その17

 

 

 

「ひぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ… 」

女陰と菊門を散々に弄られて昂った女体だから、よりによって一番敏感なクリトリスを

容赦なく爪の先で弾かれてはたまらない。まだプレイは序盤だと言うのに、早くも沙苗

は愉悦の大波に呑み込まれて意識が遠退いた。

(ありゃ? ちょっとやりすぎたかな? )

それまでは御芝居ながら、それなりに抵抗を示し悪口を叩き付けてきた美人妻が、クリ

トリスを爪弾きされたことで大きく仰け反り、そしてぐったりと横たわってしまったの

を見て、正信は少々慌てた。気遣って沙苗の顔を覗き込めば、妄想の中で卑怯な強姦野

郎に辱めを受けた美人妻は恍惚とした表情で悶絶に到り、だらしなく開いた唇の端から

は涎が滴り落ちて純白な枕カバーに小さな水溜りを幾つも描き出している。

(よし、大丈夫だ、これなら芝居を続けてもいいだろう)

抵抗する気力を失い横たわる美しい若妻を裸に剥くために、スーツの上着に両手を延ば

した正信は、途中ではたと動きを止めて考え直す。

 

(もちろん、沙苗さんの裸も見てみたいけれども、このまま服を脱がせないで犯すって

 言うのもアリかな? いや、むしろこのまま突っ込んだ方が強姦ぽくて興奮するな)

美しい若妻から着衣を毟りとることを思い直した若者は、わざと乱暴に彼女の両脚を押

し開き、再び水色のショーツに手を延ばす。

「ほらほら、いつまで寝ているつもりなんだよ、奥さん? 」

薄い布きれの上から、十分に潤んだ女陰をなぞれば、たちまち水色のショーツのクロッ

チの部分が濡れて変色して行く。

「あぁぁ… だめ、いけません、さわらないで、おねがい」

クリトリスに対する容赦ない打撃のせいで躯が異様に燃え上がっている沙苗にとって、

このほんのささやかな指先での刺激ですら堪え難い快美を生み出している。口では自分

が人妻であり、夫に操をたてるのが義務だと語っているが、その実は蜜壷が煮え滾り牝

のあさましい本能は挿入を待ち望んでいた。

 

「へへへ、尻の穴を悪戯されて、こんなにマン◯を濡らす淫乱な売女が、ひとの妻だな

 んて、よく言えたものだよな」

「ああ… おっしゃらないで、私は、そんな女じゃありません」

何とか理性を保つために沙苗はいやいやと首を揺るが、たよりない股布を横にずらして

、再び正信の中指が女陰に忍び込んでくると、もう美貌の若妻はたまらない。

「あいかわらず、ヌルヌルなマ◯コだぜ、こんなに中を熱くして、よっぽど俺のチンポ

が欲しいんだな」

「ちがいます、ちがうの、だから、あっ… だめよ、抜いて、指、いやぁぁぁ… 」

口ではちゃんと芝居を続けているが、自分の秘裂を嬲る彼の指が動き易いように沙苗は

大きく股を開いたままだ。しっとりと潤う女陰の感触を楽しみながら、差し入れる指を

2本の増やした正信は、頬や目元を桜色に染めて身悶える若妻の反応を見て大いに満足

していた。

「おや? 旦那さんとは御無沙汰なのかな? ずいぶんと指をキュっと締め付けてくる

 じゃないか」

「だめぇぇ… ゆび、うごかしたら、また、あぁぁぁぁ… おねがい、ゆるして、もう

 、やめて、私は人妻なのよ。だから、駄目なの、主人以外の、良輝さん以外の人に弄

られたら、だめなのぉぉぉぉ… 」

スワッピング・パーティに参加していながら、主人以外の者に肌をあわせるのは駄目だ

と言うのも戯言だが、妄想の中では貞淑な人妻である沙苗は、ようやく自分の空想に付

き合ってくれる若い獣にめぐり会えた喜びにうち震えていた。

 

「あっ! 」

不意に蜜壷から指の圧迫感が消えたことで、かえって物欲しげに太股を揺すった美人妻

の目の前に、正信は悪意を持って愛液に塗れた2本の指を突き出した。

「口じゃ、なんだかんだと言っても、ほら、あんたのマンコはもう、ぐしょ濡れなんだ

ぜサナエ、これでも自分は男好きじゃ無いって言い張るのか? 」

亭主を持つ身でありながら、卑怯な強姦魔の指嬲りに屈して股を濡らした証拠を突き付

けられて、無理矢理に辱めを受ける妄想が膨らんだ沙苗は、なかばルージュの剥げた下

唇を噛み締めて顔を伏せた。その情けない仕種が若者の獣心を大いに刺激する。正信は

スーツを身に付けたままの沙苗の股の間に我が身を置くと、水色のショーツの変色した

股布の部分をずらして亀頭を押し付けた。

「なあ、サナエ、あんたが旦那しか愛していない貞淑な人妻だって言うなら、俺のチン

 ポを入れても感じないよな。あんたが感じなければ、俺も白けてさっさと止めちまう

 だろうぜ。さて、身持ちの固い奥様のバケの皮を剥がしてやる」

すでに十分に潤った媚肉のひだを割り裂いて、正信はわざとゆっくり長大な雄根を蜜壷

に押し入れて行く。

 

「ひっ… あひぃぃぃぃ… だめよ、やめて、私は良輝さんの妻、人妻なのに、ああ、

 いやぁぁぁぁぁぁぁぁ… 」

抗う台詞とは裏腹に沙苗は後ろ手錠で拘束された不自由な姿勢のまま、出来るかぎり腰

を持ち上げて若者の挿入の手助けに及ぶ。全裸に剥いた美女を貫くのも悪くはないが、

こうして高級なスーツ姿の美人妻のスカートをたくしあげて、ショーツすら脱すこと無

く蜜壷を蹂躙する行為は、不貞のセックスと言う罪悪感に加えて抗う女を組み伏し犯す

征服感があり、正信は大いに満足を味わった。

「だめぇ、抜いてぇぇぇ、こんなの太いの、ああ、それに奥までなんて、そんな、だめ

 よ、私は良輝さんの奥さんなのに、こんなオチンチンで感じちゃ、だめなのにぃぃぃ… 」

必死に貞淑な若妻を演じている割に躯の方は快楽に正直で、まるで強姦している設定の

正信を挑発するように沙苗は尻をうねらせる。着衣を全部身に付けたままでの行為は、

この美人妻も魅了しているらしく、正信が奮う荒腰に応じて沙苗の悲鳴も手放しだ。

激しく出入りを繰り返す肉棒は、たちまちの内に美貌の若妻が溢れさせる愛液塗れとな

り、男の正信は全裸だが、自分はなにひとつ脱いではいない美しい人妻は、いつもとは

違う雰囲気の中での肉の交わりに遠慮なく溺れて行く。

 

「なあ、おくさん、どうなんだ? 感じていないのか? それとも、気持ち良いのか? 」

ちょっと前に、やはり色っぽい淑子とのセックスを堪能していたことから幾分余裕があ

る正信は、持ち前の長大な雄根の突き上げに加えて言葉でも沙苗を責めいたぶる。

「しっ、しりません、そんなこと… あっ、だめ、そんなに奥まで、入れちゃだめぇぇ

 ぇぇぇぇ… 」

スーツが皺に成り、スカートには溢れ出た愛液の滲みが幾つも広がる中、愛する夫を裏

切り強姦魔に屈する妄想を膨らませる沙苗は、いやいやと何度も首を左右に振り立てる。

 

 

 

 


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