その7

 

 

 

 

若者が器用に右手だけでコントローラーを操りスイッチを入れると… 

『ひっ… ひ、ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃ… 』

まるで拘束されている皮のベルトを引き千切る様な勢いで、若鮎を思わせる美

人妻の肢体が跳ねたのだ。その有り様を映していた叔父の動揺を物語る様に、

画面が大きく乱れる。

『御心配には及びませんよ、コウノさん。我々は、この電気責めに慣れていま

 すからね。ごく低い電圧でのプレイですから、奥様の柔肌に火傷の後が付く 

 様な不手際もありません。2〜3日だけ、ちょっとした赤い腫れが残るだけ

 です』

代表の説明で冷静さを取り戻したのであろう、一時的に乱れた画面は再び克明

に辱められる牧子を映し出す。敏感な3箇所に電撃を喰らった美女は、ハアハ

アと息を荒げて呆然と成っている。すると、笹川は左手に持ったバイブを使っ

て、ふたたび牧子を嬲り始める。

『あっ… いや、やめて、もう、いや… あぁぁぁ… 』

電撃のショックが去ると、彼女は色っぽく喘ぎ声を漏らす様に成る。どっと噴

き出た汗のせいで額に前髪の張り付いた美女は、迫り来る快美に怯える様に虚

ろな瞳を宙に彷徨わせた。

『教育に必要なのは飴と鞭と言いますからね。奥さんが素直の成るには、どれ

 くらいの時間が掛かるか? 楽しみです』

左手ながら笹川の手捌きは巧みであり、操るバイブで嬲られる牧子は、先ほど

とは大違いな艶っぽい声でよがり泣いている。この若さでこんなにも手際良く

女を泣かせるテクニックを持つ笹川の正体が分からず、孝昌は興味を掻き立て

られた。

『あぁぁ… だめ、やめて、あふぅ… そんなに、かき混ぜないでぇぇぇ…

 はぁぁぁ… 』

『おや、そうですか? こちらの方がお好みなのかな? 奥さん? 』

彼はわざと恍けてから、右手にしたコントローラを持ち上げて、ビデオカメラ

の前でスイッチを入れる。

『ちっ! ちがいます、それじゃ… うぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ… 』

容赦の無い電撃責めを喰らい、再び牧子が裸身を跳ねさせた。

『おや、これは失敬、てっきり電気責めを御所望かと思いましてね… 稀にこ

 のビリビリがたまらなく好きだと言う女もいるのですよ』

いよいよサディストとしての本性を露にした笹川は、戯れ言をほざきながら、

またもやバイブを使っての色責めに切り替える。

『あっ… あふぅぅ… いや、あっ… あぁぁぁ… 』

『気持ちが良いでしょう? そんなにいやらしい顔をして、御主人に申し訳な

 いとは思わないのですか? あなたはとんでも無く淫乱なんですね、マキコ

 さん』

バイブに加えた言葉責めに曝されて、牧子は悲し気に目を伏せて唇を噛み締め

る。だが、どんなに我慢しようと決意を固めてみても、笹川の巧みな責めの前

では、彼女の存念など無意味であろう。全裸で奇妙な器具に拘束された上で、

こんな風にいたぶられたならば、どんな女も堕ちないハズは無い。しかも甘い

夢を見る飴ばかりでは無くて、躯の芯を走り抜ける強烈な衝撃を齎す電撃を喰

らってしまって、明らかに牧子は混乱を極めている。夫を含めた多くの男等の

前で全裸を曝す屈辱感や電撃に対する恐怖すら、笹川の巧みなバイブ扱いの前

では希薄に成ってしまうのだ。

『ひっ… あっ… もう、だめ… あぁぁぁ… 』

夫の構えるビデオカメラの目の前で、違う男にバイブで責められながら、つい

には頂点がチラリと見えてしまった牧子の状態を冷静に監察した笹川は、いき

なりバイブを彼女の蜜壷の中から抜き去ると、電撃責めに切り替える。

『ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ… あぐぅぅぅぅぅぅぅぅ… 』

最初の頃に比べると、明らかに通電時間が長く成っている事からも、このサデ

ィストが言葉通りに電撃プレイに慣れている事が良く分かる。両方の乳首とク

リトリスに無慈悲な電気責めを喰らった美女は、激痛に苛まれて涙を流して呆

然と成っている。

しかし、そんな哀れな牧子に対して、彼はわずかな安息すら許さない。抜き去

っていたバイブを再び濡れた肉壷に埋め込んだ笹川は、手慣れた様子で抜き差

しを繰り返して、牧子をあっさりと快楽の国の住人と化して行く。ぎりぎりま

で淫具を引き抜き、蜜壷の入り口付近を嬲ったかと思うと、不意に子宮を押し

上げるまで奥に押し入れる手管の前では、拘束された身の上の牧子は、ただ喘

ぎ泣くばかりだ。

『最初は飴と鞭を使い分けて行きますが、徐々に慣れてしまうと刺激が薄れて

 ゆくのです。女はしたたかですからねぇ… そこで、今度は飴と鞭を同時に

 使ってやるのですよ』ビデオカメラを振り向き嘯いた笹川は、左手でバイブ

 を操りながら、右手のコントローラーのスイッチも操作する。

『ひっ… ひぎぃぃぃぃぃ… あっ… だめ、いや、あうぅぅ… ぎゃぁぁぁ

 ぁぁぁぁぁぁ… えっ? あっ… はぁぁ… あっ… あっ… ぐぎぃぃぃ

 ぃぃぃ… 』

休む事なくバイブで女陰をかき混ぜながら、頃合を見計らい乳首やクリトリス

に通電する行為を喰らい、牧子は混乱の渦に巻き込まれて、あられもない声を

まき散らす。苦痛と快楽は混在する奇妙な責めの中で、いったい苦しいのか?

それとも快感なのか? 自分がどちらのせいで悲鳴を上げているのか、牧子自

身も徐々に分からなく成って行く。

M字に開脚を強いられた不自由な姿勢の中でも、彼女はまるで笹川のバイブ責

めを歓迎する様に僅かに尻をうねらせる。しかも、絶頂に至る少し手前まで追

い詰めてから、いきなり色責めを休み電撃で美女を痛めつける絶妙な弄虐ぶり

が、テレビで過去の記録を眺める孝昌をも唸らせていた。

『さあ、奥さん、そろそろ素直にしゃべる気になりませんか? コウノ氏の他

 にあなたは何本のチ◯ポを受け入れたのですか? 』

『5… 5人です』

不意に責め手を緩めた笹川の問いかけに、こんどは牧子は素直に応じる。 

『ほう、5人もですか? 付き合った5人とは全員と寝たのですね? それぞ

 れの男のチ◯ポを受け入れて、ザーメンを注がれたのですね? 正直に答え

 なさい』

ちらりと撮影係りの叔父を見てから、笹川は彼の妻に非常な質問をたたみかけ

る。

『はい… そうです』

電撃とバイブのミックス責めに苛まれた美女は、取り繕う余裕も無く素直に過

去を語って行く。

『それでは、初体験はいつでした? 相手と場所を素直にしゃべるのです。こ

 の忍冬の会の女奴隷にプライバシーは認めません。会員は奴隷女の全てを知

 る権利を共有するのです。さあ、喋りなさい』

手にしたバイブを浅く蜜壷に埋めたままで、笹川は追求して行く。

『最初は、高校の卒業間際に… 相手は憧れていたセンパイです。センパイの

 家に呼ばれて、そこで初めてキスをして、それから抱かれました』

『ほう… ファーストキスの後に即セックスですか? 淫乱な女なんですね、

マキコさんは』

 

 

 

 

 


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