その10

 

 

 

 

大柄な若者に習い、他の連中も入れ代わりたち代わりで、わざと牧子と竹田の

結合部に顔を近付けて、ある物は下卑た笑いを、そして他の者は、わざと大袈

裟に驚いた様な表情を見せて犯される美女を絶望のどん底に叩き堕としている。

『やめて、やめて下さい、もうゆるして… あっ… あふぅぅ… 』

ビデオカメラを構えた夫の目の前で、他の男に犯されるアブノーマル極まりな

い状況下に置かれていても鋭い快美が駆け抜ける躯を牧子は恨み疎ましく思う

。しかし、気持ちとは裏腹に、これまで嬲られていたバイブとは明らかに質感

が異なり、血肉を感じさせてくれる男根の挿入が、彼女を高みに追い上げてい

るのは紛れも無い事実だった。

しかも、彼女を苛む電撃の痛みは存在しない、一方的に甘美だけが押し寄せる

性交だから、自然と男の律動に合わせて腰がうごめくのを止められない。奇妙

に器具に拘束されて逃げ場の無い美女は、心ならずも強いられた性行為に徐々

に溺れて行く。

『あっ… あっ… あぁぁぁぁ… だめ、だめぇぇぇぇ… あひぃぃ… 』

事前に行われたバイブ責めのせいで蕩けていた女体に対する陵辱であるから、

牧子は心ならずも絶頂への階段を駆け上がり始める。色っぽく喘ぎ泣く美女に

取り付いた竹田も、射精を目指してラストスパートに取りかかる。

『いやぁぁぁ… あっ… あっ… あぁぁぁぁ… 』

『くぅ、このアマ! 糞! 』

仲間の見つめる前だから、もう少し長もちさせたいと願った竹田の頑張りは、

峻烈な絞まりを見せる牧子の膣の前で脆くも瓦解する。夫である亡き叔父の目

の前で、一番槍の指名を受けた男は存分に若妻の肉壷に精液を注ぎ込んで見せ

た。

『これは、たまらん、とんだ名器だ』

言い訳じみた竹田の台詞は仲間からの失笑を買うだけだ。

『ほいほい、わかったよ、竹田さん。さあ、終わったんだから、さっさと交代

 しておくれ』

しばらくの間は美貌の叔母の中に留まり射精後の余韻に浸っていたトップバッ

ターを押し除けて、2人目が予定されている三島が画面に割り込んで来た。最

初の竹田に比べて、些か寸詰まりの肉棒であるが、長さの足りない分は太い胴

回りがカバーしてくれるであろう。とくに傘の張った亀頭の鰓は中々の広がり

を見せていた。

『おいおい、シマさん。そんなに慌てる事は無いだろう? 油断していると、

 入れた途端に噴いてしまうぜ』

思いのほかに具合が良い蜜壷に煽られて、あっさりと射精に至った事は悔しい

のか? 一番槍の竹田が憎まれ口を叩いて場を譲る。すると、僅かの間、ビデ

オカメラのレンズの前に、哀れな肉奴隷を化した牧子の秘裂が露に成る。毒々

しく赤く腫れた肉穴は愛液でぐしょ濡れだし、竹田の放った精が逆流してポタ

ポタと滴り落ちている。

そんな無惨な有り様を気にする様子も無く、2番手を任された三島は、己の寸

詰まりながら野太い剛直に手を添えて、先端を美女の爛れた蜜壷にあてがった

『ああ… 続けてなんて… そんな、ひどい… やめて、やめて下さい』

事が単なる強姦では無く輪姦に至ることを悟った牧子は、拘束された肢体を揺

らして二人目の狼藉を避けようともがく。しかし、仲間による性行為を見せつ

けられて興奮した三島にとって、美女の哀願は獣心をくすぐる心地の良いBG

Mに過ぎない。彼は悲嘆に暮れる美人妻の表情をうっとりと眺めながら、ジワ

ジワと男根を彼女の肉壷へと沈めて行く。

『ひぃぃぃぃぃぃ… もう、いや、いやですぅぅぅぅ… あきぃぃぃぃぃぃ… 』

夫の目の前で赤の他人に犯される、しかも、ひとりでは無くて立て続けに犯さ

れる上に、傍観者の目にも曝される異様な肉の交わりを強いられて、牧子は己

が女に生まれて来てしまった事にすら嫌悪感を抱く様に成っている。人の尊厳

を平気で踏みにじる獣連中の前では、矜持にかけても崩れまいと試みる彼女な

のだが、実際にこうして肉棒を埋められてしまうと、やはり唇から情けない声

が溢れてしまう。最初もそうだが2本目の男根も明らかに夫のそれとは形も大

きさも異なる事が、より牧子の淫心を掻き立てている。

『どうだい奥さん? 俺の魔羅は? なかなかいいだろう? 長さは少し足り

 ないけれども、慣れたらコレも中々良いモンなんだぜ』

涙で瞳を潤ませる美しい人妻の顔を覗き込みながら、三島はゆっくりと律動に

取りかかる。

『ほら、奥さん。三島さんが聞いているのですから、ちゃんと答えて上げて下

 さいよ。どうですか? 彼の太いチ◯ポの味は? 』

傍らに控えている笹川のからかう台詞も、牧子の耳には届いていない様だ。き

ゅっと眉を顰めて瞼を震わせる美女は、周囲に控える男等や、この痴態を克明

に記録する夫の存在すら忘れて、凄まじい快美に酔い痴れている。大柄な若者

の揶揄を無視して、牧子はひたすら喘ぎよがり泣く。

三島が自慢する様に、彼の一物の太さに幻惑された美しい人妻は、躯が裂けて

しまいそうな幻想に捕われた。濡れた肉の壁を限界ちかくにまで押し広げて出

入りする剛直に怯えて、何度も目の前が暗くなり躯が勝手に痙攣を繰り返して

いた。

『あうぅぅ… だめ、もうだめぇぇ… 壊れちゃう、おねがい、やめて… は

 ぁぁぁぁぁぁぁ… 』

これまでに経験の無い野太い一物での陵辱に打ちのめされて、牧子はたまらず

に弱音を吐く。

『おいおい、奥さん。俺でダウンしていたら、隆俊くんの時にはどう成るんだ

 い? 彼の一物は、俺よりも太いし、先にあんたと楽しんだ竹田さんのより

 も、ずっと長い怪物なんだ。まあ、俺達などは隆俊くんの露払いみたいなモ

 ノだぜ』

先に行為に及んだ竹田程は奥に入って来ないものの、蜜壷の入り口が裂けてし

まうのではないか? と、心配に成る野太い雄物を埋め込まれた牧子は、さら

に彼等のスケールを上回る巨根が後に控えている事を知らされて途方に暮れる

ばかりだ。だが、先の事をいつまでも憂いている隙は、彼女には与えられる事

は無い。

三島の腰の動きに伴い沸き上がる鮮烈な快美に対して、裸身を拘束された美女

の躯は否応無しに反応する事を強いられる。どんなに頑張って歯を食い締めた

ところで、嫌に成るほど牝の媚びが混じった悲鳴が漏れて行くし、野太い一物

を含んだ蜜壷からは、周りで覗き込む男等を失笑させる愛液が溢れ出していた

今日までまったく見ず知らずだった連中の前での凄惨な陵辱にも関わらず、牧

子の拒む気力は萎える一方である。どんなに己を律して危機をやりすごそうと

試みても、与えられる快感が彼女のちっぽけな矜持を跡形もなく踏みつぶして

行く。もう彼女に先の事を心配している余裕は無い。三島の荒っぽい突き上げ

を喰らい続けて、遂に牧子は再びの絶頂に追い上げられて行く。

『あひやぁぁぁぁぁぁ… ゆるして、おねがい、だめぇぇぇぇぇ… 』

夫が構えるビデオカメラの前で、美しい叔母は箍が外れた様に腰を狂おしくう

ねらせる。思いもよらぬ反撃を喰らった三島は体勢を建て直す間も与えられず

に、そのまま彼女の中に精を噴いてしまった。

『くぅぅ… こいつはまいった、やるね、奥さん、たいしたものさ』

竹田に次いで、思ったよりも持たなかった三島が照れ笑いを浮かべながら牧子

から離れる。

 

 

 

 

 


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