その13

 

 

 

 

「おまたせしました。若奥様です」

母屋の奥の間に辿り着いた時に、中に向かって廊下から妙子が声を掛ける。

「おう、遠慮はいらん、入れ、さあ、入れ」

聞き憶えのある村長の指示に従い、妙子は片膝ついて仕切りの襖を開く。中で

は上座に村長を奉り、7〜8人の若者が宴に興じていた。不思議な事に、宴会

が行われている部屋の中心には、なぜか大ぶりな敷布団が鎮座しているではな

いか。

「おう、待ちかねたぜ、えっと… マユミさんだったよな」

酒のせいで頬を赤した男が立ち上がると、廊下まで歩み寄り真弓を抱き寄せる

「さあ、こっちだ。はやく来てくれ」

農作業で鍛えられたのであろう男に連れられて、真弓は否応無しに部屋の真ん

中に敷かれた布団まで辿り着く。彼女を取り巻く男等は一様に酔っぱらい、好

色そうな笑みを浮かべて若妻を眺めている。

「さあ、脱いだ脱いだ! ほら、はやくしてくれ、俺の魔羅は、マユミさんと

 犯りたくて、こんなにビンビンなんだぜ」

「えっ… ここで、ですか? 」

煌々と明かりが灯された部屋の中で、しかも碌に知らない男等に囲まれてのセ

ックスの予感に、真弓は当惑を隠せない。いかに桃源香で鈍った頭でも、こん

なに破廉恥な行為には二の足を踏んでしまう。だが、相手の男は、この異常な

環境下での肉交に何の疑念も持ってはいない。彼は若妻の帯を解き、手慣れた

様子で真弓から浴衣を剥いで行く。

「まっ… まって、ください、こんなところで… せめて、どこか他の場所で

 。おねがい、ここは… 嫌です」

もう男に強引に躯を奪われる事に関しては諦めた人妻であるが、それでも村長

や妙子、それに見知らぬ村の若い衆らの眼前で恥知らずな行為に及びには大き

な抵抗がある。彼女はすがる様に、この場の最高権力者であろう村長を見つめ

た。だが、そんな真弓の儚い希望は、妙子の一言で脆くも崩れ去る。

「我侭を言っては駄目ですよ、若奥様。この宴は村長様がとても楽しみにして

 いらっしゃるのですからね」

女中の無情な一言の後に、真弓は若者の手によりすっかりと全裸に剥かれてし

まった。慌てて胸元を両手で隠して、布団の上にしゃがみ込んだ人妻に、周囲

の村の若い衆から、遠慮の無い視線が集中する。

「みろよ、あの乳、堀端の良治の嫁の朝子と良い勝負だぜ」

「いやいや、朝子よりもデカイだろう。それに、なんと言っても格好が段違い

 だ。朝子みたいに垂れてないぜ」

「くぅ… はやく、あの乳をしゃぶりてぇ、なあ、さっさと済ませろよ、輝夫」

勝手な事を言い合う若者らの容赦の無い視線に曝されて、真弓は絶望を深めて

行く。だが、あの摩訶不思議な桃源香のせいなのか? こうして複数の男等か

ら目で犯されているだけで、彼女の女陰はじっとりと潤い何故か躯が猛烈に疼

いて来る。

(ああ、なんで? こんなに酷い扱いを受けているのに、どうして、ドキドキ

 しているの? 私はいったい、どう成ってしまったのかしら? )

いつもの彼女であれば、大声を張り上げて部屋から掛け去っていた事であろう

。しかし、今の真弓はすっかりと腰が抜けて、ただ夜具の上にぺたりと尻餅を

付いて頬を羞恥で紅く染めるばかりだ。

「さて、それじゃ隆弘の嫁の味を楽しませてもらおうか」

彼女の夫とは子供の頃からの付き合いである輝夫は、友人の妻を寝取る興奮で

鼻息も荒い。彼はおびえる若妻の股間にいきなり手を差し伸べると、恥毛をか

き分けて媚肉をまさぐる暴挙に及ぶ。

「あぅ… いやぁぁぁぁ… 」

おどろき慌てて身を捩り、若者の暴挙から逃げようと試みる真弓だが、いかん

せん桃源香で痺れた躯は思う様に動かない。それに日頃の農作業で鍛えた輝夫

の腕力の前では、彼女の抵抗など無いに等しい。女を犯すことに成れた輝夫の

指が、無理矢理にクリトリスを擦り始めると、若妻の混乱は頂点に達する。

「だめ… そこ… さわらないで、いや、皆が見ているのに、きゃぁぁぁぁぁ

 … 」

「皆の前だから面白いんだろうが? なあ、マユミさんよう? 」

桃源香にせいで狂った性感におびえる人妻を指先で嬲りながら、輝夫は太々し

く言い放つ。しかし、そんな若者の暴挙の前で、真弓は成す術も無く女陰を濡

らして行く。

「ほら、見てみろよ、奥さん。あんた、口ではグスグスいうけれど、オマ◯コ

 はべしょ濡れじゃないか? 」

自分の指先ひとつで、ブルブルと裸身を震わせる美貌の若妻の反応に気を良く

して、輝夫が傲慢さを増して行く。

「ちがうの… これは、あっ… やめてぇぇぇぇ… もう、さわらないで」

「こんなに濡らしておいて、ちがうもへったくれも無いだろうが? なあ、奥

 さん」

減らず口を叩く輝夫に刺激されたのか、周囲で杯を重ねる若者等の目が鋭さを

増している。そんな村の若い衆の興奮を眺めている村長は、妙子に酌をさせて

上手そうに酒を舐めていた。昔は厳しい村の暮らしの中で、いかに村人を団結

させるか思案の末に、こうした特殊な風習も生まれたものだが、いまでは桃源

香の力を借りて村長が楽しむ為だけのイベントと化している。

「あっ… いや、ゆるして… はぁぁぁぁぁぁ… 」

村長だけでなく、周囲に陣取る多くの若者の目を気にして真弓は悲痛な声を張

り上げる。こんな悲鳴を漏らせば、彼等を刺激するだけなことは分かるのだが

、たとえあさましい姿を余す所なく見られたとしても、嬌声が抑え切れなく成

っている。激しい羞恥と絶望が複雑に混ざり合う奇妙な感覚が、若妻の混乱に

拍車を掛けていた。

「どうだい? 俺のテクニックは? 隆弘よりも上手いだろう? 」

いきなり夫の名前を出されて、真弓は冷水をぶっ掛けられた様な気分を味わう。

「夫の事は、言わないで! あっ… あっ… あぁぁぁぁぁぁ… 」

確かに冷水を掛けられて、気分が一気に萎えた真弓であったが、次の瞬間には

再び輝夫の執拗な指嬲りの前で裸身が灼熱化して、気持ちを濡らした冷水は蒸

発して消えて無くなる。

「へへへ… なにを言ったところで、なあ、見ろよ、皆、このマ◯コを、お汁

 でぐしょ濡れだろう? 」

周囲に陣取る仲間に見える様に、輝夫は若妻の両脚を強引に開かせて股間を露

にさせる。

「いやぁぁぁぁ… やめて、恥ずかしい、おねがい、見ないで、いやよぉぉぉ

 … 」

どんなに否定の台詞を口にしてみたところで、じっとりと濡れて愛液の光る女

陰をあからさまにされてしまえば、若妻の抗いには何の説得力も無い。周囲に

陣取る若者らのギラギラとした視線にまで犯されて、桃源香に蝕まれた女体の

暴走は止まらない。男等の視線が集中する股間は熱く滾り、火照る躯を慰めて

くれる代物を求めてだらしなく淫蜜を溢れさせている。

 

 

 

 

 


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