その10

 

 

 

 

「ねえ、これ、ちょうだい。いいででしょ? ヨシヒロ」

彼に異存があるわけは無く、二人は抱き合ったまま縺れ合う様にベッドの上に

転がった。遮光カーテンにより昼日中の日の光は遮られているが、ベッドサイ

ドのスタンドの仄かな明かりのおかげで女教師の白く艶かしい裸身の美しさは

損なわれてはいない。

彼女の股間に取り付いた少年は腹ばいに成り顔を憧れの女教師の股ぐらに押し

付けた。肌を合わすのも二度目となれば若干ながら芳弘にも余裕が生まれる。

彼は両手に指先を使って慎重に女教師の恥毛の下の肉の襞を左右に寛げて、ま

だ初々しいピンク色を保っている濡れた膣の粘膜を露にした。

その刺激のせいか? それまでは少し湿っただけに見えた秘所からは生々しい

淫汁が溢れ出し、ピンク色の陰唇が瞬く間に濡れて光り始めたのだ。シーツの

上まで滴り落ちるほどに湧き出たラブジュースに興奮した少年は、なんの警告

もなくいきなり顔を彼女の股間に押し付けると、舌をめいっぱいにうねらせて

蜜壷の中を舐め回す。

「きゃぁぁぁぁ、ああ、すごい、いい、いいの、そこ… あっ、あくぅぅ… 」

少し刺激が強すぎたのか? 智代はきゅっと眉を顰めながら純白のシーツの上

で背中を反らした。しかし、少年の頭をしっかりと両手で掴みながらも、けし

て押し戻すような不粋なまねには及ばない。それどころか、この快感を一時で

も長く味わいたいとばかりに、少年の頭を太股で挟み込み捉まえて離さない。

憧れの女教師の媚態に気を良くした芳弘の舌の先がクリトリスを突いたときに

は、彼女は大人の女の恥じらいも忘れて鋭い悲鳴を寝室に響かせた。

 

「きゃぁぁぁぁぁぁ… 」

教室では凛とした態度を崩さぬ憧れの女教師の牝を感じさせる媚びた悲鳴を耳

にして、芳弘も激しい昂奮に胸を踊らせながら懸命に舌先を使って彼女の快楽

の源とも言える陰核を舐りまわす。また、そこばかり責めていては飽きがくる

と推察した少年は、一転して舌先の標的を洪水状態の肉壷に変えると、愛液で

滑る膣粘膜を丹念に舐め回した。鼻の頭を濡らす淫水は止まる所を知らぬよう

に滲み続け、そこから香る牝の淫臭に気を昂らせた少年は一心不乱に憧れの美

人教師の蜜壷を舌を使って撹拌し続けた。

「あふぅ、もう、駄目、ねえ、おねがい、私にもおしゃぶりさせて」

一方的に責められてはたまらないと、智代は教え子に向かって教師にあるまじ

き言葉を投げかけた。

「えっ? なにをしゃぶりたいのですか? 先生? 」

分かっていながらとぼける教え子に、媚びを含んだ笑みを浮かべながら智代が

睨んだ。

「うん、もう… わかっているでしょ? 」

「はい、でも先生からちゃんと言って欲しいんです」

溢れ出た愛液で口の廻りをヌラヌラと光らせる少年の願いが可笑しくて、智代

は満面の笑みで応えた。

「わかったわ。ねえ、ヨシヒロ、先生にもヨシヒロのおちんちんを、おしゃぶ

 りさせてちょうだい」

「はい、わかりました、先生」

 

智代の口からおちんちんと言う単語が漏れたことに満足した少年は、身を起こ

すと躯を180度回転させて美貌の女教師の顔を跨いだ。下になった智代も位

置を合わせて顔の前に突き付けられた勃起を手で捕まえると、そのまま自分の

口元に導いた。しゃぶりついた肉棒の熱さに感化されたのか? それとも股間

を散々に舐め回され喘がされた仕返しのつもりなのか? 彼女は頬を窄めて少

年の一物を強烈に吸い上げる。

「くぅぅぅ、先生、そんなにしたら… くわぁぁぁぁ… 」

あっと言う間に主導権を持って行かれた芳弘は、負けじと女教師の股間にむし

ゃぶ付き、再び攻撃の鉾先を彼女のクリトリスに集中する。二人は互いに相手

の性器を口で愛撫する行為に没頭したから、女教師の自宅の寝室には獣が水を

飲む時のようなピチャピチャと言う粘着質の音が響き、時折、どちらともなく

顔を背けて感に耐えぬ風情で熱い吐息を漏らしていた。

 

「せっ、先生、もう、入れたい、いいでしょう? もう、僕… 」

先にねを上げたのは経験の乏しい少年の方だった。

「ええ、いいわよ、私も、もう、欲しくてたまらないの」

菩薩を思わせる笑みを浮かべた智代の言葉に有頂天になった少年は、再び彼女

の股間に身を挟むと、女教師の唾液で十分に濡れた肉棒の先端を蜜壷に押し当

てる。まだ二度目と言うことを思い計ってか? 少し腰を持ち上げて股を開い

た女教師の配慮に気付くこと無く、芳弘は己の野性の趣くままに憧れの女教師

の肉壷を一気に貫き、そのまま強引に彼女の中に割り行った。

「あひぃぃぃぃ… すごい、すごいわ、ヨシヒロ… ああ、感じる」

熱く潤おう蜜壷の中を突き進み、己の男根を根元まで沈めた少年は、自分が貫

いたことで喘ぎ背中を反らせる美貌の女教師の嬌声を耳にして、心地よい陶酔

感に酔いしれる。本来であれば、このまま一気に力強い律動に持ち込み、存分

に彼女の嬌声を部屋に響かせたいところではあるが、憧れの美人教師と交わる

昂奮と快楽は彼を早くも追い詰めていた。

勃起した肉棒を包み込む熱い柔肉の感触の心地よさに、じっとしていても暴発

の危機を感じた若者は、このまますぐに噴いてしまいたいと言う自分勝手な欲

求を押し殺すために、貫いた美人教師にしがみつき欲情の暴風が通り過ぎるの

を待っていた。

一方、少年の激しい責めに翻弄され続けた女教師にとっても、このひとときの

休憩は貴重だったらしく、蜜壷に肉棒を呑み込んだまま、彼女にしがみつき動

かぬ少年を抱き締め、汗に濡れた髪の毛を優しく撫でていた。ほんの僅かなイ

ンターバルだが、ようやく落ち着きを取り戻した芳弘は自分のペースを保ちな

がら静かに律動に取りかかる。

「あっ、あくぅぅ… 」

熟し爛れた蜜壷を抉られて、智代は熱い吐息をまき散らす。すっかりと自信を

もった若者は、躯の下で白蛇のように艶かしく身をくねらせ嬌声を漏らす憧れ

の女教師の媚態に心を震わせながら徐々に律動のペースを上げて行く。また、

経験の足りぬ中でも思案したらしく、その腰使いはけして単調ではなく、蜜壷

を蹂躙するストロークも浅く抉ったり深々と貫く工夫が見て取れた。

 

「ああ、感じる、いいわ、そこ、きゃぁぁ… 」

静粛な教室で授業に臨むときには毅然とした態度を崩すことの無い憧れの女教

師をかき抱き、胸の中で悶え喘がせる昂奮は芳弘の頭の中を真っ白にするには

十分だ。こうなると、もう理性などは何処かに雲隠れしてしまい、彼は崩壊の

時に向かって突っ走って行く。

「ああ、もう、イク、イクわ、いくぅぅぅ… 」

女教師の断末魔の悲鳴を心地よく耳にしながら、芳弘も堪え切れずスパートに

至り、ついには獣の様に唸りながら彼女の肉壷の中に蒼く若々しい精を噴き上

げた。

「あぁぁぁぁぁぁ… 」

教え子のザーメンで膣を満たされる感触に酔い痴れて、智代は何度も細かい痙

攣を繰り返しながら絶頂に至った。

 

 

 

 


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