「ふぅ〜〜〜〜」 しばし、放出後の余韻に酔った吉岡は、大きな溜息を漏らすと大儀そうに美しい若妻 の元を離れる。身を起こしてベッドの淵に腰掛けた中年の男は、そこでようやく傍観 者の中にパーティの主催者の緒方と、たったいま肉壷に精をぶちまけた美人妻の夫の 姿を見つけて驚き慌てた。 「やっ、これは、とんでもない所を、お目に掛けてしまいましたね」 「いやいや、吉岡さん、お盛んで結構じゃありませんか」 愛想よく応じる緒方の脇で、なんともバツの悪い正信は、ただ苦笑いを浮かべるばか りだ。愛おしい従姉妹に目を移せば、大股開きのままセックスの余韻を引き摺る彼女 の女陰はあからさまに曝されていて、幾重にも重なり合った肉の襞の奥からは、泡立 った愛液に加えて吉岡の白濁した子種汁が溢れ滴っている。 「これで皆さん、一通りは御挨拶も済みましたね? 」 緒方の言葉に、傍観者の2人と吉岡が、それぞれに頷き同意を示す。 「それでは、最後に、私の方からも挨拶させていただきましょう」 彼をこの部屋に連れてきた初老の男の言葉に正信は仰天した。 (ご、ご挨拶って、やっぱり、犯るんだろうな) 三人の会員に立て続けに貫かれて、おそらく三度は精を注ぎ込まれた若妻に向かって 緒方は歩み寄る。入れ代わりにベッドから離れた吉岡は、海野から氷りの浮いたウイ スキーのグラスを受け取ると、よっこいしょと掛け声を漏らして、少し離れたひとり 掛けのソファに尻を落とした。バトンタッチした緒方は、恍惚とした表情で夢の世界 を漂う美紗子の頬を優しく手の平で撫でた。
「どうですか? 三人の男たちを手玉にとった感想は? 」 呼び掛けられたことで、ようやく魂を現世に戻した美紗子は、これまでに正信にも見 せたことの無いような蕩ける笑顔を見せたのだ。 「とても素敵だったわ、こんなに感じたのは初めて、だって、次から次へと違ったオ チンチンなんですもの」 彼女の言葉から、立て続けに3人の男に股を開き牝の欲情を満たしたことがわかるか ら、正信はあらためて美しい従姉妹のしたたかさを思い知る。 「おやおや、そんな事をおっしゃるから、ほら、君の旦那さんも呆れているよ」 緒方はさも愉快そうに微笑みながら振り返る。初老の男の目線の先に、正信が立ちす くん出いるのを見つけて、美紗子は驚き目を見張る。 「ショウちゃん、いつ来たの? 」 「ちょっと前さ、みさ… ミサコ」 あやうくミサ姉と口走りそうになったが、事実を知る緒方を除いた他のメンバーの手 前、なんとか正信を言葉を呑み込み、いささか不様に取り繕う。 「さて、感動の再会を果たしたところで、今度は私の御相手を務めてもらいますよ、 美紗子さん」
この部屋に限って、おそらく複数でのプレイが想定されているのであろう、2〜3人 が並んで寝ても、まだスペースの余りそうな大きなダブルベッドの脇でバスローブを 脱いだ緒方は、曰くありげに若者に向かってウインクするとベッドに上がり、全裸の 美紗子の隣に寝転んだ。 「さあ、奥さん、私は見ての通り年寄りで草臥れているから、奥さんの方が上になっ て下さい」 緒方の申し出に、明らかに困惑の表情を浮かべた美紗子は、脇に横たわる初老の男と 正信の事を交互に見比べた。そんな美しい従姉妹に向かって、正信は笑顔で頷いてみ せる。
「ああ、ショウちゃんに見られるなんて、なんだか恥ずかしい」 「なにを言っているんだ、ミサコ。本当は嬉しいんだろう? 」 日頃の立ち居振る舞いから、彼女が潜在的に露出を好む性癖があると睨んだ正信は、 美しい従姉妹を煽るような台詞を自然と口にした。 「もう、ショウちゃんたら… 」 上目使いでチラッと若者を睨む美紗子だが、彼女の瞳が欲情と興奮で潤んでいるのを 正信は見のがさない。 (やっぱりミサ姉は、俺に見られることで興奮しているな) 年上の従姉妹の思わぬ一面を発見したことが嬉しくて、正信が更に彼女をけしかける。 「ほら、緒方さんがお待ちかねだよ。俺は他の皆さんと見学させてもらうから、ミサ コは早く緒方さんに可愛がってもらいなさい」 一応、仮染めの夫の前で躊躇うふりはしたが、正信の前で他の男と交わる興奮は美紗 子を積極的に振舞わせる。彼女はけだる気に裸身を起こすと股間を勃起させた緒方を 跨ぎ、ゆっくりと尻を落として行く。 「あっ、あふぅぅぅぅぅ… 」 すでに3人の男たちから事前に精を注がれていた美貌の従姉妹の蜜壷の潤みは十分で 、まるで吸い込まれるように緒方の怒張を呑み込んで行く。
「あああ、はずかしい、そんなに見ないで」 ここぞとばかりに3人の男性会員が身を乗り出して、騎乗位で緒方に跨がる有り様を 凝視すれば、女陰を下から串刺しにされた美紗子は顔を伏せてイヤイヤと首を振る。 だが、見るなと言うわりに、美紗子の尻はもっと大きな刺激を求めるように蠢いてい るのだ。 (見るなと言うのは嘘だな、もっと見てちょうだいの間違えだろう) 見え見えの芝居で自分の欲情を高める美しい従姉妹の痴態を眺めながら、正信は苦笑 いを浮かべた。 「ひぃぃぃぃ… 」 ギャラリーを喜ばせる為では無いのであろうが、自ら望んで男にまたがり蜜壷を満た す行為に及んだ美紗子は、その破廉恥な自分の行動に酔い痴れて、艶っぽい悲鳴を堪 えることが出来なくなっているようだ。そんな彼女の可愛い乱れ様を目の当たりにし ても、百戦錬磨の初老の男は動じる気配もなく。尻を落とした美紗子の腰をしっかり と両手で支えている。初老の男の白髪混じりの恥毛が、若々しい美紗子の黒々とした 下草と絡まり合う有り様は、3人の男性会員の目をたっぷりと楽しませている。
「いやいや、さすがに美紗子さんだ、御見事な銜えっぷりじゃありませんか」 「それにしても、緒方さんは横着きわまりない! 自分で押し倒さずに上に乗れとは … 」 「まあ、そう言いなさんな、おかげで我々は眼福に恵まれたのですから」 3人の遠慮の無い寸評は、はたして美紗子の耳に届いているのであろうか。すでに今 夜、3人の男達と情を交わしているのに、その上、こうして緒方に跨がり自分から肉 壷を埋める行為に到った美貌の従姉妹は、裸身に脂汗を浮かべてゼイゼイと息を荒ら げているのだ。しばらくの間、美紗子の好きにさせていた初老の男は、やがてゆっく りと力強く腰を突き上げ始める。
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