その13

 

 

 

 

「まって、トモちゃん… 」

「グズグズ言わないの、ママに取られちゃったら大変だもの。ノブ兄ちゃんは

 、ワタシのモノよ! えい! 」

頭を捕まえられたままで強引に抱き寄せられた事から、信雄の顔はたわわに実

った二つの柔からな膨らみの中に埋没する。

「ママになんて、絶対に負けないんだから、ねえ、どう、朋子のおっぱい、気

 持ちいいでしょう? ママはこんな事をしてくれる? 」

力一杯に抱き寄せられて、その柔らかな乳房の中で窒息している若者の頭の中

には、この場にはいない年上の愛人の悪魔の囁きが繰り返されている。

(かまわないから、犯っちゃいなさい… 犯っちゃいなさい… 犯っちゃいな

 さい… 犯っちゃいなさい… 犯っちゃいなさい… 犯っちゃいなさい… 

 犯っちゃいなさい… 犯っちゃいなさい… 犯っちゃいなさい… 犯っちゃ

 いなさい… )

なんとか酸素を求めてもがいてみると、頭の上から朋子の可愛らしい声が聞こ

える。

「あっ、あん、くすぐったいよ、ノブ兄ちゃん… 」

この一言で、かろうじて耐えていた信雄の理性の鎖が音を立てて弾け飛ぶ。息

苦しい中で彼は、ようやく朋子の股間に手を延ばして、恥毛をまさぐり秘所へ

と指先を進めて行く。

「あっ… ノブ兄ちゃん… あっ… あぁぁ… 」

実の母親に異常な程に競争心を持ち乗り込んで来た少女の股間は、愛撫など必

要が無いくらいにぐっしょりと濡れている。甘ったれた様な声を張り上げて少

し仰け反る朋子の腕から力が抜けて、ようやく若者は呼吸の自由を取り戻す。

「ぷぁ… ふぅぅぅ… 」

ひとつ大きく深呼吸して肺に新鮮な空気を送り込む間にも、彼の指は休む事な

く朋子の処女地を弄ぶ。しかし、彼女の方も嫌がるどころか、まるで誘う様に

股を開いて腰を前に押し出す始末だ。少女の腕の力が抜けたのを良いことに、

信雄は顔を少しずらすと、そのまま桜色の乳首にむしゃぶり付く。

「あん… きゃぁぁぁぁぁ… ああ、センセイ… あぁぁぁぁ… 」

小さい頃からの呼び名のノブ兄ちゃんよりも、最近なれ親しんでいたセンセイ

の方が呼び易いのか? 朋子は無意識に二つの名称を取り混ぜて悶えている。

美弥子に負けず劣らずに敏感な反応を見せる少女の胸元に吸い付いた若者は、

そのまま乳首を舌先で丸める様に愛撫を重ねる。積極的攻勢に出た信雄に身

を任せて、朋子は彼に抱き着いたままで、何度も裸身を震わせる。

流石に処女の少女とは違って、年上の愛人と淫猥な肉交の日々を過ごす様に

成っている信雄だから、その愛撫も手慣れたものだ。年上の愛人の香しいト

アレの匂いとは異なり、なんとも甘酸っぱい思春期の少女特有の臭いを感じ

て、若者の股間は臨戦体勢を保ったままだ。健康的に日焼けした美弥子に比

べて、まだ真っ白な風合いを保つている朋子の肌に感動しながら、彼は吸い

付いた乳首を離す事も無く、じわじわと指を使った愛撫を続けて行く。

「あっ… あふぅぅぅ… センセイ… だめ… あっ… あぁぁぁぁ… 」

家庭教師時代に親しんだ呼び名を口にして、朋子はガクガクと大きく震えは

じめる。ここに至るまでは無鉄砲に突き進んで来た少女ではあるが、実は母

親の看破した通りに男の経験が無く、オナニーとはまるで異なる異性からの

愛撫を受けて、どうしてよいやらわからなく成っている。やがて、とうとう

自分の脚では立っているのが難しく成った朋子は、膝が砕けてしまい、思わ

ず若者にしがみつく。少女の苦境を悟り、信雄は愛撫を中断すると、苦笑い

を浮かべながらすっくと立ち上がる。

「さあ、おいで、トモちゃん」

ここまで来れば、彼も後には引けなく成っている。母親公認を免罪符として

、若者は隣家で暮らす少女を自分の寝室へと誘う。だが、そこは彼女の母親

の美弥子とも情を交わす場所なのだ。しかし、その事が今の信雄には逆に興

奮を掻き立てる材料にすら成っていた。促されるままに母親も横たわる事の

あるベットに身を寄せた朋子は、もはや躊躇う事も無く仰向けに成り、潤ん

だ瞳で愛しい男を見つめていた。

信雄の手が伸びて両方の脚がそれぞれに逆方向に追いやられても、彼女は抗

う様子を見せない。素直に開かれた股の間に、当然のごとくに信雄は顔を被

せて行く。母親に比べて薄い恥毛は柔らかく、鼻先に触れてもくすぐったい

だけだ。十分に爛熟した美弥子の秘所を見慣れている信雄であるから、まだ

男を知らぬ朋子の薄いピンク色の肉壁を眺めれば、感慨も一入だった。

(このオ◯ンコも、何年かすると美弥子さんみたいに、ドキっとするほどに

 イヤラシく成るのかな? )

不謹慎きわまりない事を思いつつ、彼は十分に潤う肉壷の中に中指を沈めて

みせた。

「あっ… あふぅぅ… 」

処女であると美弥子からは聞いていたので、用心して蜜口の辺りを浅くかき

混ぜてやれば、少女は小さく呻き裸身を1〜2度震わせる。

「大丈夫かい? 」

美弥子とは明らかに異なる反応を見せる少女の顔を、信雄は心配して覗き込

む。

「うん、へいき、もっと中まで… 大丈夫だから… 」

初めて異性の指で嬲られる恥ずかしさや違和感はあるのだろうが、母親に愛

しい男を先に取られた事で焦りがある朋子は、強張りながらも微笑みを浮か

べて頷いた。その健気な態度に劣情を刺激されて、信雄は中指を更に膣の中

に沈めて行く。どろどろに熟れて爛れた美弥子と違って、まるで侵入者がこ

れ以上奥に進む事を拒む様なきつい締め付けを感じて、あらためて信雄は腕

の中の少女が男の経験の無い事を確信する。だから彼は焦る事なく指の途中

で侵入を止めると、蜜壷が馴染むまでは無理な愛撫を控えている。

「くぅぅぅ… あふぅ… あぁぁ、センセイの指が、入っているのね? あ

 ぁぁ、これ、なんか変な感じよ」

実際に母親の留守中を見計らい自分で慰める時に比べて、遥かに鮮烈な快美

が躯を駆け抜ける信雄の愛撫に曝されて、少女は徐々に混乱を深めている。

気の早い同級生の何人かは、もう少女から女に成っているし、一歩先んじた

ことに優越感を持つ連中は、男との交わりを誇張を込めて赤裸々に語ってい

る。

だから朋子にしたところで、まるっきり何も知らないわけでは無かったが、

正直に言えば女に成った級友連中のセックス談義は、話半分くらいであろう

と侮ってもいた。曰く、目の前が真っ白になり… 躯中に震えが走り… 力

が抜けて何も考えられない… 等々、級友のセックス体験談は処女の朋子に

とっては、どれも余りにも大袈裟で、現実感がとても持てない代物であった

。だが、友人同士のY談で、その点を指摘すると、彼女等は明らかに馬鹿に

した風情で朋子を哀れむ目つきを見せた。

 

 

 

 

 


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