その14

 

 

 

 

けして雅哉の持ち物が貧相と言うわけではない。現にカメラを構える輝夫に比

べれば、その一物はひと回り大きい。しかし、しれも良隆を前にすれば些か霞

んでしまうのは否めない。硬度も反りも、そしてカサの開き具合も二人の友人

を大きく凌駕する雄物を手にして、修子は目を細めながら大きく口を開いて迎

え入れて行く。女の本能はより強い男の子種を欲するものだ。

そして、いま口にしている男根は牡の強さの証明に思える修子だから、不思議

な幸福感に包まれながらも雄根に唇での奉仕を続けて行く。夫に対する愛情が

冷めたわけでは無い、いまも友人の巨根を頬張る彼女の周りをうろうろしなが

ら盛んにカメラのシャッターを切る輝夫の為に、もっと彼の喜ぶ様な淫らな仕

種は無いものか? と、考えている。

しかし、借金のカタにヤクザにより仕込まれてしまった女体は、もっと強い刺

激を求めて疼いているから、彼女の淫らな欲求を理解して、さらに容認してく

れる夫の存在は、何よりも貴く思えていた。事の成り行きの結果と言っても、

昔からよく知る2人の友人の前に全裸で跪き、その男根を交互にしゃぶるのは

修子にとっても恥ずかしい行為である。しかし、羞恥の先にあるアブノーマル

な快感を思うと、こうして2本の立派な肉棒につかえながらも、彼女は股間が

潤むのを感じて頬を紅く染めている。

「あふぅ… おいしい、マーくんのオチン◯ンも ヨシくんのオ◯ンチンも、

 とってもおいしわ」

夫が歓喜に震えながらカメラを構える姿を確かめてから、修子は淫らな台詞を

口にする。やがて彼女は左右に二人の男根を両手でそれぞれに捕まえて、小さ

く唸り声をもらしつつ、交互に忙しくしゃぶりはじめた。夫のある身で、しか

も、その夫の目の前で古くからの友人の肉棒に口で奉仕する痴態を曝すことで

、美人妻の歪んだ劣情は信じられないくらいに大きく膨れ上がっている。

こうして淫らに振る舞う光景は余すところ無く夫の手により記録されている。

その事実すらいまの修子にとっては興奮材料に一つに成っている。2本の男根

に交互にキスを繰り返し、舐めしゃぶり回せば欲情の昂りは天井知らずに盛り

上がる。

「さて、どっちから犯って欲しい? なあ、ノブちゃん、俺が最初でいいかな

 ? 」

十分の人妻のフェラチオを堪能した雅哉が、幾分声を震わせながら問いかける。

「ええ、もちろんよ、マーくん」

夫の目の前なのに、彼女は何の躊躇いもなく四つん這いになると、魅惑的な尻

を雅哉に向けた。

「ちょうだい、マーくんの勇ましいオチン◯ンを入れて… 」

こんな扇情的な台詞をこれだけの美女に言われては、もう雅哉もたまらない。

「わるいな、良隆。今日のところの一番槍は譲ってくれよ」

「ああ、かまわんよ。真打ちは後からって相場が決まっているさ」

軽口を叩きながらも良隆は自分がひどく興奮している事に気付く。これまでは

修子とのセックスを輝夫に見せつけるばかりで、考えてみれば人が美人妻と肉

交に及ぶのを外野から見るのはこれが初めての事に成る。興味を持って見つめ

るまえで雅哉は美しい人妻の尻を捕まえると、彼女の唾液で濡れた肉棒を既に

十二分に潤いを見せる人妻の蜜壷に強引に押し入れた。

「あぁぁぁぁぁぁぁぁ… すてき、マーくんの、オチン◯ン、とっても気持ち

 いい」

「へへ… まあ、良隆のビックキャノンに比べれば、些か物足りないだろうが

 、それでも俺はタフだぜ、ノブちゃん」

一旦、奥までしっかりと男根を埋め込んだ雅哉は、カメラを構える輝夫や、そ

の脇に陣取る良隆に照れ隠しの悪態を付くと、そのまま荒々しく腰を振るい始

める。すでにこれまで輝夫の不手際から焦らされた挙げ句に、こんなにも具合

の良い女陰を貫いた事から、雅哉の興奮も大きいのであろう。いきなりの強烈

な律動に曝されて、修子の喘ぐ声が何とも艶っぽい。

「だめぇぇ… そんなに、急に… あっ… あひぃぃぃぃぃ… 」

もうカメラを持つ夫の事を完全に忘れて、修子は四つん這いの姿勢のままで尻

を支配されて行く。煌々と照らされたライトの下での性行為は、いつもと違っ

た不思議な興奮を彼女にもたらし、雅哉の肉棒が激しく蜜壷に出入りを繰り返

す度に新たな快美が押し寄せてくる。そんな妻の狂態を血走った目で眺めてい

た輝夫は不意に振り返り、あぶれた友人に声を掛けた。

「なっ… なあ、良隆。わるいけれども、修子の前に回って、おまえのデカい

 チ◯ポを、しゃぶらせてやってくれないか? たのむよ… 」

愛する妻が同時に二人の男の性欲を処理する光景を夢見て、輝夫はカメラを持

ったままで懇願する。もちろん、良隆に異論があろうはずも無い。彼は股間で

猛る雄物を振り翳して、四つん這いの姿勢を保ち尻を雅哉に捧げた美女の前に

回り込む。

「さあ、こっちも頼むよ、ノブちゃん」

すでに一本の男根に貫かれているにも関わらず、彼女は上目使いでチラっと色

っぽい視線を良隆に飛ばしてから、ちいさく頷き口を開く。紅いルージュに彩

られた唇を犯す不埒な行為に興奮して、良隆は人妻にフェラチオを強要する。

もっとも、修子の方から顔を傾けて、ズッポリと口に含んでしまった様にも見

えた。しきりに夫がデジカメのシャッタ−を切る傍らで、彼女は何故か全てが

満たされた幸福感に浸り心が和んで行く。

ヤクザにセックスを仕込まれた彼女だが、実は同時に二人の男を相手にするの

は随分と久しぶりである。普通の人妻であれば、結婚をした後にこうして2本

の男根につかえる事などありえまい。しかも口と蜜壷を貫く雄物はいずれも夫

の持ち物では無いのだ。カメラを持つ輝夫の目の前で、二人の男に躯を開き2

本の男根に奉仕する自分が淫らな女であることは百も承知した上で、この異状

なセックスに彼女はすっかりとのめり込んでいる。

「ああ… すごいよ、修子、きれいだ… なんて、きれいで、いやらしいんだ

 ! 」

夫の上擦った台詞を耳にして、彼女は更に淫らに振るまい口にした巨根を音を

立てて吸い上げる。

(さあ、あなた、見て… これが、あなたの妻の本当の姿なのよ)

ファインダー越しの妻の痴態を見つめて写真を撮り続ける輝夫の存在を強く感

じながら、修子は熱心にフェラチオににめり込む。そんな彼女の淫らな姿に触

発されて、尻を支配していた雅哉が自制心を失った。彼は友人の巨根にむしゃ

ぶりつく美女に奇妙な嫉妬を感じて、さらに荒々しい律動に取りかかったのだ

もうテンパッた肉棒で、潤んだ蜜壷を乱暴に突き上げてやれば、口に含んだ良

隆の巨根が邪魔に成り、彼女は苦し気な呻き声を漏らすばかりだ。くぐもった

美人妻の悲鳴を心地よく感じながら、彼は最後のスパートに取りかかる。パン

パンと四つん這いの美女の尻を叩く音が響く中で乱暴に身を揺すられながらも

、修子はけして口にした巨根を吐き出そうとはしない。それどころか、咽の奥

深くにまで導き入れた雄物に呼吸を邪魔される苦痛ですら快美に摺り替えて、

彼女の欲情は大きく膨れ上がって行く。

「くぅぅぅ… ノブちゃん、おれ… もう… ええい、畜生め! 」

友人の巨根を口にした美人妻の淫らな行為に煽られた雅哉は、呆気無く崩壊の

時を迎える。妖しい蠢動を見せる人妻の蜜壷の誘惑に屈した彼は踏み止まる事

も出来ずに、そのまま精をほとばしらせた。また、巧みな修子のフェラチオに

追い詰められた良隆も、友人に合わせるように美しい人妻の口に精を噴いてし

まう。

(あぁぁぁぁぁぁぁ… )

二人の不倫相手が、ほぼ同時に己の中に精を解き放った事を感じて、修子はこ

れまでに無いほどの高みへと一気に駆け上がる。夫の輝夫も妻の媚態に魅了さ

れて、ついカメラを構える事も忘れて恍惚とした修子の顔を見つめていた。

 

 

 

 

 


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