媚薬の効果も手伝って、痺れるような快感が菊門から生まれている事に、真弓は驚 き面喰らう。あんなに嫌がっていた裏門への玩弄なのに、気が付けば彼女は少年の 指の動きに合わせて、僅かに尻をうねらせている。 「おや、お尻の穴を弄っているのに、前の方からお汁が溢れて来ていますよ。ひょ っとすると、まんざらでも無いんじゃ、ありませんか? 真弓さん? 」 真弓と節子と言う二人の奴隷女を手にした少年だが、所詮は年端も行かぬ餓鬼に過 ぎず、その言い種にはデリカシーの欠片も無い。だが、アヌスを弄られてヴァギナ が粘液で濡れる恥ずかしい状況をわざわざ口で説明されると、真弓が苦労して心の 奥に閉じ込めているマゾの血が沸々と滾って来てしまう。何か喋ると抑制が効かな くなり、とんでもなく恥知らずな願いを口にしてしまいそうだから、真弓は四つん 這いの姿勢を保ちながらイヤイヤと力無く首を左右にふるばかりだ。
(言えない、絶対に駄目、もう入れてなんて… お尻の穴に入れてなんて、絶対に 、そんな事は言えない! ) 亡き校長に弄られた時には、吐き気すらもよおす嫌悪感しかなかった指での菊門嬲 りだが、なぜか信也に排泄の為の穴を悪戯されていると、違和感に悩んだのは最初 だけで、すぐにアブノーマルな行為に欲情を掻き立てられてられる様に成っている 。少年に指摘されなくても、女陰から溢れた淫汁が太股に筋を作って伝い落ちて行 くのが分かるから、真弓の混乱は深まるばかりだ。正直に言えば、亡くなった卑劣 なサディストは、支配した奴隷女を2人同時に閨に連れ込み、媚薬に狂った彼女ら を交互に犯す事も珍しくは無かった。
荒縄で戒められて大股開きを強いられ、女陰に深々とバイブレーターを挿入された 真弓の前で、あの下衆な校長は、同じ様に縄化粧を施した節子の尻を抱え込み、肉 棒で肛門を抉る蛮行に及んだ事もあった。その時に節子が彼女の目の前で見せる狂 態が、支配者に媚びる芝居だと疑わなかった真弓は、媚薬で疼く蜜壷をかき回すバ イブの違和感に嘖まれながら、どこか冷やかな目で先輩の奴隷女の媚びる姿を見下 していた。
排泄の為の穴に無理矢理に肉棒を突っ込まれる不快感や汚辱感は、たとえ媚薬クリ ームの力を借りても拭い去りがたい。肛門を犯されている最中は、常に傷付いた自 尊心が悲鳴を上げているし、拒否する心が捩れて螺子曲がり、食道を込み上げて来 る胃液の逆流を抑えるだけで真弓は消耗し尽くした。だから、間違ってもアナルセ ックスから快感が生まれるとは思えぬ真弓は、節子が校長に媚びて肛門性交で咽び 泣く芝居をしているものだと思い込んでいた。でも、こうして柵から解き放たれて 、心から愛おしく思う少年に尻を預けてしまうと、本来セックスとは無縁なハズの 肛門への愛撫が、官能の種火を炎上に導くから、真弓は大いに混乱している。
(まさか、節子さんの、あのよがり哭きって、実は、芝居じゃなかったの? ) 亡き校長に肛門性交を強いられるときにも、媚薬クリームを常に使用されていたの で、今日に限ってクリームのせいで敏感に成っているとも思えない。ならば、この 昂りの正体はいったい何なのだ? 蜜壷を嬲られるのとは微妙に異なるが、同じよ うに愛液を溢れさせる愛撫を身に受けて、真弓はたまらず艶っぽい声を堪え切れな い。 「あふぅぅ… あっ、もう… 」 危うくアヌスに入れて欲しいと口走りそうに成り、真弓は目をしっかりと閉じて俯 き下唇を噛み締める。ようやく生徒を前にして裸身を曝すことには抵抗が薄れて来 たが、肛門を自由に弄られる行為は、美貌の女教師の羞恥心を蘇らせていた。心を 焼く恥じらいの奥に見隠れする異形な快美を欲する女の業の深さに、真弓は絶望す ら感じて呻いている。自分からは巨根の挿入を言い出せぬ美貌の女教師の劣情が爆 発寸前にまで膨れ上がった時に、ふいに少年の指が彼女の不浄の門から抜き去られ る。
「あん… 」 唐突に放り出された事から排泄の為の穴は気が狂いそうに疼き、空虚が真弓を錯乱 一歩手前まで追い詰めるが、何故、少年が指を抜いたか、その理由が分かっている ことで、彼女はかろうじて、肛門に対する指嬲りの続行を乞う言葉を呑み込んでい た。 (くる、いよいよ、あの大きなのが、アタシのお尻の穴に… ) おそらく節子の家に乗り込んだ時に、あの先輩奴隷女が新しい主の歓心を得る為に 、わざわざ苦痛以外は何も無い肛門性交に誘ったのだろうと考えて、節子に対する ライバル意識から、菊門での性行為を容認した真弓だったが、年下の愛人から受け た排泄器官への弄虐から生まれた奇妙な快美に目が眩み、ついには彼の巨根で裏門 を貫かれる事を心待ちにする様に成っている。
そんな真弓の心の流れを正確に洞察するのは信也は経験が足り無すぎる。だが、最 初は難色を示しながらも、こうして素直に異形の性交を容認してくれた美しい女教 師の気が変わらぬ内に目的を果たそうとする少年の思惑は、彼女の奇妙な飢えを満 たす事に繋がる。ここ数日の濃密なセックスにより、太々しさを増した鋼の剛直に 手を添えた信也は、媚薬のクリームでのマッサージのせいで赤く腫れて見える美人 教師のアヌスに亀頭を押し付けた。
「あっ、あん、あふぅ… うん、いや、そこ、あぁぁ… 」 亡き校長とのアナルセックスとの経験から、出来る限り力を抜いていたつもりなの だが、一物のサイズに大きな隔たりがあった事で、少年の剛直はクリームの滑りの せいもあり、何度か目標を逸れ白い双丘の谷間を滑り迷った。もしも信也が肛門性 交が初めてであれば、おそらく焦り戸惑った事だろう。だが、前もって節子のアヌ スを堪能した経験を持つ少年は、けして焦る事なく何度も執拗にトライを続けた。 「あっ! あひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ… 」 ようやく狭い肛門をこじあけて亀頭をもぐり込ませる事に成功したと思ったら、真 弓は派手なよがり声を張り上げて、何度も裸身を痙攣させるではないか。
(えっ? イッたの? まさか、先ッちょを少し入れただけなのに、もうイッたの? ) ようやく亀頭を差し入れただけなのに、もう絶頂に達したように振舞う真弓の痙攣 が少年を大いに驚かせた。でも驚いたのは信也だけでは無い、彼の巨根を少しだけ 肛門に受け入れた真弓も、その異形の快美に呆気無く昇りつめた事に呆然と成って いた。
(なんで? どうして、いったい、何なのよ? こんなの知らない… うそ… ) 混濁する意識の中で、真弓は自分の躯に起きた出来事を受け入れ切れず、錯乱の極 みに追いやられていた。執拗に指嬲りを受けたことで、これまで感じる事の無かっ た鮮烈な快美を体験したから、ひよっとするとアナルセックスでの異質な快感を味 わう事が出来るかも知れないと淡い期待は持っていた。だが、裏門に侵入を果たし た巨根から生み出されたものは、そんな生易しい代物では無かった。凄まじい快美 の奔流に呑み込まれた美貌の女教師は、なにも出来ずに呆気無く絶頂に追い上げら れてしまった。 (う〜ん、分けがわからないけれども、とりあえず嫌がっているわけじゃ無さそう だから、このまま続けるか) 己の振り翳す巨根の魔力に気付かぬ信也は、難所を超えた手応えを頼りに、そのま ま剛直を彼女の菊門に押し込んで行く。
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