまに曝け出しているではないか。しかも、彼女はこの恥知らずな行為をいか

にも楽しそうに笑いながら行っている。赤く発情した女裂に深々と埋め込まれ

た男根が愛液でべっしょりと濡れている光景は、彼を黙らせるには十分な淫猥

さを醸し出している。しかし…

「あれ? 」

不意に感じた違和感に、良隆はつい声を出していた。

「あら、やっぱり分かったの? さすがはヨシくんね。だって、マーくんは気

 が付かなかったもの」

この写真を雅哉にも見せていた事は驚きだが、それもよりも強烈な違和感の原

因の方が良隆には気掛かりだ。それまでの写真類は、ヤクザ自身の手によるは

め撮りか、あるいはセルフタイマーと三脚を使って撮影されていて、ピントも

甘く構図も変化に乏しく平凡だった。しかし、このページに並ぶ写真類は、明

らかに第三者の撮影と思われるカットが並んでいる。各写真のピントもしっか

りと合っているし、なによりも三人目の撮影者がいなければ撮れない様な、き

わどくて淫猥な絵柄がずらりと並んでいるのだ。

「これね、このページの写真は、みんなテルくんが撮ったんだよ。あいつ、ヤ

 クザに女房を返すから迎えに来いって呼び出されて、それで脅されて写真の

 撮影役を押し付けられちゃったの」

借金のカタに女房を差し出し、その上に愛妻が犯される姿の撮影役まで強いら

れたテルの存念は、とても良隆には計り知れない。しかし、無理に撮影役をや

らされたはずなのに、この写真類からは、そんな気配も読み取れないのだ。む

しろ、写真を嬉々として撮り続ける輝夫の姿が思い浮かぶ程に、残された写真

からは淫猥さと熱意が汲み取れる。

「あいつ、最初だけはイヤがったけれど、途中からはノリノリで、こんな写真

 まで撮られちゃったわ、ほら、見て」

それは、どっかと胡座をかいたヤクザ者の股間に全裸のままで顔を埋めて、四

つん這いに成りフェラチオに興じている修子を斜後方から写したカットである

。しかも、彼女の尻にはバイブレーターが深々と突き刺さり、溢れ出した愛液

がべっしょりと太股の内側を濡らしている場面を、アングルを変えて何枚も記

録しているのだ。

自分の妻が他の男の魔羅をくわえて、しかもバイブを突っ込まれている光景を

写真に撮る輝夫の神経が、やはり良隆には理解できない。思わぬ事の成り行き

に唖然とアルバムを眺める良隆の股間に、再び彼女の手が伸びてくる。

 

 

 

 


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