その4

 

 

 「うふふ、まあ、すごい、どんどん大きくなるのね? 面白い… 」

調子に乗った芳美は、ひとしきり若者の一物をしごいたあと、今度は大胆にも顔を寄

せて口を開き、亀頭をすっぽりと含んで見せた。

(うわぁぁぁ、芳美先輩がフェラチオしてくれている。これって、本当に現実なのか

 ? もしも夢ならば夢でもいいから、もう少し覚めないで欲しい)

若者の願いを知る由もない美女は、口の中で時折震える陰茎を面白そうに舐め回す。

(うふふ、こんな味がするんだ。それに、この臭い… とっても臭いけれど、嫌じゃ

 ないから不思議だわ。なんでだろう? )

父親秘蔵のアダルトDVDを盗み見て勉強を重ねて来た芳美は、なるべく下品な音を

立てながら、口の中の含んだ肉棒を舐め廻す。一旦、吐き出して、舌の先を使って鈴

口を舐めて先走りの汁の味を知り、一転して、咳き込まぬ程度に肉棒を呑み込み、唇

を強く窄めて顔を前後させる。

 

初めて男性器を口にしたことから要領が分からず、唇の端からは唾液が溢れて滴り落

ちる。彼女の舌使いに合わせるように、下腹部を露出した若者がビクビクと躯を震わ

せるのが面白い芳美は、まだピンク色を保った初々しい男根全体に唾液を擦り付けた

り、傘を張り出すカリの裏側を舌を使って舐ったかと思えば、ふいに肉棒を根元まで

呑み込み頬を窄めて強烈な吸い上げを見せたりもした。

「あう、先輩、もう、僕… 」

苦し気な声を絞り出す若者の言葉を耳にした芳美は笑顔のままで、口に含んでいた一

物を吐き出す。

「いいわよ、無理しなくても。このまま出してしまいなさい、ちゃんと呑んで上げる

 から… 」

呑んで上げると言った時に、彼女は言葉では言い表わすことの出来ない興奮に捕われ

て股間が猛烈に疼き淫らな汁が溢れ出た。芳美はたまらなくなって、再び洋一の股間

にむしゃぶり付く。

「ごっ! 御免なさい! もう、駄目だぁぁ… 」

口の中の肉棒が大きく膨れ上がったと思った次の瞬間、生臭い白濁した欲情粘液が彼

女の咽に飛沫を叩き付けた。

 

(これって、射精よね! ああ、洋一クンのザーメンだ! )

生徒会の会合の時に、ふと目が合ったりすると、真っ赤に成って俯いてしまう内気な

書記の男の子の子種汁を啜り上げていると思うと、芳美は気が遠く成るなるような興

奮で胸を高鳴らせた。若さに似合った濃くて臭いのきつい白濁汁を、彼女は咽を鳴ら

して最後の一滴まで零すことなく飲み干した。

「ふぅ〜、いっぱい出したね、どう? 少しは落ち着いたかしら? 」

唇の端にこびりついたザーメンの残滓を右手の甲で拭いながら、芳美は淫蕩な笑みを

浮かべた。一方、犯すべからざる尊敬すべき先輩の口に、あろうことか精液を注いで

しまった若者は、あまりの心地よせに酔いしれるとともに畏れ多く、なんと答えてよ

いのか分からない。

「あっ、あの、御免なさい、僕、我慢できなくて… 」

「いいのよ、私が呑むって決めたんだもの」

好奇心から飲精をかって出た美女は、銀縁の眼鏡の奥の瞳を輝かせた。彼女は立ち上

がるとスカートを脱ぎ、ついでピンク色のショーツも脱いでしまう。

「本当は裸で抱き合いたいけれど、それは、また今度のお楽しみってコトで、ねえ、

 今度は君の番だよ、洋一くん」

資材置き場の隅には、作業員の休憩用に四畳半の畳の間もあるから、下半身を露出し

た美女は率先して畳の上に寝転がる。

 

「きて、洋一くん」

一度、放出を済ませたと言っても、思春期の若者の性欲が、そんなことくらいで削が

れるはずはなく、洋一は足元にまとわりつくズボンやトランクスを靴ごと蹴り飛ばし

て、勇んで芳美の元に馳せ参じた。

「洋一くんのオチンチンをしゃぶらせてもらって、すごく濡れちゃったから、もう、

 そのまま入れてくれていいよ」

彼女の言葉に間違いは無く、両膝を立てて大きく開かれた股の付け根の肉壷はからは

愛液が溢れ出ていて、蛍光灯の明かりを反射してキラキラと輝いて見えた。まったく

セックスの経験の無い若者にとって、それは鼻血を噴くのを心配しなければ成らぬほ

どに刺激的な光景だったから、洋一は己の心の中の獣心が趣くままに彼女に迫り、開

かれた両脚の間に身を押し進めた。

「ここよ、わかるでしょ? あっ… うん、そこ、そのまま… きゃぁぁぁぁぁ… 」

溢れて畳にまで滴り落ちていた淫汁の滑りの助けもあり、挿入の最初は問題はなかっ

た。しかし、亀頭をもぐり込ませたところで行き止まり感があったので、洋一は戸惑

いを隠せない。

(ここまでしか、入らないものなのかなぁ? )

彼とて、この情報化社会においてネットを通じてAVを見たこともあったから、まだ

先端部分しか入っていないのに、もうここで行き止まりだと言われても違和感は強い

。そんな洋一の困惑は、彼女の一言で救われる。

 

「もっと… 大丈夫だから、そのまま、もっと奥まで、いれて… 」

「あっ、はい、芳美先輩、わかりました」

洋一は彼女の細い腰を両手で捕まえると、力を込めて腰を前に押し進めた。

「あくぅぅぅぅぅぅぅ… あっ… はぁぁぁぁぁぁぁ… 」

強い抵抗感はあるが、それでも興奮で鋼と化した若者の肉棒は、ついに芳美の蜜壷の

中に根元まで押し込まれた。

(くぅぅ、なんて気持ちいいんだ! フェラチオも凄かったけれど、セックスだって

 凄いや)

男根への四方八方から心地よい締め付けを感じて、洋一は我を忘れて盛んに腰を振り

立てる。最初は顔を顰めて下唇を噛み締めていた芳美も、やがて頬を桜色に染めて恍

惚とした表情を浮かべる様になる。しばらくの間、無言でひとつ年上の美女を突き捲

った若者は、再び射精の兆しを感じて、低く小さな唸り声を漏らす。

「よっ… 芳美先輩、僕、もう… 」

「いいわよ、イッて! 中で大丈夫な日だから、思いっきり、出してぇぇ… 」

鮮烈な締め付けを見せる女陰の魔力に魅入られて、洋一は2度目の射精の時を迎えた。

「ひぃぃぃ… 」

膣内で精液が爆ぜるのを感じた芳美は、床の畳を爪で掻き毟しながら若者の精を受け止

めた。

 

 

行為を終えて興奮が引き潮のように去って行くと、洋一は自分の股間が血塗れに成って

いたことに大層驚いた。

「あっ、あの、これ… 」

「あら、汚してしまったわね、御免なさい」

気が付けば彼女の太股の内側にも濁った血がべっとりとこびり着いているではないか。

彼は慌てて立ち上がり、道具倉庫の片隅に置かれたシンクに走り、シャツの胸ポケット

から取り出したハンカチを水で濡らす。再び彼女の元に急ぎ足で戻った洋一は、おずお

ずと濡れたハンカチを芳美の前に差し出した。

「ありがとう、でも… ねえ、あなたが拭いて汚れを落としてちょうだい」

「えっ! 僕がですか? はい、わかりました」

身を起こして両脚を立て股を開いたままの美女の股間に手を伸ばすと、彼は濡れたハン

カチで、丁寧に彼女の太股や女陰の出血の残滓をぬぐい去る。

「あん… 」

「あっ! す、すみません」

わざとでは無いが、ハンカチの端が陰核に触れた事が芳美を喘がせ震わせたから、洋一

は慌てて手を引っ込めた。

「ねえ、私、どうだった? 」

「あの、凄く良かったです、芳美先輩」

とても目を合わせることが出来なくて、洋一は顔を真っ赤にしながら俯いた。

「ねえ、私を女にした気分はどうかしら? あなたのオチンチンが、私を女の子から女

 にしたのよ」

処女だった記しの出血の跡を洋一に清めさせた彼女は、小悪魔を思わせる笑みを浮かべ

て彼を見つめた。

「いや、あの、その… 」

ドギマギして言葉に成らぬ若者の狼狽を嬉しそうに眺めた芳美は、目の前で顔を伏せる

洋一を強引に引き寄せ彼の頬にキスをした。

「よろしくね、洋一、もう私はあなたの女なんだから」

とんでも無い台詞を耳もとで囁かれた若者は、その場で固まったまま息をするのも忘れ

て芳美を見つめた。

 

 

 

憧れた女は生徒会長様  1話 END

 

 

 


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