知性を尊び常に理知的たる事を欲して来た真里子にとって、過去に交わった男 の誰に比べても、彼女を法悦境に導く輪姦劇は理解出来ない代物だった。まさ か、狭山が自分に強力な媚薬を使っているとは思わなかった美貌の女教師は己 の躯のどこに、これほど淫らな血脈が流れていたのか? 心底不思議に思って いた。しかし、どんなに否定してみても、現に彼女はこうして股を開いて、教 え子の巨根を素直に受け入れてしまっている。 「あふぅ… だめよ、こんな事、いけないわ… あっ… あぁぁぁぁ… やめ て、西岡くん、あっ… だめぇぇぇぇぇぇ… あひぃぃぃぃぃ… 」 最後に残っていた理性の欠片が、この理不尽な陵辱行為を拒絶しているが、膣 を突き破る様に奥まで侵入してくる巨根の魔力が真里子を徐々に打ちのめして 行く。情けない声を漏らすまいと懸命に奥歯を噛み縛ってみたところで、聡の 巨大な剛直の一撃を喰らうと、躯中を快美の波動が駆け巡り、唇の隙間から艶 っぽい呻き声が溢れてしまう。 処女では無かったが、年齢も上で人妻の麻子に比べて、ほんの数人しか男の経 験が無かった真里子であるから、自分の躯が何故こんなにも暴走してしまうの かが理解出来ない。しかし実際問題として、蜜壷を巨根で蹂躙されてしまえば 身も心も蕩けてしまいそうな強烈な快美に幻惑されて、逆らう気力は根こそぎ 吹き飛ばされている。それまでの恋人と1年程まえに悲しい別れを体験して以 来は御無沙汰であった肉悦に浸り、真里子は甘えた様な悲鳴を捲き散らすばか りだ。 「あっ… あふぅぅぅ… だめ、もう、あっ… そんなに奥まで、入れちゃ、 だめぇぇぇぇぇぇ… ひぃぃぃ… 」 仮にも相手は生徒なのだから、ここが毅然とした態度で彼等の非道を詰り、正 しい人の道を諭すべき立場にありながら、特に聡の巨根で子宮を押し上げる様 に突かれると、目眩く様な肉の快美が体中を駆け抜けてしまい、真里子は脳乱 を深めるばかりだ。すでに彼の前に3人の不良生徒等に輪姦されて、躯は手が 付けられぬ程に火照っている。 その上での聡の巨根責めであるから、もう彼女の悲鳴も手放しだ。これまでの 数少ない性交体験において、我慢しきれずに咽び泣いた事など真里子には無か った。もちろん心底愛しく思えた男の腕の中で、分厚い胸板に頬を寄せて甘い 吐息を漏らした事はあるのだが、どの男も、この不良生徒3人と、真面目な少 年と信じていた聡ほどには彼女を追い詰め昂らせた事は無い。このまま蜜壷を 巨根で責められ続けたならば、そう遠くは無い将来に、彼女は年下の少年等の 肉奴隷に堕ちてしまう予感がヒタヒタと忍び寄って来ている。 「いやぁぁ… やめて、おねがいよ、もう切ないの、だめ… ゆるしてちょう だい、あっ… あっ… あぁぁぁ… 助けて、これ、本当にダメぇぇぇぇぇ … 」 口では懸命に抗いの台詞を吐き続けているが、実際の真里子は少年の律動に合 わせて淫らに腰をうねらせている。相変わらず自由は両手は聡を突き放す事も 無く、たが空しくクッション代わりに敷かれたマットの表面を掻き毟るばかり だし、力を失った両脚も突き上げのリズムに同調してブラブラと揺れている。 心の中で悲鳴を上げるプライドは、巨根が濡れて爛れた膣に出入りを繰り返す 度に徐々にすり減って行き、代わりに信じられない様な快楽が彼女の惨めな心 情を塗りつぶして行く。このままではいけないと、かろうじて微かに残った理 性が盛んに警鐘を鳴らしてはいるのだが、やはり彼女の両手は聡を突き飛ばす には至らない。 「せっ… せんせい、真里子先生、御免なさい、でも、僕… 」 本当であれば憧れの女教師を守るナイトの役割を担いたいと思っていた聡であ るが、こうして組伏して貫いてしまうと、もう歯止めが掛からない。彼の腰の 動きに合わせて真里子の方も淫らに尻をうねらせる事から、二人の動きはやが てきれいにシンクロして行く。 「だめ、イクわ! ああ、もう、あひぃぃぃぃぃぃぃぃ… 」 押し寄せる快美の奔流の中で精一杯に耐えていた美貌の女教師が、遂に崩壊の 時を迎えて、あられもない声を張り上げた。 「くわぁぁぁ… センセイ、僕も… ぐぅぅぅ… 」 絶頂に駆け上がった真里子の膣が見せた峻烈な締め付けの前に、まだまだ経験 の浅い少年は呆気無く屈して、そのまま憧れの女教師の中に思う存分に精を吐 き出してしまった。
静かな教室に午前中の授業が終わりに成る合図の軽やかなベルの音が鳴り響く 。真里子は黒板の前で教員用の教科書を閉じた。 「今日は、これまでね。来週の火曜日の授業の前には、15分程度の小テスト を行います。各人、ちゃんと復習しておきなさいね。テストの結果は勿論平 常点に影響が出るわよ」 明るくも厳しい女教師の台詞に、クラスの中からは甘えた様なブーイングが巻 き起こる。 「文句は言わない! ちゃんと授業を聞いていれば、だれでも100点が取れ る問題なんだから。むしろ、平常点を嵩上げする為のサービスなのよ」 授業で使ったチョークを小箱に仕舞いながら、真里子は生徒等の抗議を軽くい なした。午前中の教科が終わり昼食の為の休み時間を迎えた教室は、それまで の静寂が嘘のように一気に活気付く。自宅から持ち込んでいる弁当箱を取り出 すもの、あるいは購買部へパンを買いに行くもの等、各々が勝手な事を始めた 喧噪極まりない教室で、仕事を終えた女教師は、授業に使った資料やチョーク ケースを手に取ると、職員室の戻る為に教壇を降り掛かる。その時… 「あっ、そうだ、西岡くん」 真里子は無表情のままで、教室の出入口近くの前列から3番目に着席していた 少年の名前を呼んだ。とてもまともに合わせる顔が無い事から、国語の授業中 も俯き加減でひたすらにペンを走らせていた聡は、いきなり女教師に呼び掛け られて驚いたように顔を上げる。 「はっ… はい、なんでしょうか? 」 自分でも声が上擦っているのが情けないが、幸いな事に昼休みを迎えた教室は 騒がしく、だれも聡の慌てた返答に違和感を持つものはいなかった。 「進路指導の事で話があるから、ちょっと一緒に来てちょうだい」 「はぁ、分かりました」 進路については、まだ何も決めていない事から、この時期に個別に呼び出され る心当たりは無かったが、他の事については大いに思い当たるフシがある少年 は、心臓がドキドキと煩い位に早鐘を打鳴らす中で、精一杯に平静を装い返答 した。もしも、この場に悪の仲間連中がいれば、多少は心強いところであるが 、狭山を始めとする不良少年等は、今日は一時間目の授業を終えるとさっさと サボリを決め込んでいた。 国語の教師である真里子は聡のクラスの担任でもあるから、彼が女教師に呼び 出されても誰も特別におかしいとは思わない。余り目立つ存在でも無い少年が 、担任教諭に昼休みに呼び出しを喰らったところで、他のクラスメイトは騒ぐ 事も訝る理由も無かった。 (なっ… なんだろう? 僕だけ、呼ばれるなんて。まさか、バレちゃったの かな? でも、それならば、朝からもっと大騒ぎに成ると思うけれど。それ に、なんで今日なんだろうか? )
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