「う〜〜〜ん、あれ? 」 下腹部に感じた違和感のせいで、正信は目を覚ました。寝ぼけ眼で下半身を見れば 、景子が彼の股の間に顔を埋めて朝立ちの肉棒にしゃぶりついているではないか!
昨晩、散々に元天才テニスプレーヤーを貪り悶絶に追いやった後に、今度は緒方に 誘われるまま他の男性会員たちと美紗子を責め、最後には緒方と共に美紗子への2 穴挿入の暴挙に到った若者は、精を解き放った後にはさすがに深い疲労を覚えてい た。 多人数でのプレイを想定してある部屋でシャワーを浴びて汗を流した正信は、先輩 諸兄に挨拶をした後に美紗子を残して部屋を出た。下のホールでビールでも、とも 思ったが、のしかかる疲労感に耐え切れず、咽を潤すことを諦めた若者は大人しく 、この日にあてがわれていた本来の部屋に戻り、昏々と眠る景子の隣のベッドにも ぐり込み、ものの数秒後には深い眠りについていたのだ。若さに任せて無茶をした ツケなのか? 夜中に一度も目覚めることなく惰眠を貪った正信の目覚めは意外な 形となっていた。
「あら、おはよう」 若者の目覚めを悟り、景子は名残惜しげに肉棒から唇を離して挨拶する。 「あの、えっと、おはようございます」 夕べ、まだ情を交わす前にはフェラチオなど御免被ると啖呵を切った美人妻が、一 夜開けた後に、まだ眠っている正信の股間に顔を伏せて来るとは思わなかったから 、正信は大いに驚いている。だが、そんな若者の仰天など意にも介さず、景子は曰 くありげな厳しい瞳で彼を睨んだ。 「ねえ、昨日の夜、どこに行っていたの? あなたが出て行った時のことは知らな いけれど、部屋に戻って来たのはちゃんと分かったのよ」 「えっ、あう… あの… 」 返答しだいでは、美貌の若妻の人質、否、棒質となった股間が未曾有をの危機に陥 ることを想像した正信は、額に脂汗を浮かべて生唾を呑み込み言葉に詰まる。だが 、たとえこの場を誤魔化しても、あとで下のホールに行けば真相の露見は避け切れ ぬと観念した若者は、やむなく景子を残して部屋を出たあとの顛末を包み隠さず報 告した。
「ふ〜ん、人をあんなふうにしておいて、自分は他でもっとお楽しみだったのね」 「いや、その、そんなつもりは無かったんだけれども、緒方さんに誘われてしまっ て… 彼は主催者だし、僕は新入会員だから無碍に断るのも失礼でしょ? 」 一応理屈は通った言い訳だと思うが、景子の冷やかな視線を浴びると、口調が妙に 弱々しくなるのは何故だろうか? 「わかったわ。まあ、そう言うことにしておきましょう」 ようやく表情を多少緩ませ皮肉な笑を浮かべた景子の様子を見て危機を脱したこと を悟った若者は、内心で大きく安堵の溜息を吐いた。 「でも、パートナーを放り出して、寂しい思いをさせた償いは必要だわ」 寂しい思いも何も、先に気絶して自分を放り出したのは景子の方じゃないか! と 、言いたいところだが、最大のピンチは逃れたものの、まだ彼女の右手が剛直を捉 まえたままなので、正信は抗議の言葉を賢明にも呑み込んだ。 「えっと、償いって、何をすればいいのかな? 」 「黙って私に犯されなさい」 カーテンの隙間から差し込む陽射しは、もう夜が明けていることを証明しているが 、そんな事など気にも止めぬ若妻は、再び顔を伏せると正信の一物を口に含んだ。 夕べ、あれほどに精を噴いたにも関わらず、わずか一晩で回復した朝勃ちは景子の 艶かしい舌使いにより増々硬度を増してゆく。 純粋な技術面で比較すると、景子のフェラは美紗子や淑子に比べると未熟でぎこち ない。好奇心旺盛で正信が驚くような愛撫でも平気で行なう美紗子や、ひと回り以 上の年上の旦那に飽き足らず、この様なサークルの発足に尽力するほど好色な淑子 は男性経験が豊富だと思えるのに対して、昨晩までは口での愛撫などとんでもない と嫌悪感を露にしていた景子のフェラは拙かった。 しかし、高慢な美女がプライドをへし折られたすえに若者に屈して彼の怒張を頬張 る姿は、微妙に正信の自尊心をくすぐっている。そうなると、ぎこちないフェラチ オも妙に新鮮に感じられるから不思議なものだ。彼を犯すと宣言した景子は、その 言葉の通り、若者の雄根にたっぷりと唾液を擦りつけると満足げに頷き身を起こす 。仰向けに寝転んだままの若者を跨いだ美人妻は、隆々と逆立つ剛直を逆手に掴み 位置を合わせて腰を降ろし始めた。
「あん… 」 おそらく自身が上に成り情を交わすのも初めてなどれあろう。口での奉仕で自分も 女陰を過剰に潤わせた結果、その滑りが徒と成り唾液塗れの亀頭は何度かぬるりと 逃げて上手く呑み込む事が出来ないのだ。 「あれ? えっと… あっ… 」 ようやく巡り会った強くたくましい牡により、女の性を容赦なく暴き立てれ歓喜の 渦に巻き込まれる幸せを悟った景子は、一刻もはやく昨晩の快美が夢や幻では無か ったことを確かめたいのだが、焦れば焦る程に角度がずれて愛おしい肉棒は彼女の 愚行を嘲笑う様に肉の裂け目の上を滑り流れてしまう。 「なんで? どうして入らないの? 悔しい! 」 さっきまでかろうじて保っていた氷の美女の仮面をかなぐり捨てて、景子は俯き血 走った目で己の股間を凝視する。余裕を無くした美人妻に哀れみを感じた正信は、 少し腰を浮かすと共に、己の勃起を握ると微妙に角度を調整してやる。 「あっ、そこ、そこよ… くぅぅぅ… 」 ようやく己の目論みが達成される時が来たから、景子はこのチャンスをけして逃す まいと焦り、一気に円やかな尻を若者の上に降ろした。 「ひぃぃぃぃぃぃぃ… 」 未熟モノの焦りが裏目に出て景子は早くも最初のアクメに達してのけぞり、部屋に 艶っぽい悲鳴が響く。これあることを予測した正信が、しっかりと彼女の細い腰を 両手で捉まえていなければ、景子はそのまま後ろに倒れ込み、へたをするとベッド からも転がり落ちていたかも知れなかった。自分の体重のせいで、若者の肉の凶器 を一気に柄まで呑み込み子宮を下から突き上げられた景子は、脳天まで走った快美 に溺れて歯の根が合わず奥歯がギリギリと無気味に軋む。
「ああ、これよ、やっぱり間違いじゃなかった、これ、これよぉぉぉぉ… 」 昨晩、生まれてはじめて愉悦の業火に身を焦がす体験をした美人妻は、一夜あけた 後に、あの衝撃的なセックスが現実のものだったのか自信が持てなくなっていた。 夫を始めとして、このサークルに参加している好き者の男連中との肉の交わりは、 なにも感じないとは言わないものの、テニスで長年に渡り鍛え上げられた景子の肉 体にむしゃぶりついた男は、例外なく挿入後ほどなく不様に噴いたものだ。 男と寝るよりも、オナニーの方が深い快感を得られると信じていた景子にとって、 自分の事を我を忘れるほど何度も悶絶へと追いやり、それでいて平然と次の獲物を 求める正信の存在を簡単に真実と認めることは出来なかった。己の願望が招いた淫 らな夢だったのではないか? そう疑った美人妻は今朝目覚めると、思い余って横 で安らかに寝息を立てる若者の股間に顔を埋めてしまっていた。 そんな景子の心配は、彼の雄根を自らの手で女陰に受け入れ尻をうねらせる事で、 たちまちの内に霧散した。ただ奥深くに入って来ただけなのに、このめくるめく様 な快美はいったい何なのだ? 昨夜一晩で急速に開花した美人妻の肉壷は、長大な 雄根を精一杯に締め付けるが、鋼の硬度を誇る若い逸物はビクともしない。一瞬で 魂を天空高くにまで飛ばした景子は、改めて自分が昨夜、幻の淫夢の見たわけでは 無いことを思い知る。 朝日がカーテンの隙間を通り床に一筋の光りの線を描く寝室で、景子はしばらく無 我の境地を彷徨た後に、ようやく己を取り戻す。蜜壷を余す所無く占拠した肉の凶 器から生まれる快美に幻惑されながらも、牝の本能に従った美人妻は、彼の胸板に 両手を付いて体勢を整えてから、おもむろに尻をうねらせ始めた。
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