「恐くなんて無いわ! なによ鞭打ちプレイなんて、全然平気なんだから」 蔑む様な舞子の笑いに反発した美少女は、憮然としたまま服を脱ぎ始めた。ついさっ きまで恵里子が寝そべり随喜の涙で溺れていた「責め台」に全裸で取り付いた美香は 、舞子に対する意地からか? 恥じらいをかなぐり捨てて大股開きを曝して見せる。 「さあ、鞭打ちでも何でも、好きにするといいわ」 開き直った美少女の暴走に苦笑いを浮かべる佑二を他所に、舞子は甲斐甲斐しく動い て意地っ張りな従姉妹を拘束して行く。両手、両足の自由を奪い去り、最後にはくび れた細腰にベルトを捲いて固定した舞子は、してやったりの笑みを浮かべて美香から 離れた。ここに来て、ようやく不安が膨らんだ美少女が小さく一つ生唾を呑み込む中 で、舞子は事の成り行きを眺めていた少年の元に歩み寄る。 「ひとつ、貸しね」 彼の耳もとで囁いた後に舞子は再び年下の従姉妹の元に舞い戻る。 「そんなに緊張しないでよ。恐く無いんだから」 「別の怖がっていないもの! 全然平気」 身体の自由を奪われて覚悟を決めたのか? 美香は落ち着きを取り戻した様にも見え る。そんな意地っ張りな美少女の大きく開かれた股の付け根に、舞子は蹲り顔を寄せ て行く。 「ちょ、ちょっと、舞姉! 」 「最初から鞭打ちはハードだから、少しだけ夢を見させてあげるわ」 恵里子を惑わせた事からも分かるように、元レズビアンだった舞子の舌使いは絶妙で あり、拘束されて逃げられぬ美香の秘裂はたちまち潤い愛液を滲ませる。 「だめぇ、舞ネェ… あっ、いや、そこは… きゃぁぁぁ… 」 おそらくは舞子よりも激しい肉の交わりを経験しているハズなのに、鮮やかなサーモ ンピンクを保っている美少女に肉の花弁に軽い嫉妬すら覚えながら舞子は舌を使って 丹念に肉の襞を選り分けた。口では上手く説明できないけれども、明らかに恵里子と は異なる淫臭を漂わせる秘裂を舌先で舐れば、呆れるほどに多くの愛液が溢れ出す。
(やっぱり、美香ちゃんの方がエリよりも、ずっと敏感だわ。これって踏んだ場数の 違いなのかしら?) 拘束された美少女を辱める為に、わざとピチャピチャと音を立てて舌を使えば、案の 定、顔を真っ赤に染めた美香が抗議の台詞を口にする。 「いやぁ、舞姉、そんな恥ずかしい音を立てないでよ! 」 「あら、音を立てるのが恥ずかしいならば、このだらしなくダラダラと溢れるお汁を なんとかしてちょうだい。あんまり量が多いから溺れてしまいそうよ」 ぐうの音も出ない反論を喰らい、美香は思わず絶句した。 (流石は舞子さんだ、あの美香ですら手玉に取られているもんなぁ… ) 元は筋金入りのレズビアンだった年上の美女の巧みな愛撫に見とれながら、佑二は苦 笑する。それまでは舌を使っただけの愛撫だったが、ほどよく美香が昂った頃合を見 計らい、年上の美女は指も使って愛撫を重ねる。 「きゃぁ… あっ、だめ、そこ… あふぅぅ… 」 舌の先で肉芽を転がされながら、蜜壷に差し入れられた指で嬲られては美香もたまら ない。拘束されて不自由な裸身を震わせて、縛り付けられた腰を精一杯に持ち上げた 美少女は、年上の従姉妹の手管に翻弄された。 「あふぅ… 舞姉、だめぇ、もうイッちゃうよぉ… 」 軽いアクメを目前にして、美香の喘ぎ声にも艶が隠る。しかし、簡単にイカせるわけ には行かないから、舞子は彼女の股間から離れると鞭を手に控えていた年下のサディ ストに目配せする。
「さあ、準備はOKよ」 万事弁えた美女の言葉に頷くと、彼女から場所を譲り受けた佑二は何の迷いも見せず に鞭を振るって見せた。 「きぃぃぃぃぃぃぃぃ… 」 ピシっと小気味良く肉の弾ける音の後に、美香の絶叫が部屋を揺らした。舞子の巧み な愛撫で蕩かされていた美少女は、それまでに体験した事の無い、敏感な肉芽に対す る打撃にショックを受けて、拘束された肢体をガタガタと震わせた。 (そう、初めてクリトリスに鞭を浴びると、みんなああなっちゃうのよね) この直前に無惨に処女を散らした恵美子に次いで、ある程度はハードなプレイに慣れ た美香までもが、たったの一撃で悶絶に到った鞭の味を、一足早くに経験していた舞 子は最初に鞭打ちされた時の事を思い出して身体の震えがとめられない。意識を飛ば してぐったりと成った美少女の股間から離れたサディストの少年は、あらためて恋人 の傍らに寄り添うと身を屈めて唇を重ねた。 「あふ… 佑二、なに? なにがあったの? 」 愛しい男とのキスで、ようやく無我の境地から舞い戻った美少女は、拘束された己の 身に何が起きたのか分からず、ただ潤んだ瞳で少年を見つめるばかりだった。ここに 到るまでに佑二は鞭打ちの練習に余念が無かった。年上の愛人で試す前には、ある程 度の自信を持つに到ったが、それでも美香に対しての鞭打ちプレイには特別の思いが あった。心から愛する美少女への暴虐が許されるのか? 果たして彼女は鞭打ちプレ イを受け入れてくれるのか? そんな心配を抱えながらの打撃だから、十二分に手加 減は加えていても恋人の反応が気に成っていたのだ。そんな少年の弱きを吹き飛ばす 様に、美香は衝撃的な刺激を受け入れて甘い吐息を漏らしてくれた。 (あらあら、二人だけの世界に浸って、まったく悔しいなぁ… ) 完全に忘れ去られてしまった舞子が睨む中、佑二は巧みな愛撫とキスで拘束した恋人 の気持ちを盛り上げて行く。そして美香の脳乱が深まると、再び無情な鞭捌きを見せ て、敏感な肉の芽を打ち据えるのだ。 「ひっ… ひぃぃぃ… 」 絶妙なタイミングで鞭を振るう佑二の手腕の冴えは、傍観者である舞子のマゾ心まで も強く揺さぶっている。隠れた練習の成果なのであろう、その打撃は強すぎた事は無 い。それどころか、何度と無く打ち据えられて行く内に、被虐慣れした女体は、もっ と強い刺激すら求めて止まなく成ってしまう。 (あらあら、美香ちゃんたら… でも、そろそろ切り上げないと、あの子、壊れちゃ うかも?) 拘束中の美少女には特別の思いもあるのか? 自分や恵里子に対する時よりも執拗で 狂気をはらんだ熱意を感じる鞭責めの迫力が、傍観者である舞子までひどく興奮させ ていた。 (ああ、うらやましい、あの子、いっそあのまま、佑二に壊されてしまえばいいのに… ) 瞳に異様な光を宿した美女は、目の前で繰り広げられる優美で陰惨な鞭打ちプレイに 心をかき乱されて行く。
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