その2

 

 

「いや、考えていたと言っても、それは二人の事が恵里子さんにバレた… 」

「ふん、ど〜〜だか? 恵里子は性悪女だけれど、美人だものね。舞姉ばかりじ

 ゃなくて、馬鹿恵里子までモノにするつもりじゃ無いの? まったく、アンタ

 って男は、本当に邪悪よね」

会ったことどころか、これまでに一度も見たことすら無く、つい数分前までは、

その存在すら知らなかった、もうひとりの従姉妹にまで嫉妬の炎を燃やす美少女

を見て、佑二は胸の中で小さく溜息を漏らす。だが、ここ1年足らずの付き合い

で、美香の思考論理体系を大まかには理解している若者は、唖然とした気持ちを

表に少しも現す事も無く、黙って憤慨のおさまらぬ彼女を抱き寄せる。

 

「あん、なによ、もう… 」

二人の濃密な関係の狭間に元レズの舞子が割り込んで来てからと言うもの、美香

は佑二との間に他の女の影が忍び寄る事に敏感であり、しかも極めて攻撃的にな

っていた。元々、舞子とは仲の悪く無い従姉妹であり、年も比較的離れている上

に男との肉の交わりの良さを確かめてからは、ちゃっかりとお金持ちの新しい恋

人まで確保していたので、年上の従姉妹が時折自分を含めて佑二にちょっかいを

出す事を容認している。

たった4年であっても、思春期真っ盛りの美香では大人の色香を身に纏った女子

大生の舞子を向うに回して戦うのは分が悪い。おまけに佑二によって急速に女と

して開発が進む身体は、舞子を含めて3人で楽しむ濃密で淫媚なプレイを受け入

れて楽しんでさえいた。それに気心の知れた舞子とコンビを組んで佑二の精を搾

り取っておけば、もう他の女に手を出す余裕も無いだろうと言う計算もあるのだ。

学校では多くの賛美者に囲まれ女王様兼アイドル扱いの美少女なのだが、周囲の

高い評価ほどには自分に自信を持てぬ美香の精一杯の悪だくみでもあった。

「女房妬くほど、亭主は持てず」の格言など知る由も無い思春期で感情が不安定

な美少女にとって、目下の最大の悩みは佑二が他の女に目移りしないかどうか? 

なのである。二人だけの逢瀬ではアブノーマルなプレイを平然とこなし被虐の悦

びを彼女の骨の髄まで刻み込む御主人様との別離など、今の美香には考えられず

、通学する学園の全ての女生徒にすら潜在的な敵意を抱いていた。

美香にとって佑二の外見的なマイナス面など考慮の端にすら引っ掛からない。さ

ほど身長が高いわけでも、とりたてて足が長いわけでも、笑顔が爽やかなわけで

も無く、最近は節制に努めている様だが、これまでの飽食の結果膨らんだ下っ腹

が急にスリムに成るわけも無いし、アブノーマルな肉の交わりの際に邪魔になる

ので眼鏡をコンタクトに改めたことで多少は緩和されたものの、いわゆるヲタク

の香りの燻る佑二にとって美香は掛け替えの無い恋人なのだが、恋する少女特有

の視界教唆症候群に罹った美香だから、佑二が何の気なしに視線の先に捉えられ

た女は瞬時に全部敵認定が下される。

自分から相談を持ちかけたにも関わらず、愛おしい男の思考が忌々しい同じ年の

従姉妹に集中すると美香の理性は瞬時に吹っ飛んだ。他愛も無いことで感情を暴

発させる恋人の扱いには、すっかりと慣れた佑二は、瞳に憤怒の炎を揺らめかせ

る美少女抱き締めると有無も言わせず唇を重ねる。ほんの少し申し訳程度に抗っ

て見せた少女だが、彼の舌先が前歯を押し退けて差し入れられると、抵抗をやめ

るだけでは無く自ら積極的に舌を絡めて来る。

(我ながら美香の扱いに慣れて来たなぁ… )

付き合い始めて最初の頃は美少女の理不尽極まりない憤激に曝されるとオロオロ

していた佑二だが、それが彼女独特の屈折した甘えであり愛情の表現だと悟ると

、おのずと最良の対応も見えて来た。静かに瞳を閉じて愛人の少年と舌を絡め合

う濃密なキスに溺れる美香の美しさは格別であり、最近の佑二は薄く目を見開き

観察する楽しみをおぼえている。

長い睫は小刻みに震え、情熱的なくちづけに夢中に成る美香の頬は見る間に上気

し紅く成る。こんなにまで近寄って、学園のアイドルと持ち上げられた美少女を

一人占めする感動は、たとえどんなに言葉を費やしてもけして美香にはわかって

もらえまい。

言葉の端々に彼の浮気を疑う台詞が混ざる美少女の根拠のない無益な嫉妬が可笑

しくて、彼女に対する愛おしさは増すばかりだ。仄かに漂う美少女の愛用のシャ

ンプーの香しさを思いっきり吸い込めば、若さ故に滾る股間を御し得ない。くち

づけを交わす美少女のお気に入りのオレンジ色のワンピースの胸元に手を置きま

さぐれば、嫌がるどころか彼女は発展途上ながらも十分にボリュームを感じさせ

る乳房をぐいぐいと彼の掌に逆に押し付けてくる始末だ。

「あふぅ… 決めた。恵里子の事は佑二に任せる」

舌を絡め唾液を啜り合う濃密なキスを終えると、目元を興奮で赤らめた美少女が

上擦った声で宣告した。

「任せるって… ? 」

「任せると言ったら、任せるの、アンタの方で適当に処理してね。まあ、ちょっ

 とくらいならばアタシも手伝ってあげるから感謝しなさい」

全面的に下駄を預けられたのを信頼の証と受け取り喜ぶべきなのか? それとも

厄介な問題を押し付けられたと嘆く方が良いのか、複雑な思いを胸に抱き当惑す

る少年の心情など気にかける事も無く、美香は学校でのボンクラな賛美者たちに

は絶対に見せない淫蕩な笑みを浮かべて見せるのだ。

「でも、まあ、大した事じゃ無いけれども、それなりに働いてもらうのだから、

 御褒美くらいはあげなきゃね」

しなやかで性悪な猫を思い起こさせる魅惑的な笑みを浮かべながら、美香は愛人

のまえにしゃがみ込む。手慣れた様子で目の前のジーパンのチャックを下げると

、十分な硬度を保った肉棒が露にされた。

「うふふ… もうこんなに固くして、本当に佑二はスケベよね」

これからの行為に期待を膨らませて瞳を爛々と輝かせた美香は、躊躇う事も無く

あっさりと愛人の少年の男根を口に含み舌を這わせる。もう何度も体験はしてい

るが、それでも自分の一物が美少女の柔らかで温かい喉咽粘膜に包まれると佑二

は余りの心地よさに呻き声を抑えられない。

「くぅぅ… 」

少年の苦悶とも歓喜とも取れる声を耳にすれば、美香の口での愛撫にもいっそう

熱が隠ると言うものだ。不意に頬を窄めて強烈に吸い上げたかと思えば、一転し

て唇と舌を使い肉茎を玩弄する巧みな性技は、とても17才の少女とは思えぬ手

練ぶりだった。

しかし、一旦マゾのスイッチが入れば、美香にとっての最大の関心事は如何にす

れば恋人を悦ばせることが出来るかの一点に絞られる。細くしなやかな指を肉棒

の根元に巻き付けて擦り上げる傍らで、唇を使い唾液まみれの亀頭を更に執拗に

舐り回す愛撫の前では、佑二が御主人様としての体面を保つのは難しい。男に尽

くすフェラチォは被虐心を疼かせることもあり、美香の口での愛撫は急速に巧み

さを増している。若い牡の悲しさでどんな時にも刺激には素直に反応して鋼鉄の

硬度を誇ってしまう肉棒にじゃれ付く美香の舌はほんの少しも休むことを知らな

い。

鈴口に滲む我慢汁を舐めとったかと思えば亀頭の鰓の後ろにもぐりこみしゃぶり

回す。顔を横に向けて勃起の青筋の浮かぶ側面に丹念に唾液を擦り付けた次の瞬

間には、指で心持ち剛直を持ち上げて裏筋を舐ってみせるのだ。愛おしい少年に

対する奉仕で自らの興奮も高めて行く美香の口での愛撫は、限界を悟った佑二が

、やや強引に美少女の顔を自分の股間から引き剥がすまで続けられた。

 

 


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