その28

 

 

 

「ひっ、ひっ… あぁぁ、また、そんなに奥まで、きゃぁぁぁ… 」

この獣の魔手から逃れるのを諦め大人しく身を委ねてしまうと、直前の肉の交わり

で彼女に驚愕をもたらせた若者の雄物は、今、また美しい若妻の膣の最深部にまで

遠慮も無く押し入って子宮口に亀頭を擦り付けて来た。

(ふかい、こんな所まで、男は入ってくるものなんだ)

最初の行為では驚愕がおさまる前に怒濤の突き上げを喰らい、わけのわからぬ内に

無我の境地に追いやられたが、さすがに二度目とも成ると彼女は、ほんの少しだけ

若い獣の剛直を冷静に観察することが出来た。だが蜜壷の行き止まりまで傍若無人

に分け入り内臓を押し上げたかと思えば、離すまいと纏わり付く肉襞諸共に引き抜

く剛直の動きは、すぐに景子の気力を奪い去り、縋り付いていた矜持を微塵の粉砕

した。

悪魔のように狡猾で、しかも鋼鉄を思わせる硬さの男性器により蹂躙されれば、た

ちまちの内に景子は呼吸すらままに成らない状況に堕ちて行く。口を開けば飛び出

していた過激な悪態がすっかりと影を顰め、やがて景子の化粧けのない唇からもれ

るのは悩まし気な吐息と甘い嬌声に取って変わった。二度目の肉の交わりになるが

、けして慣れる事はない鮮烈な快美に翻弄されて、ほどなく景子の意識は途切れ勝

ちに成るが、若い獣とのセックスに馴染み始めた女体の感覚はむしろ明敏化して、

彼女の蜜壷のなかで暴れ回る正信の肉棒の感触を、より確かに認めていた。

短時間で急激に熟すことを強いられた女陰を串刺しにして責め苛む怒張の動きがは

っきりと分かるが、それ意外の事柄は一切考えられなくなった美貌の若妻は、朦朧

と成りながらも、とうとう再び正信に合わせて尻を振り始めた。夫の変態趣味のお

かげで、人並み以上に多くの男の持ち物を知る景子だが、これほどの破壊力を持つ

怒張は初めてで、自分が女として急速に性感を開発されて行くのを信じられぬ気持

ちで身悶ている。

この若者に比べれば、これまで彼女を組伏して股をこじあけて来た連中は、どいつ

もこいつも身勝手な未熟者であり、景子の牝の本性を暴くことなど夢のまた夢であ

ろう。しかし、今、彼女を貫く雄根の持ち主は、過去の実績から自信をもってあし

らおうと目論んだ景子の思惑を力で粉砕したあげく、心の奥底に沈み、彼女自身で

すら長い間、気付くことのなかった本性、淫媚で貪婪で、そして可憐な牝の性を白

日の元に引っ張り出していた。強靱だと信じていたプライドを一撃で粉砕し、高慢

な若妻に対して圧倒的な牡の力を見せつけることで正信は図らずも景子の心の鎧を

剥ぎ取った。

実は自分がただの一匹の牝に過ぎないと思い知らされた若妻は、やがて牝の本能に

従い強い牡の子種を求めて汗にまみれた裸身をうねらせ、彼の力強い律動に合わせ

て尻を振り続けた。

(ああ、私はいったい、どうしてしまったんだ? それに、これから、どうなって

 しまうんだ? )

何度目かの短い失神から目覚めた景子は、彼の突き上げに合わせて腰をうねらせる

ことが止められぬ自分の躯を持て余す。もう何度、いわゆる気をヤッたことだろう

、軽いアクメなど、あたりまえの事になり、躯中の血管の中では血液が泡立ち煮え

滾り、全ての関節で骨が軋む幻想に惑う景子は、この世の者とは信じられぬ精力を

隠さぬ男を霞む目で見つめた。

 

燃え上がる愉悦の炎は末端の神経までチリチリと焦がし、押し寄せる快楽を受け止

め切れずに半狂乱に落ち込むのが当たり前の状態になっても、彼女の正気を蝕む正

信の律動は終わらない。そして自分でも俄には信じられないことだが、景子の方も

彼の動きに合わせて飽きることなく尻を動かしているのだ

「あれ? ようやく景子さんも、その気に成ってくれたみたいですね、嬉しいな」

「ばっ… 馬鹿なことを言うな、これは、そんなんじゃなくて、あっ… くぅぅぅ

 ぅ… まて、そんなに奥まで、何度も… あひゃぁぁぁぁ… 」

彼女の言い訳を黙らせるつもりなのか? 弁明の最中に正信は美しい年上の人妻の

腰を、力を込めて自分の方に引き寄せた。すでに最初の肉の交わりで思い知って

はいたが、それでも再び、膣の最終肉壁を剛直の先端で削られるように捏ねられ

ては景子の思考は停止を強いられる。

 

「まて、まってくれ、そこは、だめだ、ああ、また… くぅぅ… 」

自分を強引に引き寄せた若者の両手首を捉まえて、なんとか気が狂いそうな愉悦の

奔流からの脱却を目指す景子だが、経験したことのない快美に痺れた躯では、むき

出しの欲情を叩き付けてくる若者の我武者らな行為を阻止することなど出来るわけ

もなく、萎えて何度も崩れた矜持の欠片にすがりながら、彼女はギリギリに淵に立

ち、法悦の深淵に転げ落ちるのを耐えていた。だが、そんな美しい人妻の努力を嘲

笑うように、正信の力強い律動がやむことを知らず、陥落寸前の景子を追い詰めた。

(だめ、このだめ、こんなの、耐えられるわけがない… )

最初の放出を済ませて、多少なりとも余裕を持った若者の腰の動きは巧妙で、焦ら

すように蜜壷の入り口付近で亀頭を遊ばせたかと思えば、景子の理性を粉砕するよ

うな奥深くへの侵入もあり、こんなふうに長い間の責めを受けたことがない美貌の

若妻は、肉壷の中で傍若無人に暴れる怒張の動きに合わせて、艶っぽい悲鳴を張り

上げる。

 

「だめ、また… ああ、イク、イクわ! おねがい、いっしょに! いって、きゃ

 ぁぁぁぁぁぁぁぁ… 」

一刻も早く、この苛烈にして甘美な肉の交わりから開放されたいと願った景子は、

自分だけが追い上げられるかも知れないと言う恐怖に身を竦ませながら、再び汗塗

れの裸身を大きく痙攣させた。

「ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃ… 」

牝の媚びを含んだ甘い悲鳴と共に、蜜壷を占拠していた若者の剛直は鮮烈な締め付

けに襲われる。だが、すでに一度、精を放っていた若者は、意志の力を総動員して

美女の蜜壷の妖しい収縮に耐え抜いた。立て続けに二度も、これまでに経験のない

高みに放り上げられた景子は、断末魔を思わせる痙攣を何度か繰り返した後に、い

きなり弛緩して背後の枕にぐったりと顔をつっ伏した。

悶絶に到った美女の色香は凄絶で、先に一度、精を放っていなければ、その菩薩を

思わせるイキ顔を見ただけで、あるいは正信はだらしなく噴いてしまったかも知れ

ない。だが、自分の手で、あの高慢な美人妻を悶絶においやったことが誇らしい若

者は、こんどは意識を失い無抵抗になった景子の、引き締まった両方の脚を持ち上

げて肩にかつぎ上げた。持ち主は悶絶しているのに、そんなことはお構い無しに蠢

き続ける蜜壷を貫いてた怒張を再び前後させ始めれば、魂を桃源郷に彷徨わせてい

た美人妻は、たちまち淫の地獄へと呼び戻される。

 

「ああ、なんて男だ、まだ続けるつもりか? どれだけ女を壊せば気がすむんだ? 」

強烈極まりない快感により、身も心もドロドロに蕩かされた景子の目には、もう正

信に対する軽蔑の念は微塵も無く、強い牡に組み伏されて、その精を思うがままに

注ぎこまれることで牝の悦びを味わい、それまでの生意気な様子は消えていた。景

子の気持ちの変化は、その牝の媚びが色濃く滲む声色からも知れるから、一度放出

を済ませたことで若干の余裕をもった若者は、焦ることもなくゆっくりと腰を前後

させる。

放心状態の美人妻の胸の膨らみをゆるゆると揉み上げ、掌で乳首を転がす様に押し

込めば、景子の若鮎をおもわせる瑞々しく引き締まった肢体にビクっと何度も震え

が走る。男を軽蔑し続けることで、プロのテニスプレーヤーへの転向のチャンスを

怪我で失った悲しみを誤魔化してきた美貌の若妻にとって、その賎しむべき男の腕

のなかで快美に溺れ啜り泣くのは矜持がざっくりと傷付く行為にほかならない。だ

が、身の毛のよだつ汚辱感の中で初めて知った、牝の本能を揺さぶり肉が蕩け骨が

軋む快楽は甘美で、瓦解寸前のプライドを守りたいと言う願望と、このまま蜜壷に

のさばり暴れる男根に平伏してしまいたいと言う欲望が、彼女の心の中で火花を上

げて鬩ぎあう。しかし、そんな葛藤も若者の力強い律動が続くと、やがて希薄にな

り、たちまち彼女は甘い夢の世界へと引き摺り込まれて行く。

 

 

 

 


次に進む

 

目次に戻る


動画 アダルト動画 ライブチャット