その2

 

 

 

(都落ち寸前の最後の最後に大ラッキー… ってか? )

場所柄もあり、あまり広い部屋は期待していなかったが、それでもこの辺りのラブ

ホテルとしては、ほぼ標準的な面積は確保してくれている室内を見回して、良治は

己の幸運を噛み締める。先に門をくぐったのも麻美ならば、週末であり半ば以上に

埋まっている客室の残りから、この部屋の選んだのも麻美なのだ。そして、部屋に

入るなり… 最初はムードを大切にしようと、抱き寄せてキスを迫るつもりの良治

の腕を彼女はスルリと逃げ出して、ダブルベッドの脇でいきなり服を脱ぎ始める。

 

「なにを、まだるっこしい事を考えているのさ? ここにはハメに来たんでしょう

 ? キスみたいな子どもの遊びは真っ平よ。私はセックスがしたいの、うんと下

 品で、うんと野蛮で、それでいて、うんと気持ちの良い極上のセックスをリクエ

 ストするわ」

間接照明がお洒落な室内で豹変した美女は、それまでの優美な笑みの仮面をかなぐ

り捨てて、ニヤリと良治を嘲笑う。驚いた様子の彼に、麻美はたたみかけて来る。

 

「あんたを見て、一目でスキ者って分かったの。クラブの人ごみに混じらずに、あ

 あやって孤高を気取る奴は、とんでもない阿呆の格好付け屋か? それとも、本

 当に群れる事を嫌う野獣のどっちかだもの。でもあんたは阿呆じゃ無い、少し話

 せば脳みその程度は分かるからね… それならあんたは野獣さ。手に入れたメス

 の事を思いっきり貪り喰らう獰猛で狡猾な野獣。セックスに貪欲な女を目の前に

 すれば、何度でもコックをおっ勃てる節操無しの獣… どう図星でしょう? 」

 

さっさと着衣を脱いで行く麻美の手は、いよいよブラジャーに取り掛かっている。

黒い服の効果で細身に見えた彼女だが、脱いでみせればスレンダーながら、メリハ

リはきっちりと利いている。なによりもブラを緩めて溢れた乳房は、さすがにEカ

ップとまでは行かないだろうが、抜ける様な白さと相まって、想像以上な豊かな膨

らみの形は絶品だ。

 

「ここに入るまでの気取った会話で、あんたの本性は分かったよ。女に優しいフリ

 がうまいけれど、ひと皮剥いたら、とんでもないエロ野郎だろうさ。見るからに

 マッチョで野性味丸出しの阿呆なんて、所詮はうわっ面ばかりのヘボだもの。本

 当のケダモノって、あんた見たいに表面上は理性的なんだよね。いつも自分の糞

 っ垂れな欲情を隠して、聖人君主を気取っているから、心の中はドロドロさ。ほ

 ら、あんたの大好きなヌルヌルのマ○コが、お待ちかねよ。愚図っていないで、

 さっさと服を脱いだらどうなの? 」

 

すっかりと彼女の毒気に当てられた良治は、急いで洋服を脱ぎはじめる。そんな彼

の慌てる姿を笑いながら、黒い小さなショーツのみを残して、傍らのソファに腰を

降ろす。トランクスまで毟り取る様に脱ぎ捨てた若者を前にして、彼女の目に妖し

い輝きが強まる。

「まあ、立派なチンポね… これは楽しい夜に成りそうだわ。このチンポだけでも

 アンタは合格! あとは、どれくらい私を楽しませてくれるか? だわね」

 

全裸に近い美女の台詞に煽られて、もう良治の股間は痛いくらいに勃起している。

内心では自信のある男根を誉められた事で気を良くした若者に、麻美はとんでも無

い事を言い付けた。

「さあ、坊や、跪いて足を、お舐め… 」

本来であれば噴飯モノのセリフだが、いかにも女王様然と佇む麻美の命令に、良治

も興が乗り逆らわない。

 

「ほら、御覧なさい。1日中、ハイヒールを履いていて、シャワーも浴びていない

 臭い足を舐めようとするなんて、やっぱりアンタは変態さ。ほら、はやく、舐め

 て」

唯々諾々と彼女の足元に跪く若者に向って、麻美の悪口雑言は鳴りやまない。別に

自分はマゾ的な素養を持っているとは思わないが、乏しい女性経験の中には麻美の

様な振るまいに及ぶ女が居なかった事から、しばらくは彼女に主導権を預けておい

ても良いだろうと、良治は気楽に考えていた。

 

だから、手に取った彼女の左足が、あの特有な饐えた臭いを発していても、なんの

躊躇いも無く口を寄せて親指を含んで行く。鼻を突く臭いすら刺激に感じて、彼は

まるで幼子が母の乳房に吸い付く様に、きちんと爪の切り整えられた親指を熱心に

しゃぶって見せる。やがて、彼の唇が親指から中指、そして薬指に達する頃には、

なんと、ソファに腰掛けた女王様は、己の指で黒のショーツのクロッチをかき分け

て、濡れた女陰を擦り上げているのだ。

 

「あふぅ… 気持ちいいよ。どう? 私の足の指の味は? 臭くて汚れている指を

 、そんなに丁寧にしゃぶるなんて、アンタも相当にイカレテいるわ。でも、私は

 イカレた男が大好きなの。頭のおかしい奴とのセックスって最高よ」

麻美の熱狂にすっかりと取り込まれた若者は、丹念に、そしてしつこく美女の足の

指を舌を使って舐り回す。これまでの体験して来た性行為で相手の足の指を舐った

事は無い。誰もそんな愛撫を求めては来なかったし、彼も足の指などしゃぶりたい

とは思わなかった。しかし、女王様然とした美女に命令されて屈辱的な行為に及べ

ば、これはこれで随分と良治は興奮している。自然と彼の手は麻美のふくらはぎを

撫で始め、やがてその手は眩いばかりに白い太股へと伸ばされる。

 

「ふぅぅぅぅ… 上手じゃない、気持ちいいわ。ほら、もっと弄って。あんたの好

 きにしていいからさ。今夜の私は娼婦なの、勿論お金なんていらない。貴男にビ

 ールを驕ってもらったから、抱かれる気に成ったのよ。あっ… うふふ、いやら

 しい手ね。もっと無骨に責めてくると思ったけれど、結構繊細じゃないの? 」

 

口数の多い美女の言葉を無視して、彼はようやく指しゃぶりを終えると、そのまま

ふくらはぎの内側に舌を這わせて行く。彼が力を込めて股を開かせて来ても、麻美

は逆らう気配は無い。ソファに腰掛けたままで彼女は妖然と微笑みながら自慰に耽

っている。邪魔されないのを良い事に、良治は徐々に口と舌での愛撫をずり上げて

行く。踝からふくらはぎを伝い、膝頭を舐めた彼は腕に力を込めて、そこで大胆に

彼女の両脚を大きく開かせた。

 

「あふぅ… 来たわね? ほら、もう少しよ。あなたの目当ては、すぐ目の前でし

 ょう? 男が欲しくてヌレヌレのマ○コまで、ちゃんと舐めてちょうだい。ああ

 、素敵… やっぱりアンタは期待通りの男だわ。アンタみたいな下衆野郎を待っ

 ていたの」

淑女の仮面など放り出して、麻美は恥知らずな言葉を投げかけて来る。彼女の台詞

に煽られた良治は、白く柔らかな太股へと唇を移して行く。

 

女陰からは発情した牝の臭いはプンプンと漂ってくるから、彼の口での愛撫にも力

が隠ると言うものだ。顔を左右に傾けて、両脚の太股の内側を舌で舐め上げてみせ

れば、麻美は大袈裟に身悶えして応えてくれる。やがて、獣と成った男の目前に、

唯一残された黒のショーツが存在感を示す。彼の愛撫に夢中に成った美女はオナニ

ーを休んでいるから、良治はクロッチを中心にして大きく染みの広がった、切れ込

みの大きなショーツを凝視する。

 

 

 

 


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