その7

 

 

 

『気持ちいぃ、もっと、突いて、ああ、奥に当るの、チ◯ポがあたって、きゃぁ

 ぁぁぁぁ… もう、たまんないぃぃ… 死んじゃう、よすぎて、死んじゃうわ

 ぁ… 』

若い男に跨がり派手によがり声をまき散らしながら尻をうねらせていた美貌の女

上司は、欲情の炎に煽られて理性を失い、ハメ撮りを命じた若者に抱き着いて来

た。

 

彼女の気まぐれな行動が予測出来なかったのであろう。撮影者である加藤の手か

らカメラが飛び、今度もおそらくベッドの上に落ちたようだ。ハメ撮りの義務か

ら解放されて両手の自由を得た若者が、その後にどんな行動に出たのかは、落ち

たカメラが明後日の方向を向いているから詳細は分からない。しかし、記録され

た音声から察すると、二人の濃密な情交は、その後も絶える事なくしばらくは続

けられた様だった。

 

「えっと、あの… 」

衝撃的な映像が途切れ、あとは咲和子のあられもない嬌声が響くばかりと成った

DVDの再生を終了させた加藤は、これからどうしたモノかと悩みつつ美貌の女

上司の様子を窺う。この証拠により、先週末の狂乱に関しては自分の主張が正し

かったことは証明された。しかし、だからと言って、一件落着と言う事にも成る

まい。

 

短時間でウイスキーのボトルを半分以上胃袋に流し込んだ咲和子の言葉を待つ若

者の心は不安でいっぱいだった。一方、確かな証拠を突き付けられた咲和子もま

た、これからの事を考えて困惑している。酔っぱらって恥知らずな行為に及んだ

事実は、ここで彼女が何を喚いたところで消えるモノでは無い。こんな証拠の画

像が残されているのだから、取り繕う行為など惨めで無駄なだけだ。

 

(あちゃ〜、こりゃ駄目だ、ど〜しょう? )

恥ずかしさの余りにアルコールに助けを求めた美女の頭の回転は、受けた衝撃の

大きさもあり鈍りまくっている。

(いいや、面倒臭い、もうどうにでもなれ! )

開き直り瞳に剣呑な光を宿した美女は、傍らでどうしたモノかと途方に暮れる若

者を振り返る。

 

「脱げよ」

「へっ? あの、課長? 」

またまた唐突な台詞を投げかけられて若者は目を丸くした。

「課長って言うのも、なんか白けるから家では咲和子でいいよ。ほら、愚図愚図

 しないでさっさとズボンをパンツを脱いじまえ」

「かちょう… いえ、咲和子さん、あの… 本気ですか? 」

アルコールの為なのか、それとも最前にDVDで見た自分の狂態に照れているの

か、ほんのりと頬を紅く染めた美女に向かって加藤は真意を問い質す。

 

「性欲を処理してやるってアタシが言ったのは間違いない、それは認める。だか

 ら、さっさと脱げっていっているんだ」

「いえ、あの酔っぱらった上での、お言葉でしたから、そんな無理には… 」

及び腰の若者の前で、咲和子はすっくと立ち上がると自らも着衣を脱ぎ始めた。

「ほら、アンタも脱ぎなよ。ごちゃごちゃ煩い事を言っていると毟り取るからね」

腹を括った美女がパンストを丸めて脱ぎ捨てたところで、ようやく我に返った加

藤も慌ててベルトを緩めてズボンを引き降ろす。

 

「なんだ、つまらない事を言っていたワリに、チ◯ポはビンビンにおっ勃ててい

 るじゃない。まったくお前は外面だけが良いケダモノ野郎だよ」

先に全裸になった咲和子は、ようやくシャツのボタンを外し終えた若者の前に歩

み寄ると前の部分に我慢汁の染みが浮き出たブリーフを容赦なく引き下げる。

(ああ、これだ、思い出した。デカくて固いんだよねぇ… )

画面の中では無く、直接その目で若者のそそり立つ雄根を見た咲和子の脳裏に、

ようやく先週末の狂態の記憶が徐々に蘇って来た。抗うのが難しい魔力に引き寄

せられて、美人女上司は俯き手にした男根へ唇を寄せて行く。

 

「あっ、あの、かちょう、じゃなくて、咲和子さん、その、汚れていますから、

 シャワーを浴びてからの方が… 」

「煩い黙れ、こんなにデカくしておいて、今さら綺麗ごとをほざくな」

不肖の一物が元気になった点に関しては加藤にも些かの言い分はある。先週末の

狂態の証拠として開示を求められたエロさ満点のDVDを、騒動の張本人である

美女と一緒に見る事を強要されれば、若い牡としては下腹部は異常に緊張するの

は生理的に無理からぬ現象であろう。しかし、つまらぬ抗議を行い、美味しい思

いをフイにするほど加藤は愚かでは無かった。小さな不満を心の中に押し込めた

若者の一物に、ついに咲和子の唇が触れる。

 

チュ… チュ、チュッ… 

わざと音を立てて啄む様に軽くキスを重ねた咲和子の目は欲情に潤み、やがて舌

を使って亀頭に滲む我慢汁を丹念に舐め回す。

(そう、コレ、これが、あの時、お腹の中を掻き混ぜて… それで頭がヘンになっ

たのよねぇ… )

青筋立てて猛る男根を目の前にして、ようやく先週末の恥ずかしい記憶が戻って来

た美女は、込み上げる思いに流されて大きく唇をひらくと、若さで滾る雄根の先端

をくわえ込んで行く。

 

一旦口にしてしまえば多少気に成っていた部下に奉仕する屈辱感や羞恥心は霧散し

た。わざと自分を苛むように咽の奥深くまで雄根を呑み込んだ咲和子は、息苦しさ

や圧迫感さえ快美を齎す事を改めて思い知らされた。咽越しに飽きる事無く男根の

感触を味わい酸欠のせいで目眩を感じた美女は、名残惜しげに唾液まみれの剛直を

吐き出しはじめる。咽が自由を取り戻し、ようやく新鮮な空気を肺一杯に吸い込ん

だ美女は、今度は右の手で垂れ下がる睾丸袋を揉みほぐしながら、亀頭だけを含み

鈴口を舌先で舐り回す。

 

「くぅ… 咲和子さん、そんなにされたら」

先週末の狂乱を経験して来たと言っても、まだ咲和子は若者にとって憧れの先輩で

あり、尊敬すべき女上司なのだ。その美女が全裸を曝した上で跪き、頬を紅く上気

させてフェラチオに及ぶ姿は否応無しに若者を追い詰めて行く。離婚を1度、そし

て不倫も1度経験した美人上司は、そんじょそこらの小娘では、とうていなし得ぬ

技術と色香を醸し出しながら手にした剛直を口で愛撫し続ける。濃密なフェラチオ

のせいで、加藤は早くも限界が見えて来た。

 

(まずい、このまま噴いたら、怒られる)

先週末の狂態では、今と同じ様に早々に漏らしてしまった若者の事を、色香に迷っ

た美女は般若と成って罵倒した。幸いなことに若さ故の勢いで、萎える間もなく情

交を続行したから良かったようなものの、あの過ちを二度繰り返すのは、ささやか

な男の矜持が許さない。彼は咲和子の怒りを覚悟で彼女の細い両肩に手を置くと、

そのまま己の下腹部から強引に引き剥がした。

 

 

 


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