「それで… 」 缶ビールを片手にした美貌の女教師は鋭い視線を教え子に向ける。 「なんで真夜中の校長室に君が現れたのかな? 沢崎くん? 」 当然なされる質問だと覚悟していた少年は、下手に誤魔化す事が出来ぬ状況に苦慮 した挙げ句、ここは正面突破を図るしかないと思い定めていた。信也は、なぜ自分 が真夜中の校舎に忍び込み校長室に到ったかを正直に打ち明けた。
「ふ〜ん、すると君は追試の問題をかっぱらう為に、学校に忍び込んだってワケな のね」 一応、彼の言い訳に納得した真弓は、目を細めて微笑んだ。 「それなら安心だわ」 「えっ? どう言うことですか? 」 女教師の何気ない一言に、信也は首を捻る。
「だって、真夜中の学校に忍び込むのに派手な行動を取る馬鹿はいないでしょ? きっと沢崎くんも精一杯に気を付けて侵入したとハズだわ。それならば、他に目 撃者がいるとも思えないから、私達が明日にでも糞っ垂れ校長の自宅に連絡をし なければ、事が早くに露見する心配は無いもの」 真弓の説明に合点が行った信也は、感心しながら頷いた。
「さてと、今度はこっちの番ね… 」 ようやく深夜の校長室で、なぜ真弓が全裸で縄がけされていたのか? どうして校 長先生の遺骸が全裸だったのか? 信也も馬鹿では無いから、その訳はおおよそ見 当はついていたが。真弓の口から漏れた話は少年の想像を大きく上回った。
「私が今の学校に教師として赴任して来て4年に成るけれど、その内の3年半は、 あの忌々しい校長の愛人、いや、肉奴隷女として奉仕させられて来たのよ」 目を細めて過去の辛い記憶を呼び起こしながら、真弓が話はじめた。
「この学校で教壇に立ったばかりの頃は、あの卑劣なゲス親父も紳士面していたか ら、すっかりと騙されたのよ。学年主任のヒステリーおばさんに虐められた事が あって、その時もゲス親父は善人ぶって何かと相談に乗ってくれたわ。後に成っ て思えば、最初から悪だくみをしていたんだと思う」 缶ビールを口元に運び、ゴクリと音を立てて飲むと、真弓は沈んだ目をして告白を 続ける。
「あのヒステリーの学年主任のババアとの事で話があるからって、ある日、私はゲ ス親父に誘われて学校の帰りに繁華街のバーに御供したのよ。糞っ垂れのヒステ リー女にうんざりしていたから、これで少しでも事態が好転すればいいなと、軽 い気持ちで校長に付き合ったんだけれど… 」 それまで伏し目がちだった真弓が、いきなり顔を上げて厳しい目をするから、信也 は驚き息を呑む。
「バーで勧められたワインが妙に苦いなぁ… なんて思いながら、ヒステリーな学 年主任の悪口を言っていたけれど、その内に我慢出来ないくらいに眠くなって来 てね… 」 まるで少年に対して怒りをぶつける様な厳しい目を向けた真弓は、自嘲気味に唇を 歪める。
「気がついた時にはすっ裸にされていて、あのゲス親父がのしかかって来ていやが ったのよ。もう驚いたなんて言うもんじゃ無かったわ。意識を失った私をラブホ テルに連れ込んだ糞野郎は、私のマ◯コの中に潤滑剤のローションを流し込んだ 挙げ句に、ガンガン突きまくっていたわ」 まさかの思い出話に言葉の無い信也の前で、真弓は遠い目をして過去を振り返る。
「おまけに、そのローションには強力な媚薬効果があって、私は意識を取り戻した 直後から、あの絶倫ゲス親父に散々にイカされちまったの。びっくりするくらい に強い媚薬の効果のせいで、その時までに付き合ってきた他の男友達とのセック スがお遊びに思えるほどに、何度も何度もイカされたのよ」 それまで見せていた強い怒りが急速に萎み、再び真弓は俯き加減に成った。
「睡眠薬を盛られてラブホテルに連れ込まれた挙げ句に、媚薬で狂わされた私は、 もうあの糞校長の言いなりに成るしか無かったわ。もしも逆らったら、ホテルで 撮影したハメ撮り写真を顔見せでネットで公開すると言われて、あたしは彼奴の 肉奴隷に成ることを誓わされたの」 何と反応して良いか分からぬ信也を無視して、女教師の話は続く。
「二度目の時にはフェラチオを一時間も続けさせられたし、三度目の時にはアナル セックスを強要されたわ。あのエロ親父ったら、人の事を縛り上げておいて、ケ ツの穴に媚薬をたっぷりと塗った挙げ句に、その場に放り出していやがったんだ 。気が狂うほどにケツの穴が疼いたから我慢出来なくなって、あたしは泣いてゲ ス親父に何とかしてくれって頼む羽目に陥ったのよ」 「そっ… それで、あの… どうなったんですか? 」 好奇心に負けた少年の言葉を聞いて、真弓は苦笑いを浮かべる。
「あの糞校長はあたしのクリトリスを散々に爪弾きにして虐めた末に、少し頭がヘ ンになった私のケツの穴に、あの腐れチ◯ポをぶち込みやがった。しかも、どう しょうも無くなったあたしに、尻の穴を犯してっくれって頼ませた挙げ句の事さ 。あたしの口からアナルセックスを頼まれたから、嫌々犯ってやるって言って高 笑いしながら、あたしの処女尻を奪いやがった」 余りにも凄まじい内容の告白について行けずに、信也は唖然となり目を見開く。そ んな少年の態度が気に触ったのか? 真弓が柳眉を吊り上げた。
「なにさ! 信じられないっていうの? 」 「あっ、いえ、そんな… 」 慌てて言い訳を口籠る少年を無視して、女教師は立ち上がると自室の飾り戸棚に歩 み寄る。 「ここに証拠があるわ。あのゲス校長ったらあの時を事を撮影した挙げ句にDVD に焼いてあたしに押し付けて来やがったんだ」 碓型テレビの下のラックにおさまっていたDVDプレーヤーのトレイを引き出して 、上に白いディスクを乗せた真弓は、黙ってコントローラーを使い映像を呼び出す 。テレビの画面に映し出された光景は信也を呆然とさせる代物だった。
『ほら、最初は、まず、自己紹介だよ、真弓先生』 なんとなく聞き憶えのある声だと思った信也は、すぐにそれが今では学校で骸を曝 している校長先生である事に気付いた。するといきなり画面が揺れて、映し出され ていた光景が流れ、それが止まった時には全裸の真弓が何処かの部屋のベッドに腰 掛けて大きく股を開いているところが映っていた。
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