その12

 

 

 

 

夫の不在にかこつけて夜の街を彷徨い歩く、快楽に貪欲な有閑マダムとの付き

合いの中から、それなりの技術を学び取り、同年代の尻軽女ともチャンスのあ

る都度、性交を楽しんでいた若者は自分よりも年下であろう隆俊の、獣じみた

強烈な肉交を目の当たりにして、これまで培って来た自信が根底から崩れ朽ち

た気がして成らない。

隆俊がこれまで数人の年上の美しい愛人等と過ごした奔放なセックスライフを

知らない彼は、プレーボーイを気取っていた昨日までの自分が無性に恥ずかし

い。女を責めて堕とす技術も去る事ながら、この野獣の様な体力はいったい何

なのだ? 明らかに自分とは違う世界の住人である若い男の存在に、孝昌は衝

撃を受けると同時に、大いに興味を掻き立てられていた。

そして、テレビの画面の中では憧れの美叔母が、余りにも強大な雄根を手にし

たままで恍惚の表情を浮かべている。驚きと羨望の入り交じった複雑な思いに

悩みながら、やはり孝昌はビデオの画像から目を離す事は出来なかった。そし

て、さも当然とばかりに牧子は顔を前に傾けて、手にした巨根の先端の肉の瘤

に唇を寄せて行く。

隆俊の様な年代の小僧であれば、これほどの美女に口で一物を愛撫されたりす

れば、唇が触れた瞬間に不様に噴いてしまってもおかしくは無いだろう。だが

、多くの年上の愛人等と愛欲にまみれた生活を過ごす若者は、画面の中で強が

りでは無く真の余裕を見せて微笑んでいる。むしろ、おそらくは容認している

のであろうけれども、それでもビデオカメラを構えている亡き叔父の方に動揺

が見られて、時折画像は小さく震えた。

そして、その動揺は確実に孝昌にも伝播している。縛られて自由を奪われた末

の浪虐行為では無く、何ものにも強いられていないのに、こうして若い獣の股

間の美貌を埋めて、巨根に舌を這わせている牧子からは、強い牡に奉仕する悦

びがひしひしと感じられた。もしも、自分がこの美しくも淫らな叔母の夫であ

ったならば、はたして亡き叔父のようにビデオカメラを構えていられたであろ

うか? 

愛する妻が若い牡の巨根に魅入られて、夫の存在を蔑ろにした挙げ句に積極的

に喉咽性交に及ぶ有り様を、なんとか冷静さを保ち、映像を録画する行為が出

来るかどうか? 亡き叔父の立場に成って考えると、孝昌は答えが見つからな

い。羨望と嫉妬で胸中には暴風雨が荒れ狂いながらも、ファインダー越しに見

る淫媚極まりない映像に心を奪われてしまう事であろう。もう止めろ! と、

言う気持ちと、もっと見せてくれ! と言う相反する二つの強烈な欲求がぶつ

かり、一時的な人格崩壊に陥ってもおかしくは無かろう。

しかも、相手は巨大な一物を誇っていても、叔父にとっては弟と言うよりも、

むしろ息子に近い年齢の若者なのだ。愛する妻が若造の軍門に下り、雄物に取

り付き舐めしゃぶる姿を記録していた亡き叔父の胸中を思い計り、孝昌は不思

議な興奮に捕われた。もちろん、牧子の方にも蟠りが無いわけは無い。最初の

ディスクの時の様に縛り上げられて自由を失った挙げ句の輪姦であれば、たと

えどんなに悲惨な性行為であっても、そこには一部の理が立つ余地が残されて

いる。

人妻として拒むべき性交に曝されて、哀れに股を濡らして何本もの男根を呑み

込まされても、それは心ならずも強いられた行為による生理的な現象に過ぎず

、心の中の操を愛しい夫に捧げていると強弁する事も可能であろう。だが、2

枚目のディスクに残された記録は、牧子が人妻である限り、やはり言い訳の出

来る状況では無い。

これまでの成り行きを見ても、彼女がけして少年に愛情を抱いているとは思え

ない。忍冬の会なるSMサークルの主催者である若者との繋がりは、おそらく

肉欲によるものだけであろう。で、あれば、レイプもどきのプレイで散々に嬲

り者にされた相手の股間に顔を埋めて、己の意志で巨根を舐め回す牧子には、

もう言い訳は残されてはいない。

おそらく撮影者である亡き叔父は、この画像を記録しながら嫉妬に震えていた

であろう。その複雑な心境は、すぐ側で若く強い牡に屈して巨根に奉仕する牧

子にも伝わっているに違い無い。にも関わらず美しい叔母は、まったく夫を無

視して目の前に長大な逸物を熱心に舐め続けていた。画面を見る限りでは、自

分をこんな境遇に堕とした夫に対する当てつけの様な不純さは見ては取れない

ただ単に性欲に支配されて、若者の巨根に平伏した美女が真心を込めて行う口

での愛撫だからこそ、牧子に心を寄せている亡き叔父や、画面を食い入る様に

見つめる孝昌の心は激しく泡立ち荒れ狂う。そこには愛情などと言う甘っちょ

ろい感情が付け入る隙は微塵も無い。強い牡の子種を求めて媚びる牝の原始の

本能に支配された牧子が繰り広げる痴態からも、それを孝昌は思い知らされて

いた。

知らずに過ごせばそれも良い、しかし、一度足を踏み入れて知ってしまえば、

もう目を瞑る事も後戻りする事も出来ない魔の領域に、いままさに堕ちようと

する妻の姿を、亡き叔父は克明に記録いている。目の前では愛する妻が、餓鬼

と言っても良い年頃の若者の巨根にすっかりと心を奪われているのだ。彼女は

夫の目を憚る事もなく、手にした巨根を持ち上げて裏筋を丹念に舐り回す。

それにしても、なんと言う長大さなのであろうか? 余りにも刺激的な光景か

らは目が離せないが、孝昌は胸中では同じ牡として兜を脱いでしまっている。

画面の中の牧子も、若者の雄根にすっかりと魅入られていて、獣じみた低い唸

り声すら漏らしながら淫水焼けした亀頭に唾液をまぶす行為に没頭いている。

『いつまでも舐めてばかりいないで、ちゃんとくわえてくれよ、マキコ』

画面の中の若者も、一月余りの時間の経過により叔母との行為に馴染んでいる

のであろう。目の前で亡き叔父がビデオカメラを構えていると言うのに、その

物言いには横柄さが滲み出ている。だが、最初のディスクの輪姦劇の時の様の

取って付けた様な慇懃無礼な語り口よりも、今の方が若者の年齢には相応しく

思える。

また、極めて失礼な言い種にも関わらず牧子は微笑み頷くと、命令に従い口を

大きく開きグロテスクな亀頭を呑み込んで行く。目一杯に開かれた唇の中に徐

々に巨根が姿を消す眺めを見ていて、孝昌は目眩がするほどの興奮を味わった

。しかも、余りの長大さに半分くらいまでしか含めない雄根を口にした美貌の

叔母は、まるで菓子でも味わう様に舌を這わせて熱心な愛撫に取りかかってい

る。

巨根を含んだままで舌を蠢かせる事から頬が露骨に膨らみ、唇の端からは唾液

が雫と成りポタポタと垂れていた。余った根元に指を這わせて擦りながら、牧

子は頬を膨らませたまま顔を前後に揺すっている。そんな妻の痴態を余す所な

く記録に残す事に情熱を傾ける亡き叔父は、愛妻が少年の巨根に奉仕する様を

ズームアップして執拗に追い続ける。

そんな夫の気持ちも知らずに、牧子は恍惚とした顔のままで大きく唇を開き、

滴り落ちる唾液を気にする事も無くフェラチオに没頭している。息苦しいのか

? ときおり巨根を吐き出して、2〜3度大きく息を吸い込む牧子は、すぐに

また手にした雄物にしゃぶりつき、可能な限りまで咽の奥まで迎え入れるのだ

彼女にとって、これまで口での愛撫は夫に望まれた時に、彼の為に嫌々ながら

行う一方的な奉仕に過ぎなかった。夫が閨の床で悦んでくれるから行う屈辱的

な行為に対して、過去の牧子はあまり良い印象を持ってはいない。しかし、1

月余りの忍冬の会のメンバーとの性行為により、彼女は自分の認識が明らかに

間違えであった事を痛感している。

牝の欲情が暴発する様な性交では、口を犯される事での快感を魂に刻み込まれ

てしまっていた。女が男の為に奉仕可能な肉穴は、けして女陰だけでは無く、

しかも、口や肛門での性交において、牧子はこの一月余りの短い間に異質な快

感の存在を思い知らされていた。今の彼女にはフェラチオに対する嫌悪感は無

い。

それどころか、欲情を露にそそり立つ肉棒を目にすれば、自然と生唾が口の中

に溢れて来る。先走りの粘液を滴らせた亀頭を見ると、相手が黙っていてもそ

の場にしゃがみ込み、唇を寄せて行く様に成った愛妻の姿を、亡き叔父はいっ

たいどんな気持ちで見守り、こうして記録にまで残していたのであろうか? 

まだ愛する者を他人に好きにさせる境地には至らぬ孝昌は残酷な光景としか受

け取れず、叔父の正気すら疑っている。そんな若者の存念を他所に画面の中で

は牧子が些かの躊躇いも無く、手にした剛直に口での愛撫を続けている。

 

 

 

 


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